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【テクニック編】自宅でできるサーフィングの基本動作の反復練習_(1868文字)

 

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今朝はとてもきれいな朝日

(私のインスタグラム nakisurf を参照)

を見てから原稿書きをして、それからデザインをしていた。

 

2016_nakisurf_Navajo_Drop_logo

こんなのが完成して、

飲むコーヒーのおいしいこと。

IMG_8819

少し昨日の続きとなるが、

完璧にパイプラインやものすごい波を乗るサーファーたちを見ていて、

「才能」とは何なのかと、しばし考えていた。

才能とはときに「生来の能力」と混同される。

「天才」とかもそうだろう。

「才能があるからあの波をあんな風に乗れる」

または、

「天才だから」

そんな言葉で片付けがちだが、

実際にブルース・アイアンズやケリー・スレーターは、

いったい何本の波に今まで乗ってきたのだろうか?

あの位のサイズに何回乗ったのか?

パイプラインで何本乗ったのか?

そう考えると、

才能とは、「長く続けること」

または「たくさんの練習をすること」だと確信した。

音楽の話だが、

以前にあるバンドと帯同して、全国ツアーを廻ったことがある。

そのときに

「昼間からたくさん練習して、ようやく夜になって本番が来る」

という事実を知った。

毎日毎日、移動先で、違うステージで、

寝不足でも疲れていても。

そのとき、プロフェッショナルとは、

こういうこと、

つまり反復練習をずっと続けられる人なのだと学んだ。

野球選手にしてもそうだろう。

例えばイチローさんは、

「今まで何億回バットを振ったのだろうか?」

それと同じで、

ケリー・スレーターやジェイミー・オブライエンは、

「今まで何本波に乗ったのだろうか?」

そんなことを考えていた。

私もかなりの波に乗ってきたが、

ケリー・スレーターたちと比べると、

1/1000くらいだろうか。

(これは波の数ではなく、波の質を含めた数字としています)

そこで、それにはかなわないので、

波乗りに自分なりのアレンジメントを加えていくと、

それなりにはなるということを知った

アレンジメントというのは、

ボードのサイズやデザインだったり、

フィンの形や数、さらには自分の体の動かし方。

ここで大事なのは独創性。

ただ、

基本ができていない人が独創性を追い求めてしまうと、

変な波乗りになってしまう。

変、というのは、波に乗ることができていない、

かなり滑稽(こっけい)。

そんなことも含める。

どんな世界でもそうだろうが、

基本があり、

その基本を身に付けてからのアレンジメントをお勧めする。

遠回りに感じるが、実際にはこちらの方が近道です。

サーフィングには、パドリング、テイクオフ、ターンと、

動作だけをとってもさまざまな基本があるが、

今日はターンの基本をお伝えします。

まず概念としては、サーフボードは水に浮いているものです。

それを左右どちらかに傾けると、その方向に曲がっていく。

そのボードの中央を傾けるのか、

テイル(後方)なのか、またはノーズ側なのか。

位置によってターンの性質が変わる。

そして強弱。

強く長いものか。

弱く短いものか。

サーフィングをする人ならわかるが、

この組み合わせは無限で、

そしてそれぞれが全く違うものになっていく。

【乗り方の基本練習の仕方】

1.

まずは左右同様に、

同じ強さでサーフボードを傾けられるようにする。

この練習は簡単で、しかも海でなくてもできます。

今、そこでターンの真似をしてみてください。

きちんと体を傾け、

例えば50%で傾けて、それを3秒間。

胸側、そして反対側の背中側。

5〜10回反復してください。

 

2.

その1の動作を今度は弱く、

25%くらいで、

今度は長く、例えば10秒間実行してみてください。

反対側も。

5〜10回反復してください。

 

3.その1の動作を強く、

100%傾け、それを1秒間。

胸側、そして反対側の背中側。

5〜10回反復してください。

 

4.最後に、

その動作を複合で、何%でもいいです。

さらには長く、大きい波に乗ったと想像して、

全ての動作で波に乗るように

5〜10回反復してください。

膝は内側に、

しかも後足側を大きく曲げるように。

これはインサイドスタンスといって、

横乗りの、バランスの理念にかなったものです。

鏡、または窓に自分を映すとスタイルのチェックができます。

スタイルで大事なのは、

進行方向の肩先と目線がノーズと一緒にあることで、

これはどのグレイトサーファーを見てもおわかりですが、

なぜだか全員このようになっています。

それで練習してみてください。

違う明日があり、

全く違う来年があります。

それではすばらしい週末をお迎えください。

今日もNAKISURFにお越しくださってありがとうございました。

Have a wondeful Weekend!!


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