サンオノフレのフォードアーズ。
このサンオノフレは大きく分けて4つのブレイクがあり、
そのひとつであります。
もっと昔はThePoint(岬)とオールドマンズしかなかったので、
このフォードアーズは比較的新しいブレイクであります。
もうひとつはドッグパッチという最南のピークで、
これはSUP専用として追加された経緯がある。
なので、
普通のブレイクはSUPでサーフするのは禁止されている。
その見解は、SUPはオールがあるので、船舶という認識で、
もっと言うと、元々は普通の波乗りと混合したのだが、
SUPが波に乗りすぎて大問題となり、
すぐに新しい条例ができたという経緯がある。
日本もロングボードブームの際は、
こんなことになって、
いまだにその影を引き継いで、
「ロング禁止」となっているブレイクも多い。
さて、私も含めてみんな知らなかったのだが、
西うねりのときはこのフォードアーズのレフト(日本で言うグーフィー)が出現し、
それらがバレルになるほど良くなっている。
上の画像は、
サーフ歴50年ということで、
古代からのサーファーと認識されているジョー。
彼やアロハ・スコッティから教わることは多い。
そして若い世代もここに集う。
旧い車、旧いサーフボード風デザイン。
さらには服、ヘアカット、ギター、ステッカー、
ラジカセにかける音楽までと小物にまでこだわった新世代。
海に目をやると、
朝焼けに羽を乾かす鳥がいて、
私たちが体をメンテナンスするように、
自然の生きものもこうして「体に良いこと」をしている。
そのレフトにフェイドさせているのはブライアン・ミラー。
私の大切な友人で、
精神的にかなり助けられている。
いつかの日に「救済(SALVATION)」というものを書いたが、
これは彼が私にしてくれたことでもあります。
その若い世代を代表するアンディ・ニエブレス。
「古着屋で見つけマシタ」という真性レトロシャツがまぶしい。
私は、彼のことを猫にかけてニャーブレスと呼んでいるが、
彼の波乗りはどこまでも天才的で、
ときに「間違いなく地球で一番」という宇宙的な滑走を見せる。
ここの仲間たちは、
みんなそのニャーブレスの真理を知っているので、
彼のことをアインシュタインか宇宙人だと思ってお付き合いしている。
彼から昔のピンテイルを借りたのも今は昔で、
こうなってくると、
あの話でさえも文学的要素を帯びてくる。
こんなことも彼の不思議なところだろう。
さて、ひさしぶりに自分の写真を撮ってもらった。
Photo by Brian Miller
途中のセクションに彼がいたので、
その横を通り過ぎる愉楽。
乗っていてもパドリングでも友人のそばを通り抜けるのはいつも楽しい。
先日のインスピレーション展の写真が出てきたので、
ここに置いておきます。
ブライアン・ベントは私と同じ歳。
とにかく奇天烈系のアーティストで、
好きなことに対するたっぷりの才能、
どこまでも優しい人間性は、
前出のブライアン・ミラーと同じ特S級。
エキセントリックな生き方をしているのだけど、
彼の最近は困難に遭遇している。
私の言う救済みたいなことも彼には痛いほどわかるだろう。
「50歳頃になると、色々なことが起きるよ」
内外の先輩たちにそう教わってきたが、
まさしくそのもので、こうなってくると、
人生にも立春とか、冬至という節季があるのでしょうね。
ここまで来ると、
何か深い話がしたくなったけど、
その流れを反らすように、
ぬるくなったコーヒーをゴクリと飲むと、
明日の波のことが気になった。
ブイ情報を見ると、当分波は小さそうだった。
よしよし、書き仕事に集中しよう。
「紅茶の物語」12800字脱稿。
「Blue」特集(奄美)
「Blue」巻頭コラム
「NALU」特集
「コトバ」某出版社
こんな原稿の予定がカレンダーには書き込まれている。
文字を紡ぐ週となりそうです。
それではまた明日ここで!
Have a super wonderful day to you!!
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