Tyler Warren
満潮になるにつれ、
それは美しい夕陽となり、
闇が降りてくる前に、
陽色をまとった月が浮かんだ。
秋の名月。
美しい月夜に我何想う。
Photo by Brian Miller
ミラーがすばらしい作品を撮っていた。
これは最近見た中でもトップクラスに入ることは間違いがない。
さて、昨日。
サンオノフレ・サーフカンパニーという古来ブランドがあり、
世の中のオルタナティヴサーフ、
そしてハッピーサーファーブームがその人気に火を点けている。
そこで、
『ボード・トレードミート』
つまり売買市をするというので見に行ってきた。
およそ1950年代から1990年代の逸品も、
そして眠るお宝も、
さらにはガレージの隅にあったボードもしっかりと磨かれて置いていく。
外は、サンオノフレ・サーフカンパニーの”親友&相棒(Compadre)”。
そんな名前のライダーたちと、
その友人たちが集まって、
メキシコに2泊のロードトリップに出る計画をしている。
来場者全員にピーツ・コーヒー(4種)と、
クラシックなドーナッツ、ベーグル8種、クリームチーズ、
フルーツ盛、コーヒーリキュール、モデロ・ビール、
オレンジジュース、ボトルウオーターなどが無料で提供され、
名門ブランドの違いを知らしめていた。
ステッカーもピン(バッジ)も来場者に提供し、
スケートパークも、
サーファーズジャーナル誌もたっぷりとあり、
カボチャが今の季節を表現している。
ハロウィン
感謝祭
そんな大きなイベントがやってきます。
さっきも出てきた親友&相棒(コンパドレ)長のアンディ・ニエブレス。
後ろはワイリー・アーチボルド。
ご察しの通り、マット・アーチボルドは彼の叔父で、
とするとフォードは従兄弟。
ワイリーもまたアーチボルド家の若者らしくアクティブ。
サンオノフレ・サーフカンパニー主宰のジョーイが、
ホワイトオペイク、ほぼミントの1971年製シングルフィンを持ってきた。
シェイパーの記名がなかったが、
古いサーフボードにやたらと詳しいジョーイが、
「Patterson brothers, Robert, Raymond, and Ronaldの誰かだろうね」
そう言って、
ティミーの父たち、
つまり三兄弟の名前を口にすると、
マケイラも「私もそう思う」
そう言ってボードを置いていた。
こうして45年も前のサーフボードが新品同様に現存しているのは、
やはり大きな家、ガレージ文化があるからだろう。
突然全員がメキシコに行くこととなり、
このアイスコールドのモデロビールは、
アンディ・ニエブレスの車内に内包され、
そして全てこれらはメキシコの夕陽と共に消費されるのであろう。
そのアンディのバン内部。
この下にはサーフボードや遊び道具がたっぷり。
こんな出発風景でした。
Have a great trip compadres!!!
□
お待たせしました。
13番はクリスチャン・フレッチャー。
魔界皇帝であります。
世の中には昼も夜もある、
そういうことで、
とすると彼は闇の帝王ということになる。
なるほど、
ナイトサーフィングを好むのは、
そういうことであったようだ。
ちなみにこのカード図版となった作品は私が撮ったもので、
この日も夜だった。
◎