新品・中古サーフボード販売、カスタムオーダー、ウェットスーツ、サーフィン用品など。NAKISURFは、プロサーファー、フォトグラファー、サーフライターで知られるNAKIのコンセプトサーフショップです。

naki's blog

【ちょっぴりテクニック編の特大号】バレル波へのテイクオフで、β-エンドルフィン放出_ブレイクの棲み分けの提案_(再)ショールーム移転します_(3000文字)

 

Photo by Brian Miller

波乗りを始めて33年。

ほぼ毎日波に乗る、または波乗りのことを考えてきた。

このブログの読者や各誌コラムの読者ならご存じの通り、

最近はユル波でサーフすることで加齢した自身を帰結させようとしていた。

で、なぜか親友以上のサーフバディが現れて、

激列に切り立つ波でサーフすることを再開した。

私は年齢を重ねることで、無人至上主義というか、

空いているところを求めて、サーフすることを好むようになった。

ーー例えば昨日の千葉北はーー

テトラポッドに囲まれた内側でサーフしていた。

で、その切り立つ波も無人だからといって、

満潮のブレイク(グラブルズ、モナーク)に干潮のときに、

または干潮のみのブレイク(ロッキーショア)に満潮時に向かっていた。

こうすることで完全無人になるが、

ほぼテイクオフできないほどの波壁となって、

やれパイプラインマスターズだとか、

バックドアのアンディ・アイアンズのアタックだと置きかえてサーフしていた。

で、この冬にして、

33年目でわかったことがあって、

それは、

「波壁にサーフボードを食い込ませて、ドロップの速度を調節する」

ということ。

こうすることによって、

速すぎて飛ばされてしまう、

振り落とされてしまうことがなくなった。

とすると、

ジェダイマスターのジェイミー・オブライエンも、

そしてウナクネ新皇帝のジョンジョン・フローレンスも同様のことをしている。

今までそんなこと(激烈テイクオフの仕組み)は知っていたが、

実際に自発的にコントロールしてみると、

それは違う側面でゆるやかに迫ってくるのであった。

が、しかしこういう激烈波になるということは、

波が急深から浅い海底に乗り上げてバレルになるのは不変なので、

実際には生死に関わるほどの恐怖を感じる。

だが、これまでの経験があるので、

これまでのところは無事に全てのセッションを通過してきた。

こういうスーパーセッションを終えてウエットスーツを脱ぐと、

そこでたいていは放心してしまう。

たぶん、プチ飛行機事故みたいなものを通過してきているからか、

脳内麻薬であるβ-エンドルフィン(beta-endorphin)が放出されているのだろうが、

いわゆるランナーズハイよりもさらに強烈に感じられる。

で、すばらしいセッションだったと帰結して、

それからの時間がしばらくピカピカに輝いていく。

もしかすると、このことを研究することによって、

サーフィング、

つまり波に乗ることは、

「とても体に良いですぞ」

という健康ブームがやってくるのかもしれない。

巷はオリンピック一色で、

「サーフィンブームがやってくる」

そうささやかれているが、

結局はコンペティション寄りなので、

ブレイク周辺がより真剣になって、

選手は切磋琢磨という練習ができるが、

波のやってくる頻度と回数はオリンピックだろうが、

サーフィンブームだろうが一緒なので、

そのコンテストルールがさらに定着してしまえば、

楽しみたい人が楽しめない現象となり、

現在のように「ロングボードはこちら」

「ショートボードはここ」

そんな棲み分けよりもさらに細分化されたブレイク案内が必要なのではないだろうか?

例えば、コンテストの人たちだけのブレイク。

楽しみたい人たちのハッピーサーフプレイス。

そんなものがこれから必要になるのではないだろうか?

そんなことを感じたのであります。

本日はこれでおしまい。

これからサーフしてきます。

2年前の薄いブーツで足が冷えてしまい、

毎日サーフする千葉スタッフハギウダに相談すると、

「サーフ8の日本製が最高です。完成度だったら世界イチなのではないでしょうか!」

と言うので、サーフ8さんに

グローブ

5mmブーツ

キャップを注文すると、

翌日(昨日)届いたので、今日のセッションは温かくなりそうです。

波もすっかりと下がり、杉本寅さん夫妻が来られるので、

フィンレスでユルサーフして、

β-エンドルフィンを少量放出してこようかと思っております。

(フィンレスはとても不安定なので、

膝波でもピークでは怖いほどのスリルがあるんですよ)

で、2時間後に戻ってきましたら千葉NAKISURFショールームで移転セールと、

フリーマーケットをやります。

こちらはスタッフたちが10時に開店し、

私は正午過ぎよりおりますので、ぜひお寄りください。

2017年版カレンダーもございますし、

私の展示作品や雑誌の新品バックナンバー、

12冊で1000円!

FCSやFUTUREの新品コンポジットフィン1枚1000円(組み合わせは自由です)

ボードバッグやデモボード放出しておりますので、

サーフよろず相談、またはただSay hiしにきてください。

移転についてのお問い合わせが多いので、

ここにもう一度しておきますね。

どうぞよろしくお願いします。

【大切なお知らせ】

NAKISURFショールーム千葉が今月25日より移転します。

そして私たちは年末に引っ越しまして、来年1月5日より新しい事務所となります。

新事務所は現在のNAKISURFから海側に850m行った場所で、

こちらはオフィス兼、

アポイントメント制のショールーム&波乗り相談所となります。

移転する理由は、

1.円安基調が続きそうなので、ダウンサイジングして価格維持を目指す

2.現在の建物の老朽化(前回、8月のライオン台風で2階西側に被害が)

3.弊社フロント児玉ヤスが故郷の宮崎に帰ってしまうこと

4.ここは基本倉庫状態なので、低温、夏は高温の勤務環境改善

5.フレキシブル制を採用したく、とするとショールームの営業時間が足かせとなる

アポイントメント制とした理由は、

スタッフたちが好きな時間にサーフできるようにしたり、

またはゲストをアテンドしたりできるようにしました。

まだ社会的に少し早すぎるのかもしれませんが、

完全フレックス制の就業時間としまして、

私のように朝4時に始業して、途中サーフ、

また仕事に戻るというスタイルだったり、

またはサーフ後深夜までメール仕事をこなしたり、

それぞれのライフスタイルに沿うように模索していきます。

楽しくそれぞれの仕事をこなすスタッフは、

ハッピーサーフィングを心から伝えられそうですし、

何よりもそんな思想で、働く人、

そして何よりもサービスを得る人たちの楽しさを支えられたらと思うのです。

ということで、今週末、来週末は、

NAKISURF千葉ショールームで引っ越しセールをします。

スケールダウンに伴う什器、棚、USA製品の数々、

在庫サーフボード群、私の写真作品、アート作品、

サーフボードラック、フィン群、雑誌、小物、DVD、ステッカー、

中古ウエット、サーフ用品、中古自転車、ボードケース、

ネコくんマスコット、ポスター各種、バナー、ソファ、椅子、デスク、

はたまた業界販促品の数々までを驚き価格で即売いたします。

千葉県長生郡一宮町一ノ宮2777-2

TEL 0475-47-2619

お電話受付時間:10:00~18:30(月曜以外)

【この週末のショールーム&フリーマーケット営業時間】

10:00~18:00です!

それでは、お時間がよろしければ、

ぜひこちら千葉ショールームにお越しください。

私はもちろん、スタッフ一同でお待ちしております。

誕生11年目の新生NAKISURFにどうぞご期待ください。

それでは明日またここで!

Beautiful Sunday!!


Comments are closed.