新品・中古サーフボード販売、カスタムオーダー、ウェットスーツ、サーフィン用品など。NAKISURFは、プロサーファー、フォトグラファー、サーフライターで知られるNAKIのコンセプトサーフショップです。

naki's blog

移転セールにありがとうございました!_木村拓哉さんとNALU誌編集長_しょう寅さんによるフィンレス口上『上総国玉前神社奉納編』_(3100文字)

NAKISURFショールーム移転セールが開始され、

開店から閉店まで、

それはたくさんの方にお越しいただきました。

この場をお借りしまして、深く御礼させていただきます。

ありがとうございました。

今週の金曜日よりファイナルセールをいたしますので、

そのときにまたお会いできたらと思います。

波が良いといいですね!

カリフォルニアでご一緒した髙島さんと稲本さんチーム。

アート作品にご興味を持っていただき、

本当にありがとうございました。

木村拓哉さんの連載が始まり、

あっという間に完売してしまったNALU誌。

その立役者というか、大編集長の寺内さんが、

私コラムの掲載号を直々に持ってきてくださいました。

「重版出来(じゅうはんしゅったい)ですか?」

飛行機内で見たTVドラマではないが、

200万部超えの大ヒットとなっていただきたい。

そんな気持ちを込めての質問でした。

さて、その木村さんの内容ですが、

それぞれの言葉もすばらしいし、

「ウナクネ総理の川井幹雄さんが、いちサーファーである木村さんを導く」

そんなすてきな誌面でした。

真のサーフィンブームが来たらいいですね!

ランチは駅前のタカラで。

サシミ定食梅。

これで500円。

驚きのローカル価格。

和食天国!

「生まれてはじめてのカスタムオーダーです」

そんな初ボードが、

タイラー・ウォーレン②というのは縁ですね!

NATION工場で話題になっていたランボルギーニ。

昨日はその納品式でもありました。

中学三年生の息子さんと、ノアが重なるということで、

このアート作品が目に止まり、そのマインドを作品と共にお分けしました。

イーグルスではないが、閉店際にやってきたタカさん。

私シェイプのツインに興味津々。

NAKISURFのSeea担当のあすか。

昨日はおふたりで、

それはそれはかわいいレアちゃんがやってきました。

満三ヶ月のすくすくガールです。

週末ボード三種乗り_弊社あすかがフォードアーズに!_JOBとアレックス・ノストたちの本日_(1400文字)

このおふたり、

昨年は、

サンクレメンテにご夫婦でやってきてハッピーサーフされていたリンクが上に。

さて、昨日の朝はしょうちゃんこと、杉本寅さん夫妻、

ウナクネ正木さんたちと合同でフィンレス体験会を近所ブレイクで突然開催となった。

フィンレスマニア+偶然TWボードのフィンをお忘れになったという、

NAKISURFファミリーの方を加えて、総勢6名の最高な日でした。

私は自作チャンネルシングルフィンボードのシングルを外し、

サイドフィンを最小ナブスターと、

キャッチサーフの7フィートプランク(私にとってはフィンレス創始板)で、

それは楽しく、スリルある滑走を楽しみました。

あ、グローブを使いはじめました。

最初パドリングがなぜかスカスカした感覚でしたが、

「大丈夫、進んでいる」と自分に言い聞かせていると、

およそ15分くらいで突然慣れた。

で、これは暖かいと、

サーフ以外でも使いたくなったのであります。

しょうちゃんこと、杉本寅さんのフィンレス実技風景。

「ねぇねぇ、しょうちゃん、お願いがあります」

「いいですよ。なんですか?」

「しょうちゃんのさ、例の寅さんの口上が聞きたいです、

と読者からリクエストが来ているので、フィンレスに乗った感想をお願いします」

「お、うれしはずかし。そうですか。では!」

「あ、待って録音するから(iPhoneをごそごそと出す)」

ーーーーーーーーーー

えへん。(咳払い)

さあさあ、お立ちあいお立ちあい!

ご用とお急ぎでなかったら、 ゆっくりと聞いておいで。

遠出波越えウエットの内、聞かざる時には、

波の出方、善悪、黒白(あいろ)がとんと分からない。  

ボードのフィンの話だが、

ターンとなると、フィンをじっくり見ても、

これはフィンの切れ込みか、

ボードシェイプでターンするのか分からぬが道理じゃ。  

さて、手前ここに取り出したるこれなるこのボード、

東方にサーフボードの細工師は数多有りといえども西海岸にてはコール、

サンクレメンテにはライアン・イングル、

さらにはキャッチサーフのジョージ。

この人たちを入れて上手名人はござりませぬけれども、

手前のは、これこのお方、NAKIの削ったシングルフィン細工じゃ。   

本来なら肝となる中央には、大きな1枚のフィンを仕掛け、

6枚の溝、チャンネルが組み込んで、

お天道さまとお月さまの道理のようにバランスが取れるものでございます。

このフィンを大道に据え置くならば、

天の光を受け、地の湿りを吸い上げまして陰陽合体。

それをパッと外してしまうのが、フィンレスご時世ときたもんだ。

しかしこれでは波に乗ってもまっすぐ滑らず、横向き後ろ向き、

水前寺清子さんの三百六十五歩のマーチではないが、

三歩進んで、二歩さがるかのごとく、

虎の小走り虎走り、はたまた後ろへ滑り、

アーキングはまるで独楽(こま)落とし、

リンコン岬でのトレーシング、

またベンチュラハイウエィでのセイジスピン、

鳥の舞というように十二通りの芸当がござりまするけれども、

当方いかに波乗りの芸当が上手であろうとも、投げ銭や放り銭はお断り。   

手前この上総国、一ノ宮海岸の駐車場にて未熟な渡世はしているけれども、

はばかりながらの天下のサラリーマン、

みなさまがたが汗水流して稼いだ銭をいただこうとは思ってもしませぬ。   

しからば、お前、投げ銭、放り銭貰わねえで、

一体何をもって、この口上としているのかい、

何をもって、こんなことをしているのかい、

と心配なさる方があるかも知らないけれども、

これなる不思議ボードが示すがごとく、

上総国一ノ宮の守り神に、

新技奉納という今日このごろとしてとおりまするで。

さて、お立ち会い。

これより遙か海の彼方、

米国はサーフィンの都、フレッチャー王朝で古くから有名なカリフォルニア。    

「ようこそホテルカリフォルニアへ♪なんてすてきなところ ♪天井の鏡、氷に入ったピンクシャンパン♪」

(実際に日本語で歌い、そのこぶしがすばらしかった)

と鷲たち、つまりイーグルスの歌にもございますカリフォルニアは、

サンクレメンテの名波で鍛え上げられ、

その山の麓でNAKIがこしらえた6チャンネルシングルフィン、

さらにさらには、エゲレスからやってきたデイブ・ネイラー巻の逸品ですぞ、と。

 おい、しょー寅屋。

お前さん乗れねぇものを並べて、

このワックスを塗ったら効能著(いちじる)し、

なんてやるんじゃねえかと思っている方がおりますけれども、

そうではごさりませぬ。  

も一つ大切なものが残っておりまする。

ここに取り出す二枚の刃物。

ナブスターフィンをサイドに取り付けたならば、

あれ不思議、なぜか波に乗れるようになるではありませんか。

小さな刃(やいば)。

もうこれで波の中に散るしょう寅屋ではございませぬ。

ハイ。

ここに一本の波がござりまするので、

これに乗ってご覧に入れまする。

ご覧の通り種も仕掛けもござりませぬ。 

はれークルクルシュッター!

これでフィンレス界も健康促進、百花繚乱、子孫繁栄、

男度胸で、女は愛嬌、

坊さんお経で、山じゃ、鶯ホウホケキョウ。

玉前神社の天辺から真っ逆様にドカンと飛び降りたと思って、

このフィンレス世界に飛び込んでくれぃ、と来たもんだ。

膝波が百匁(もんめ)波になることは私が保証するよ。   

さあ、興味があったらフィン取っちまえ。

効能が分かったらドンドンと笑顔で波乗んな。

みんなで楽しく、これがハッピーサーフィンの極みとくらあ!

どん!!

ーーーーー

(全文)

すごい!

パチパチ!!

お後がよろしいようで。


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