この旅の元々は、
「夜桜を撮りに南伊豆へ」ということでした。
だが、行ってみるとさまざまなことが詰まっていた。
この作品は偶然というか幸運によるもの。
というのは、
折からの寒気の到来で、
強い西風が吹き、夜桜が思ったように撮れなくてあきらめていた。
良い作品のためにはISOを下げなくてはならず、
そうすると、桜の枝が揺れるので、
ブレブレの作品になってしまうのだった。
でも、撮り終えてデスクトップに作品ファイル群をアップロードし、
今朝、改めてそれらを見ると、
冒頭、つまり一枚目にこれが焼き付いていた。
“6秒”というシャッタースピードなのにシャープだったのは、
偶然6秒間も風が吹かなかったからだろうか。
伊豆では、
その強風の中、良い波を乗って、
地元のおいしいものをいただき、
自分の亡き母と、
中村のおやっさんに乾杯もして、
夢のような地にお酒を捧げてきた旅。
春のはじまり。
ここに昨日も書いたが、
アメリカ生活の大先輩Nickちゃんの邸宅に泊まらせていただくと、
ご趣味の棚に私のーードノバン作品ーーが飾られていた。
うれしいなぁ、とほっこりとしていると、
まるでこの写真の中に目があったかのようにメールがあり、
「Hey, どこにいる。電話するぞ」とあった。
ドノバンはマウイのようで、
「ちょうど今、ドノバンの写真をNórioの家で見ていたところだぞ」
そんなことを伝え、不思議なこともあるものだと、
今回の旅で28年ぶりに、
しかも不思議な場所で再会した野村さんのことだったり、
花見温泉だったりと、人生の示唆みたいなことを受けた。
そう、人生もきっと中盤以降、
きっと後半に入ってきているので、
「残り少ない日々をしっかりと楽しもう」
そんなことを感じた。
このブラインドの向こうは西湘の海。
Nickちゃんは横浜インタースタイルに、
私は藤沢8ホテルに向かった。
U-Skeさんやカラーズマガジンのヨゲさんと電話で話しつつ、
相模川を越えて、
RVCAとタイラー・ウォーレン案件で片瀬江ノ島に到着すると、
なんとなんと、鯖一郎19年目、
じゃかった正式ウナクネであるサバちゃんが現れた。
なんでも営業に向かう途中だったらしく、
友人の瀧朗くんがこのあたりでいつもランチをしているので、
「大好きな瀧朗くんはいないかなぁ〜」
そんな風に人を捜している顔が運転席から見えたのだった。
私たちは、
焚火、
そしてMackerel Surf Clubについて瞬速で話していった。
サバちゃんは、このウナTの発売を熱望されていた。
いつかきっと。
さらには近所のボウリング場カフェでカキフライランチをいただいていると、
瀧朗がクリスチャン・フレッチャーと話していて、
代わってもらうと、いつもの声が聞こえた。
これも不思議だ。
嘉子さん、一平くん。
コーヒーをいただきにいつもの鎌倉umi cafeに行くと、
今度はきんちゃんの同僚の山梨さんが、
「偶然に近所の現場なんです」とやって来られた。
「人生不思議ですね」
そんなことについてきんちゃんと話すに至った。
Photo by U-Ske/ North Hawaii
Cole BD-3 5’0″
不思議の最後は、
前出したU-Skeさんが昔に撮ってくれたソフトサンド作品が、
NALU誌の作品を検索していたら突然現れたこと。
うむむ、さまざまな示唆を得て、私は明日に踏み出していく。
ということで、これから成田空港に向かいます。
LCCで国内。
行き先は未定だが、
落ち着いたら写真を撮ってここに置きますね。
旅前半戦、ここでひとまず終了。
お世話になったみなさん、
そしてこのブログを読んでくださるみなさん、
ありがとうございました。
それではまた明日ここで!
Have a great day!!
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