春分の日。
ここ千葉、上総一ノ宮にある玉前(たまさき)神社に入る朝陽は、
神奈川県の寒川神社、富士頂上、そして竹生島、元伊勢、大山、
はては出雲大社までが1本の線でつながるのだそう。
これが列島を横切る*レイラインであるという。
(*ley line、風水、伝説、逸話、信仰、ニューエイジ。
今回の場合は春分の日における太陽線)
.
さらに春分の日は、天文学的には太陽黄経0度の日、
地球のリセット地点だとあった。
つまり元旦、元日なのです。
ということで夜明けから起きて、
今年二度目の初詣もかけてその光を撮ってきた。
その朝陽を拝み、
我に新しい生をと祈願し、参拝していく。
玉前神社(たまさきじんじゃ)のご祭神は、
『玉依姫命(タマヨリヒメノミコト)』であると、
言い伝えを書いた碑があり、
それによるとタマヨリヒメノミコトさまは、
初代天皇神武(じんむ)帝の母だと知った。
そして、10年前の八重山諸島、奄美、
さらには最近の沖縄での『龍宮』というキーワードがあった。
で、カメラを持って龍や竜を探すと、
本殿や境内、神社のあちらこちらに龍はいた。
だが、水がないと龍は地に登ってこられないはずだと感じ、
水場を探すと、
手水舎(ちょうずや・ちょうずしゃ・てみずや・てみずしゃ)に龍がいて、
手水を吐いていた。
龍の口から飛び跳ねた水があたりに取りつき、
それに朝陽を重ねてみると、
レイラインの始まりのご来光は、
ご神水を用いて、
赤、黄色、はては虹色となって視界を明滅させてきた。
いくつかの水滴に焦点を合わせてみると、
それらはひとつひとつの宇宙、そのものだった。
「わわ、これこそが新世界の訪れだ」
そう感じて顔を上げると、
そこには今までと違う世界が拡がっていた。
平成29年、皇紀二六七七年 春分の日。
(皇紀=神武天皇即位の年を元年とした日本の年号。上記したように今年が2677年)
日本は日出ずる国とされているが、
春分の日の秘密というか、重要性を知った日。
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その日出海(ひでずるうみ)では、
仲間たちとトリプルフィンレスでトリプルスピン。
右から一級焚火師ヤス、瀧朗、私。
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この詳しくは明日書きますが、
海の上で仲間の一人がボソリと私に言いました。
「NAKIさん、ぼくは遅いのかもしれませんが、突然気がつきました。
ウナギとは龍のことだったのですね」
「そうです。ウナギ=龍という説は昨日今日の話ではなく、
初期の頃から唱えられていたことです。言いませんでしたが」
「でもなぜドラゴンクネクネにしなかったのですか?」
「ドラゴンって、ブルース・リーに代表されるようにかっこいいものですよね。
あまりかっこいいと、思想がなくてもかっこいいからと流行するのを防ぐためです。
(美女と野獣のように)見てくれではなく、
中味で勝負するサーフスタイルというのが、ウナギクネクネという裏側の意味です」
「そうなんですね。ウナギクネクネは昇竜という意味だとわかりました!」
「良かった。とにかくウナクネは良いことです」
◎