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伊豆の黒船サーフィン・イベント『FISH EXHIBITION』まとめ編_(2547文字)

 

伊豆の入田浜、

そして開港みなとという道の駅で、

伊豆では最大のサーフィン・イベント『FISH EXHIBITION』があった。

しかも「好きなボードでサーフしてください」

というのが規約で、地元のサーファーも、

遠くから来たサーファーも、老若男女も、

プロも初級もみんなでサーフするのは愉快そのものでありました。

それから映画『FISH』の上映会があり、

主催者である鈴木直人さんと、

サーフボードの話、そして波乗りのことを語らうのは、

それは楽しい時間だった。

午前中にあったボードミート(冒頭に記述)の模様がドローンで撮影され、

入田浜のクリスタルクリアの海がさらに鮮やかに、

そしてエメラルドブルーに浮かび上がっていた。

思いだしたのは、

池田満寿夫先生の『エーゲ海に捧ぐ(1977)」という作品で、

伊豆は吉佐美まで来ると、エーゲ海と同等の美しさを持つのだと、

改めて感じさせられた。

さて、展示。

伊豆の水口さんと言えば、

サーフィン界での老舗であり、

もはや伝説となりつつあるすばらしい写真家です。

その氏は、こんにちも作品を撮られており、

私が総帥(アレックス・ノスト)が帰国したので、

そのまま伊豆にやってきたら、

春の爆弾低気圧が通過し、驚くほどの波が伊豆に現れた。

その波にUNK-Sで乗る私を撮ってくださり、

さらにはそのときの作品が大判プリントで展示されていて、

これにはびっくりしてしまった。

改めて、あれはものすごい波だったことを知り、

そして水口さんのすばらしさ、

さらには伊豆のローカルたちの優しさ、

豊かさを知りました。

ありがとうございます。

そのお隣は、

トモヒロくんが実行総長を務めるアーモンド・サーフボード。

さすがの美しいラインナップでした。

ショーケースには、

名門というか、フィッシュを競技で使用して、

ワールドチャンピオンにまで登りつめたMRが飾られ、

見るものたちを魅了していた。

隣にはタイラー・ウォーレンのシンミント・スワロウが誇らしく鎮座していた。

そして名門ウエグナーの2本と、

Fish作品を提供するパタゴニア関係からは、

フレッチャー・シュイナードのフィッシュ。

こちらも美しい。

私の選手時代にとてもゆかりがあるターさんこと、

天才写真家でもある土屋髙弘さんの作品6種。

深い色味と、伊豆の美しい波群。

思わず息を呑んでしまった。

私の心友のひとりにエリック・クリステンソンがいて、

その彼の兄クリスが削ったフィッシュ。

シャープなラインが特徴の、

ショートボードフィールのエッジなデザイン。

そしてこれが私の展示。

NAKISURFファミリーからお借りした

タイラー・ウォーレン謹製のスワロー・ソープと、

こちらもタイラーのドリームフィッシュを下段に、

そして私がシェイプしたゴールドフィッシュを壁に掲げた。

ゴールドフィッシュを見たみなさんは、

口々に「これで乗れますか?」そう聞いてくる。

「(上記した)ターさんと多々戸で一緒にサーフした際に、

これに乗ってかなりのクリオネターンをかましました」

そうお答えしたら、みなさんの顔がほころんでいった。

これがそのフィッシュイベントの会場内。

さらには、こんな美術系作品がフランスからと、

フロリダから届いていて、

サーフ写真はもはやアート作品と昇華したのだと、

うれしくなるようなすばらしいものばかりだった。

こちらの美しい白浜と、

息子さんの渾身作品を展示したマリー安藤さんは、

仏蘭西出身で、さらには私のブログの愛読者なんだそうで、

そんなことを聞くのはうれしく、

「サバやウナギの話」に花が咲きました。

正面から撮りたかったのだけど、

グレア(反射)がすごく、斜めから。

Blue誌のトロピカル松村さんもご家族でやってきました。

彼こそがスタイルマスターなので、

次回どこかでからみましょう、という約束を取り付ける。

で、冒頭のボードミーティング。

大きな心を持つ、

グレイトなプロサーファー鈴木直人さん。

今回のアベマTVの収録も、

「それさ、入田浜でやりなよ!」

と言ってくださり、

ここに私たちが滞在する運びとなりました。

伊豆の果てしない魅力を伝えるすてきな人です。

同級生の直人さんといつものサーフトーク。

それにしても50歳というのは若い。

なぜなら彼がロングジョン。

私がタッパー。

ヤングマンたちはフルスーツでした(笑)

シンミントのノーズトリム。

伊豆ではあまりこういうのをしないようで、

何人かに声をかけていただいた。

新型UNK-X IIを手にした松本さん。

宇宙探索に行く気持ちでしたと言いながらも、

突然スピンをメイクして、

女の子たちの人気者になっていました。

Tyler Warren’s Swallowed Thin Mint 5’4″

.

マーちゃん自慢のシンミント。

今回試乗用にお借りしたが、噂通りのマジックボードでした。

割と混んでいたのでスポンジボードに持ち替えて、

パーフェクトな斜面を滑って、

さらには、

インデックスデザイン主宰であり、

西湘のトニー・スターク(©アイアンマン)と

噂されるNickちゃんに水中ショットを撮っていただいた。

Photo by @indxdesign /Nick Stark

Photo by @indxdesign /Nick Stark

この画角は陸から見ると、

氏はこの位置で撮られていた。

さすがであります。

本当に美しく、

伊豆のすばらしさを余すところなく焼き付けています。

Photo by @indxdesign /Nick Stark

ありがとうNickちゃん!

こちらはそんな全てのことを収録する髙波邦行さん。

アベマTVの番組となるんですよ。

前出の水口さん、

中央には、

FISH映画を持ってこられたレイドバック・コーポレーションの茂木亮さん。

茂木さんは奄美のエイジくんにも縁があります。

リアルサーフショップさんのマネジャーで、

グレイトサーファーだと遠くまで聞こえてくる松山ケイさん。

噂のバリー・マッギーのサイドバイト(キャッチサーフ)で、

全員の目を惹くターンの数々をホーム波に刻んでいた。

彼も豊かですばらしい人格者であります。

美しい波は人を美しく育む典型でしょうね。

それでは今日はここまでとします。

Have a wonderful day!!