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10時間半のサーフセッション@サーファーズ岬_日本外国人特派員協会(FCCJ)での個展設営日_(1368文字)

(昨日からの続き)

朝2時に目を覚まし、

キャッチサーフ関連のメールを仕上げ、

深夜3時に藤沢サバリバである8ホテルを出発した。

ホテル周りの飲食店群は、

まだ賑やかな宴が続いているようで、

藤沢駅はなかなかの都会だと再確認する。

軒先に倒れ、

友人に介抱されている酔っぱらいを見た。

昭和だ。

藤沢市川名、

手広、

大仏を経由して、

ドラグラ・バンはSURFERS岬に向かう。

まだ真っ暗な中、

波乗りの支度をしていると、

ボードを持ってこちらに歩いてくるサーファーがいた。

キンちゃんである。

彼もまたサーファーズ岬の波に魅せられ、

すでに半世紀が経とうとしている。

そしてこのSURFERS岬には、

ヌマくんピーク、

泰介さんピークというメジャー2ピークに加えて、

キンチャンズとして知られている。

慌てて着替えて、

街灯の光をたよりに崖を降りてパドルアウトした。

これは8月4日、木曜日早朝の話です。

UNK-SX7 Minimal fin_setup

.

暗い朝はガラ空きだったが、

明るくなると、知った顔がぞろぞろ入ってきた。

ほぼ全員が、

「ひさしぶりに上がったよ」とか、

一宮ジェフリーズの話を聞かれて盛り上がる。

Photo by Bob Aoki

.

波はぐんぐんと上がってきて、

気づいたら正午となっていた。

1度正ちゃんこと梅沢さんのボートに積んであるアクエリアスをいただいたが、

7時間半もロングウオールとバレルライドを繰り返していると、

ほぼ脱水症状だったので、

一度上がって水をたっぷり飲み、

さらに豆腐1丁を食べてすぐにピークに戻ると、

上がり続けた波は、

沖の棚でブレイクするほどの大きさとパワーとなっていた。

こうなったら上がれず、

結局10時間半もサーフしてしまった。

これまでの自分記録が9時間だったから、

それを上回る体力があったことに驚いた。

しかも波もご存じ軽くオーバーヘッド。

天気も小雨、

またはどんよりとした曇だったので、

瞳の日焼けも少なかったので、

長時間サーフできたのだろう。

疲労困憊と先週も書いたが、

この日もそんな状態になったので、

ゾンビのように食事をして、

早めの床についたのでありました。

翌日。

有楽町駅前のFCCJで開催される私個展への設営があったのっで、

土曜日の早朝の電車(上野、東京ライン)で上京し、

展示の設営をしてきた。

疲労困憊で判断力も低下していたが、

みなさんのお手伝いのおかげでなんとか終わることができ、

最後はみんなで乾杯した。

今回の展示のキュレーターであるブルース・オズボーンさんと、

ドラグラ心友会会長の河合さん(室戸スカシー)からの多大なるヘルプ。

おかげでこんな展示となりました。

他の壁にも作品を全て掲げられた。

ありがとうございました!

http://www.fccj.or.jp/number-1-shimbun/item/972-exhibition-temptation-to-express-the-sensation-of-riding-waves.html

そのまま河合さんと有楽町から湘南を目指す。

湘南の波情報を伝えるメディアからは鎮火だか、

沈静を連想させるほどうねりは下がっているようだった。

湘南4日目。

SX7も馴染んできた車内。

(明日に続きます)