Ventura Sage on Catch Surf Odysea x DFW Pro 7′
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先日、
“ベンチュラセイジがフォードアーズにやってきた”
とはここに書いた。
そのとき彼が乗ったのが私のバリー・マッギーのサイドバイト、
2017DFWモデルだった。
あのレイルバイトを直接感じるグライドが独特で、
それはまるで浮遊しているかのようで、
それでいてトラクションがあるという不思議なもの。
そのグライド感覚に私のように魅せられた彼は、
「サイドバイト欲しいです」
「11月末まで売り切れですぞ」
そう諭すと、その大きな肩を落としていた。
彼は河合さんと同じで、
2016DFW、
つまりシングルフィンボックスバージョンを所有するひとり。
お!それにサイドバイトを付けたらいいと帰結し、
こんな発言となった。
「キャッチサーフでサイドバイトキットを発売したらいいのに」
「あるよ」
「え、あるんですか?」
「ボックスとフィンは別売りだけど、
それぞれ2つと、1セットを買えばサイドバイトは完成するよ」
ということで、セイジ用に本社で手に入れてきた。
セイジがこれをインストールするときに撮影しますので、
取り付け方法などはその動画をお待ちください。
そのバリー・マッギーたちが参加しているという
『クラブフィンレス』。
「という」と濁さなくてはならないのは、
DFWの精神からくるものだろうか。
しばし考えてしまった。
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ペソズがニューアルバムをリリースするそうで、
プロモーション用のマッチをいただいた。
ペソズの首謀は
ここでも登場するヤーンくん谷田くん(中央、Yaan)だが、
彼を見ていると、
『おそ松くん』のイヤミと、
ダヨーンを足して2で割ったような気がしてならない。
彼の才能は、
新世界の発見をもたらすことで知られている。
さらには世間の慣習すべてに対して真っ向から相対しない。
クネクネとかわして、
ーーそれはまるでウナクネ式のサーファーのようにーー
すぐれた構想力を発揮し、
それは音楽だったり、アート、
そしてサーフィンという文化的道具として表現している。
これこそがヤーンが目指す真の自己表現であり、
『道』のコミュニスムの最初の萌芽だと気づいた。
ということで、
『ペソズ道』認定。
海に目を落とすと、
タイちゃんこと、
タイラー・ウォーレンがクルーズしていた。
海から上がったタイちゃんが、
「自分用のクアッドを削ったから見にきてクダサイ」
というので行ってきた。
これは短い方で、
これは長いバージョン。
それぞれ
5’9.5″ x 18-7/8″ x 2-3/8″
5’11” x 18-7/8″ x 2-5/16″
というサイズだった、
「少しだけ樹脂が残れば重くなるでしょう」
と言って、
エントリーロッカーのデッキ付近にあった溝を見せてくれた。
ここに樹脂が入り、重くなれば、
テイクオフのときにさらに押し込めるようになるおまじないだそう。
当たるも八卦当たらぬも八卦という感じだが、
彼のサーフボードはこうした些細の上に成り立っていると知った。
なぜ彼がシェイプしたボードが速いのか、
こちらの思い通り、従順になるのか?
なぜマジックボードなのか?
そんな疑問の塊が少しだけ解けた気がした。
タイラー・ウォーレン、
彼は今日もサーフボードを誕生させ、
こうして1本1本に魂を入れているのだろう。
魂は道とも転用できる。
巷の合併ブームもあるので、
合わせて『魂道』としてみると、
なかなか迫力がある単語となった。
波乗道も険しいので、
魂系と相通じるものがあるのだろう。
Happy Surfing!!
◎