波に乗ると、
全身で感じるのが海のパワー。
特に大きかったり、
強い波だとダックダイブするだけで、
耳が痛くなるほど沈められるという、
そんな非日常の体験を繰り返していた。
耳抜きするのを忘れるほど、
強波の記憶は遠くに。
で、今日。
波がずいぶんと小さくなってしまったが、
いつものようにサーフしていると、イルカが現れた。
浮き上がるところを目で追いかけ、
次に浮かぶところを予測して待っていると、
またプシューと顔と背びれを出して泳いでいく。
こういうのも波乗りの魅力だと思う。
千葉ではワカシの群れとか、スナメリを見たことが忘れられない。
じつは海獣が好きなので、
来週の感謝祭週末はカイラのいる街まで北上して、
ラッコなどを見てこようと予定している。
Catch Surf x DFW 7′ Minimal Fin
.
波が小さいとフィンを小さくして、
レイルワークとテイクオフの角度を練習している。
実際に海賊岬の極限状態でも、
このレイルワークが要求されたので、
こういう小波でも硬派波への仮想練習ができる。
水温が下がっても、
Z1サーフスーツの長袖ジャケットと、
トランクスだけでサーフしているミラー。
ちょうどサーフラインを見ていたら、
推奨ウエットが鬼のパンツみたいな”サーフショーツ”となっていた。
えー!
現在の水温は、
日本で言う青森と同じで、
それをこの「鬼パンだけで入れます」と公開しているメジャーサーフサイト。
アメリカ人の皮膚感覚のあまりの違いに驚かされた。
さてさて、本題です。
最近はミッドレングス、
または大きめサイズのキャッチサーフ等に乗られる方が多くなってきたようで、
メール等で、
「大きめのボードでの、ダックダイブを教えてください」
そう質問してきてくださる。
「ダックダイブはしませんよ」
「キャッチサーフの7フィート以上モデルは、ダックダイブできないほど浮力があります」
ならば、ノーズを浮かしてタイミングをよく見てボヨンとやってください。
「ボヨンですか」
「そーです!そのボヨンです」
ここにそのボヨンの連続写真を得たので説明しますね。
波が来たらテイルを沈めて、
タイミングを計ります。
それでその波の高さ分をボヨンとやれば、
波の後ろに出られるのです。
こんな感じです。
実演はシエィ。
あのスタイリッシュなサーファー、
デイジー・シェーンのお姉ちゃんであります。
Catch Surf Odysea Plank 7′
.
次にウナクネ総帥のボヨンのシークエンス写真。
大きな波だが、
こうして駆け上がれるようにボードに傾斜を付ける。
具体的にはテイルからボードを沈める。
波がぶつかってくる瞬間に、
ボードのボトムをボヨンとやる。
総帥は垂直近くなっていますが、
これであれば、
この高さの泡波であっても軽く超えていく。
波が過ぎたら、
こうしてパドリング。
こんな繰り返して沖に出ていく。
裏返しになるローリングスルーというのがあるが、
その説明はまたの機会に。
きっと次回は、
『ミッドレングスのダックダイブ』をご紹介します。
Happy Surfing!!
◎