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naki's blog

遠きにありき海賊岬_ミラーもやってきた_(1738文字)

 

Pirates Point, Califonia

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2日前の大きな西うねりで、

海賊岬ですばらしい波に乗ったとは書いた。

で、その波の良さをミラーに伝えると、

「行こう」ということになった。

こう書くと、それはまるで夢枕獏さんの大人気作品

『陰陽師』の晴明と博雅のようであるが、

実際私もそう思ったのだから間違いはない。

全ての波先がこうしてクチバシ状になるのは、

「やはり岬の形がいいからですかね?」(ベンチュラセイジ)

「不思議だよね」

「本当にすごい波です。夏の南うねりはレフトもいいそうですよ」

「そうだろうね」

「でも、自分の友だちは全員ここでひどい目に遭っていて、

二度とここではやらないと言う人ばかりですから、NAKIさんは貴重です」

「わかるよ。かなり危険だよ。岩が浅かったり、深かったり、かなり怖ろしい」

「波が上がって陸に上がるときは、拷問を受けていると感じるときがあります」

『No pain, No gain(苦労なくして、得られるものはない)とも言う」

「本当です。実感します」

そんな会話もあった。

それでも人生内でもトップクラスに入るほどの良い波なので、

大変な思いをしてでも乗った波はかけがえがない。

ボードも傷だらけになってしまったけど、

「海賊岬の傷だ」

後でそう思えるからいいんだよと、

ミラーに言うと、深く頷いていた。

ミラーがインスタグラムポストの履歴を見せながら熱弁としているのは、

私がCJネルソンと会った日、

急がば回れのノーズライドとチューブライディング_CJネルソンとライアン・イングル_メキシコ・ソウルフード_タイラー・ウォーレンのウイングロゴが創られた日_(1557文字)

ミラーとその話をすると、

ちょうどその夜、

CJがミラーの写真をインスタグラムにポストしてくれたと教えてくれた。

奇遇というか偶然。

そのミラーの機材。

EOS7Dw15mmFish EyeF2.8とGoPro3+。

ダブル超広角ですな。

サーフ後は、

ランチを食べようと、

キャンピングスタイルで、

線路脇に車を停めて調理した。

ハイウエイは、

「ベテランズ・デイ(退役軍人の日)」の旗が多く立っていた。

到着してまずはコーヒーを作る。

ちなみに海賊岬はここから車で10分くらいのところです。

コーヒーをドリップした後は、

次にイングリッシュマフィンを焼き、

ベーコン、タマゴの順で調理するが、

たったひとつの手鍋が忙しい。

アムトラックがサンフランシスコに向けて北上していった。

時間を見ると、11時38分で、

「イイサバだよ」とミラーに言うと、

 

またその時間か!

そうやってたいそう驚いていた。

完成したランチ。

アボカドも加わり、

岸朝子さんではないが、

「大変おいしゅうございます」

という結果となった。

ちなみにミラーは、

ベーコンをカリカリにしないと食べられないそうで、

途中で何度も「これでどうだ?」

そうやって焦げはじめたもので確認したけど、

「もう少し」

「もうちょっと」

とガリガリの食感まで火を入れていた。

私はムチムチ系のベーコンが好みだけど、

彼からアメリカを感じたのは言うまでもない。

朝陽と海賊岬波。

そんなインスタグラムポストをした日。

ミラーは家から3時間半はかけて海賊岬までやってきて、

それは私も似たようなもので、

サンクレメンテから3時間はかかる距離の波。

でも千葉から南伊豆までサーフしに行けば、

軽く6時間半はかかるので、そう考えると近い気もする。

ちなみに6時間半もかかるのは、

私が東名高速ではなく、湘南経由で行くからに他ならない。

その理由は私が以前鎌倉&茅ヶ崎に住んでいたので、

ノスタルジックに同じ道を走りたいからに他ならないのです。

ちなみに海賊岬までは、

5フリーウエイ

405フリーウエイ

5フリーウエイ

126フリーウエイ

101フリーウエイ

101ハイウエイ

で行く。

往復500kmとなるドライブの、遙かなる波でありますが、

その価値はあり余るほどあるのです。

「サーフハッピーは遠方にもありき」

そんな格言を得た日。

Have a wonderful week!!