おはようございます。
♪
おまえのオヤジには わかってもらえない
♪
ベッドの中で魚になったあと?
♪
盗賊は夜を祝い 君にうたわせ?
♪
あまい口づけ?遠い想い出 ?♪
.
とスピーカーにつないだiPodから「断絶」が流れ、
iPhoneからのYoutubeでは「リバーサイドホテル」のライブ版が、
そして横に置いたiMacのiTunesから「カナリア」で、
このラップトップからのiTunesの「いっそセレナーデ」
が四重奏でかかっている。(本当)
この4曲の組み合わせは、
なりたて陽水ファンとしては「最高」の一言で、
なによりも彼の声がいつでも重なって聴いていられるのがうれしい。
ここで何度も書いてきたが、
陽水さんの武道館のライブ以来、
波乗り以外の四六時中をずっと聴いていて、
そろそろ骨くらいまでメロディが浸みこんできた。
で、昨日から施行されたのが、
「さまざまな曲を一緒に聴く」ということ。
最初は合唱みたいに一小節(measure、メジャー)
遅らせて再生して聴いていたが、
そのうちにiPodのプレイリストが
「シャッフル」になっていたり、
またはリピートとなっていて、
曲がばらばらになったのです。
そのときは写真整理も佳境だったので、
そのまま聴いていたらこの黄金のリミックス!?を発見するに至ったのであります。
欠点は歌詞がめちゃくちゃになるので、
詩を追いかけていると以下のようになることかな。
♪
またまたあらわれた おまえのオヤジが
夜の長さを何度も味わえる
プリンセスからのながい恋文を待つ
夢のあいだに 浮かべて 泣こうか?
♪
こんな感じです。(笑)
□
さて、ノースハワイ。
夜明け前に起きると、
070@06(東北東の風6ノット)という情報で、
これは西側が全てオフショアになる。
「サイズは少し下がる」
という予報だったのだが、一番ブイは少しサイズを上げていた。
長老(elder)フレちゃんに電話すると、
「おし、行くぞ?!」と気合いが入っていた。
ちょうど冬休みになったばかりのノアを連れて、
連日詣でているマリグロリーフに向かった。
途中、ハナペペタウンを過ぎたあたりで、
クレイグからの電話で、
「フナキさん?おはようございます。波はどうナラレマシタカですか??」
と流暢!?な日本語であったので、
「マリグロリーフでお会いしましょう。
多分、いいですよね?キット」
と返し、北西方向にサビタを走らせる。
到着すると、クレイグはすでに駐車場に来ていた。
「イマイチでしょうか、ここからだと良くは見えないんだよね?」
「大丈夫です。ものすごく良かった日でもここからだと良くは見えませんでしたから」
と支度しながら砂浜を歩いて到着すると、
こんなにぴっかぴかの波が走っていた。
すばらしいすばらCと感動しながら三脚を立てて、まずはノアを撮る。
こんなにきれいな波。
この宝石波にダックダイブする少年時代って、
どんな人間形成をするのだろうか?
空手と釣りに明け暮れていた自分の少年時代を一瞬思い出した。
ノアは沖でオバケセットを喰らってしまい、
それで少し怖くなってしまったようで、
インサイドの再生波に移動してきた。
「笑顔で波に乗る」
こんな忘れがちなことをノアが思い出させてくれました。
「波乗りとは楽しいもの」
なのに、テクニックや道具重視の時代となり、
さらには「暗黒式のローカリズム」が
みんなが楽しくならないように統制しているように思える。
このノースハワイは、
「世界でも一番ローカリズムが強いところ」
とされていますが、
「あいさつ」できて、
「笑顔」と
「少人数」、
「迷惑をかけない」
(流されない、溺れない、邪魔をしない)
ということができるのなら何も言われないのです。
まあ、これは俺が「人のいないところ、人の来ないところ」
と選んでいることもありますが、
「地元だからよそから来た人に何をやってもいい」
というのはなく、
ローカルの君主が海に入ってきても、
誰かがきちんとピークから乗ってそれをメイクできるのであれば、
問題なく波を譲ってくれています。
日本も早くそうなればいいのになあ。
.
そんなことを考えていたらフレちゃんがやってきて、
「俺はまだ入らないからカメラを代わるぞ」
と選手交代。
こんなフェイスの長い波で、
透明すぎちゃって、
「どこからどこまでが波」なのかがわからなかった。
クレイグとフィンの面積の話をしていると、
ノアが上がり、フレちゃんと撮影員の交代をしていた。
いつもニコニコ。
きっと波乗りと海が楽しいのだろうな。
でも彼はスケートボードと同じで、
30分もするとこうして上がってきてしまう。
友だちがいると3時間でも入っているのだから、
きっと子どもにとっては、
ひとりだけのサーフィンはあまりおもしろくないのでしょうね。
こんなセットも入ってきた。
このときはクリスタルクリアーの波の壁がどこまでも続いているように見えました。
気持ちを透明にして、こんなターンというか、
『ロシアの宇宙船ソユーズ搭乗気分』
という宇宙的な、何も考えないグライドを楽しんだ。
フレちゃんもレフトのいい波に乗ってご満悦。
沖にイルカが跳ねていて、
ノアは撮っているかな?
と岸を見るときちんと撮っていました。
拡大図↓
このイルカはすごく高く飛んでいて、
後で海洋学者志望のノアに聞くと、
「あれはスピニングドルフィンよ」
と、女言葉で教えてくれた。
クレイグが俺たちのミニボードに乗りたくなったようで、
フレちゃんのBD3に乗ることになりました。
体重が195パウンド、つまり88.45kgのクレイグ。
フレちゃんが118パウンド(53.5kg)だからほぼ倍という重量だけど、
こうして波に乗れるのだから、
中空のAVISOってすごいなあ、と思いました。
乗ったクレイグは、
「おもしろかったデス、けれど後ろ足体重とナリマシタネ?。
次はもっと前足体重で乗ってミマスヨ?」
ということで、5’2″版を強くオススメしておきました。
35kgの差でもなんとかなるんですね。
不思議なボードです。
そのミニボードのことを考えていた。
利点はノーズエリアがないので、
小回りが利き、こんなハイラインでもずっとひっついていられる、
つまり加重、加速を続けられるということです。
これは小波バックサイドの究極のトップ加速が味わえました。
波も見慣れてきて。
どこがブレイクするのかわかってきたので、
トップアクションもしてみました。
普段さらりと乗ることを楽しんでいるのですが、
「たまにはこうして、エキサイトメントにインスパイヤされるのです」
と陽水さんMC風に波のトップで切り返したりもします。
波の筒から外に出たロールアウトという位置なので、
かかと側のレイルを喰わせようと、
ボードの左側に加重をしている瞬間です。
自分の希望は、左手が下に下がっていてくれたら
「理想のスタイル」なんですけど、
どうしてもバンザイしちゃうようだ。
長年のクセはなかなか直りませんね。
.
↓これはフレちゃんの「腕支点式鋭角ボトムターン」です。
さすが長老だけにテクニック抜群ですね。
クレイグの登場はひさしぶりなのでニッコリを一枚。
フレちゃんが「友人のパーティに呼ばれていて少し急いでいる」
とおっしゃるので、帰り路はイシハラにも寄らずにまっすぐ戻り、
俺はコーヒー片手にオフィスにやってきて、
例の写真整理とバックアップ作業を続け、
夕焼け時間にまたグリーンフラッシュが撮りたいと出かけて行くが、
雲がかぶってしまっていて、
夕陽は雲の間からしか出なかった。
夕陽の帰り路にククイウラ湾に新しくできたショッピングモールに行き、
他の写真家のスタジオ&販売ストアを見つけた。
気に入った作品があったので、
いくつかの質問をすると、
同業とわかったようで少し訝(いぶか)しがられた。
でも、「情報はシェアした方がいいのになあ」
と思うのだけど、写真家にはそれぞれのスタイルがありますからね。
ちなみに私はなんでも答えるタイプで、
これは師匠のアート・ブルーワーから引き継いでいて、
俺は彼から写真撮影のイロハ、A~Zまで教わったのです。
だからみなさんからも同じように聞いてくだされば何でも教えますよ。
なので、ぜひ!
□
「神ノ島」でこんなきれいな虫を見つけました。
名前がわかる人は、
shop@nakisurf.comまでお願いします。
お礼にとっておきのjpeg画像をメール添付で返信します。
(追記)
今メールで、
「サツマニシキです」とHMさまからいただきました。
蛾の中で最美麗種だそうで、
なるほど美しかったです。
ありがとうございました。
□
師走の忙しい月曜日ですね。
今年も残すところ10日間となりました。
先生でなくても走っている今は夜になると忘年会が続いているようですが、
体調にはどうぞお気を付けくださいね。
(Dさんはタクシーは拾えましたか?)
原宿ショールームは本日、
とおると亮太がいる日です。
東京近郊で、ボードをお探しの方はぜひ!
スタッフにお声をかけて下されば、
ハワイのコーヒーと、
小さいステッカーをプレゼントしております。
忙しいときにこそ、
すこしゆっくりと暖かくなっていって下さい。
↓NAKISURF原宿ショールームへの行き方はこちらです。
https://www.nakisurf.com/showroom/
それではまた明日!
今日もNAKISURFにお越し下さってありがとうございました。
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