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naki's blog

羅生門、いやイナリーズの黒猫風の波攻撃_リリコイリーフでの「機能を追求すると、デザインはこうなる」ミニノーズライダー(インプレッションは後日ですよ?)_一食あたり400円ちょいの食べ物インプレッション_神ノ島のハレキパいいなあ_(3000文字、中短編です)

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ある日の暮方の事である。

一人の乗人(サーファー)が、

イナリーズで波が下がるのを待っていた。

広い砂浜には、この男のほかに誰もいない。

ただ青く、大きなうねりに見え隠れする沖に、

鯨の親子が泳いでいる。

イナリーズに、大波があるときは、

この男のほかにも、波乗りをする男が、

もう二三人はありそうなものである。

それが、この男のほかには誰もいない。

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↑年末となると、俺は一時的に文藝誌を読みまくる傾向にあり、

そして芥川龍之介の「羅生門」風の冒頭とし、

さらに今度は違う文体で書き進めてみました。

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Inaris_V9365

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風が創った波。

それは普段私たちが海で見る波というより、

魔物のような風の権化、化身であった。

それが私に襲いかかってくる。

神よ、風権化の牙より私を護りたまえ救いたまえ!

私が心の中で祈り、その反響が鎮まるか鎮まらぬかに、

空から一つの声が私に答えたのであった!

??初めは、子供の啜り泣きのように、

なにかで包まれたような、きれぎれな叫び声であったが、

それから急に高まって、まったく異様な、人間のものではない、

一つの長い、高い、連続した金切声となり、

??地獄に墜ちてもだえ苦しむ者と、

地獄に墜して喜ぶ悪魔との咽喉から一緒になって、

ただ地獄からだけ聞えてくるものと思われるような、

なかば恐怖の、なかば勝利の、

号泣??慟哭するような悲鳴となった。

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↑これはエドガー・アラン・ポーの「黒猫」風です。

でも昔の文学は句読点だらけで読みづらいです。

さて、ノースハワイは、

あいかわらずものすごいサイズが押し寄せてきています。

波予想サイトを読み、分析すると、

うねりはどうやら終熄、いや終演に向かっているようだ。

【Buoy-1 : 10ft.@14seconds / WNW】

一番ブイは西北西から10フィート@14秒と計測値を下げているので、

明日からは通常ブレイクでサーフできそうです。

これでまた砂が動いたのだろうから、

また新しいブレイクが出現しているのかも?

と、暴れまくっている海を眺めていました。

島の西側の、つまり普段うねりが入りづらい地形で、

新しいブレイクをフレちゃんと探しに行ってきました。

ここで3つのサーフ可能なブレイクを発見しました。

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うねりの角度を見ていると、

「これは予想通りにリリコイリーフがいいのだろう」と、

新しく届いたキャンバスの5’12″(6’0″)Mini Nose Riderを持って向かった。

この短いノーズライダーは以前7フィート版で作り、

乗ったライダーたちから大好評を博したが、

クリスちゃんと俺は「さらに短く」と縮小を追求し、

たかだか6フィート(183cm)のボードで、

なんとハングテンまでできるモデルを完成させました。

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この模様はクリスちゃんがサンクレメンテのC=チャーチで、

それを完璧に実証したのをヤナセが撮っているので、

ここにリンクしておきますね。

https://www.nakisurf.com/blog/staff/archives/6511

↓こちらはハングヒール(逆真流ハングテン)までしている画像があります。

https://www.nakisurf.com/blog/staff/archives/6602

Christian-Wach-Church-Mini-Nose-Rider-32b

これを見たWangちゃんと電話で話すと、

「クリスちゃんだからできるのであって、ぼくたちには無理ですよ?」

と消極的なことを言うので、

「でもさ、クリスちゃんに普通の6フィートのボードを渡したって、

まさか逆真流ノーズで乗ることは無理だと思わない?」

「そうですよね。では、ぼくもノーズライドできますね!」

としっかり納得していた。

Wangちゃん家はマンションなので、

エレベーターに入れられる短いボードを探していたのだという。

「これで購入は決定的ですね。

しかしボードはどんどん短くなって、

ロングボードが’いらない時代が来そうです」

と言うので、

「そのうちに全部のサーフボードがBD3とか、このミニサイズになっちゃうかもね」

と言ってみました。

↓一緒に届いたBD5 との2ショット。

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1フィート(30.48cm)って、短いようで長いのですね。

奇抜に見えるが、

乗ってみると、なるほど理にかなっていて、

「機能を追求すると、デザインはこうなる」

としっかりと感じました。

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で、想定通りに「ノーズに乗りっぱなし」のサーフセッションでした。

詳しいインプレッションは後日ーー写真を撮ってから書きますね。

ノアとボードを交換すると、1本目からいい波に乗り、

しかも長時間のノーズライドを決め、

フレちゃんから歓声を浴びていた。

本人も最高の気持ちのようで、

「ずっとね、ずーっとノーズにいたの」

と報告を受けたので、

「見てたよ?」

と答えると、満足そうににっこりしていた。

ほぼ全てのライディングを見ていた長老フレちゃんも

「ワシもな、それに乗りたいんだけど、

これからね、孫のサッカーの試合があるから先に失礼するよ」

とおっしゃって帰っていった。

そのお孫さんは14才だと言う。

乗るだけ乗って、

お腹がとっても空いたのでクリスマス明けのイシハラマートに行く。

デリ部には「コナ蟹」というのが入荷していて、

なんだかヤシ蟹みたいな風体だった。

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俺はいつもの

「バターフィッシュ・プレート(銀ダラ弁当)」と即決定。

大盛りご飯、焼きそば、マカロニポテトサラダ、

そして銀だら5切れが入って、8.95ドル(約820円)。

推定カロリーが2000calで、さらには脂肪が多そうです。

でも魚の脂肪ってあまり体に悪くなさそうですが、

実際のところはどうなのだろうか?

(詳しい方は shop@nakisurfまでメールをくださいね)

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値が少し高いが、ごらんのようにものすごい量で、

2回に分けて食べられるから

「一食あたり400円ちょい」と考えれば高くはないのだろう。

ノアは「醤油ポケ」(4.55ドル、約415円)

というハワイの刺身風マグロの角切りを選ぶ。

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これにご飯を1スクープ(60セント)あれば、

マグロ刺身弁当となるのです。

満腹満足。

ごちそうさまでした?♪

神ノ島でお世話になっている

『ハレキパ』でのクリスマスパーティの模様が、

かたやんよりメールで届きました。

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↑井内さんのご自慢のスティールギター。(フェンダー製!)

↓著名なる人たちで結成されているハワイアンバンドの演奏。

かたやんは向かって左手のベーシストで、井内さんは右手後方に見えます。

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手作りケーキには「Mahalo Hale Kipa」

(ハレキパ、ありがとう)

とあり、なんだか温かく、懐かしい気持ちとなりました。

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かたやんに

「パーティには、伝送装置(スタートレック)で行きます」

と伝えておいたのですが、

やはりそんなわけにもいかず、

これらの画像を見て参加した気となっていました。

これはかたやん所有の

「自分では犬だと思っているネコのアネラ」

が犬のロコと一緒にお昼寝しているところですね。

anela Loco_0002

ハレキパ王子のティアレと。

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神ノ島の冬はどんな毎日なのだろうか?

と少し考えていました。

今日もNAKISURFにお越しくださってありがとうございます。

「波乗り文藝全集」という本を作りたいなあ、

と思っている日です。

今年も後4日ですね。

これからもどうぞよろしくお願いします。

少しのんびりしていってくださいね。