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naki's blog

【naki’s blog特大号】四国より令和のごあいさつ_(3888文字)

あけましておめでとうございます。

と言えばいいのでしょうか。

多分違うけど、そんな心持ちの今朝。

自分が生きている間に元号が二回も変わった。

元号のことを調べてみると、

ウィキペディアに

「古代中国の君主制下に生まれた、皇帝の時空統治権を象徴する称号」

とあった。

時空統治権』とあるが、

そのことは長くなるのでいつか触れるが、

元号というのは非常に興味深いと感じ始めた。

例えば、いま私は種間寺の横にいる。

種間寺のことを知ろうすると、

すぐさま空海が登場し、

そして空海から嵯峨天皇につながり、

『弘仁』という年号(当時にならって)が浮かび上がってきた。

元号には、ご存じのように世俗というものがある、

「昭和」

「ショーワ」

「平成」

元号だけでそれぞれの気風や時代を知ることができる。

『弘仁(こうにん、810〜824年)』は、

「平穏な治世、宮廷文化が盛んだった」

とありました。

令和も平穏な治世でありますように。

さて、四国。

ポイくんは、

「風が巻いてから入るといいですよ」

そうやさしく言った。

ヤスくんは、

「来週の火曜日に上がります」

そう言い切っていた。

マコトくんもタローマンも、

学くんも森やんもジェイくんも、

そしてタマちゃんもそう言っていた日。

Blue Dragon, Shikoku

Catch Surf ®ODYSEA Skipper Fish x Taj Barrow Pro 6’0″

Gainz Fin

.

しんじょう君のおへそみたいな中心を持つ低気圧が、

種間寺とか、青龍寺の真横を通っていった。

この低気圧は、

四国一の晴れ男学くんにKEISONのステージで、

「雨よもっと降れ」を歌わせた大物である。

(ほうばい13周年フェスについて)

これがしんじょう君のおへその一例であるが、

高知県須崎市のユルキャラチャンピオンのしんじょう君。

彼(でいいのか)のすばらしさは、

足の太さと大きさが良いことと、

お腹とお顔の円みに集約されている。

それら全てのトキメキに、

うれしそうな菩薩の表情が渾然一体となり、

それがしんじょう君のすばらしさではないかと、

横に冷えたマスカットワインを持つヤセ型のヤスくんに問いかけると、

「ぼくはしんじょう君にそっくりと言われていました」

なんとしんじょう君はそこまで老舗のユルキャラであったのかと、

感じいりつつそのことを聞いてみると、

どうやら彼の娘さんの話であった。

その低気圧が創り出した波。

「出来立てホヤホヤ」のうねり。

けれど、

うねりは肉とかワインと同じで熟成するのが良く、

波の場合の熟成とは、

うねり生産場からおよそ遠くが好ましい。

強いうねりなら5000kmとか、

8000kmもかけて届くものがきれいに揃い、

幅、つまり波と波の間隔が広く、

怖ろしいほどの力で海上を進んでくるからだ。

話は戻って、

今回の『作りたて波』はバラバラだった。

しかもいいかげんで、

やたらきまぐれで、

超ワガママで手を焼くが、

そのバラバラが集まったり、

寄せ合ったりすると、

サーファーにとって「良い波」となる。

前出のヤスくんなどは、

「上等ジョウトウ」

そんなことを沖でつぶやいていて、

さらに話はタイラー・ウォーレンのツインフィッシュ、

完全オーガニックの新生姜に及ぶのはいつものことだった。

Yasu Kitano on

Catch Surf ®ODYSEA Skipper Fish 6’6″

.

彼もまたウナクネ式に魅せられている。

前出の空海には付法弟子がいて、

真済

真雅

実恵

道雄

円明

真如

杲隣

泰範

智泉

忠延で10大弟子とされるが、

後に瀧朗三蔵に発見されるウナクネ書記に、

誰の名が記されるかは今はわからない。

左の河合会長も弟子のひとりであるが、

そしてハイカラミシン・マコトくん(右)もウネクネ派だ。

ウナクネ十大弟子であるかどうかわからないのは、

それは今が神話創世の時であるからでしょうか。

そのマコトくんは、

ウナクネボトムターンでセクション内に切り出してきた。

これは胆力と気力体力、

そして知力の賜ものであります。

乗っているのは、

キャッチサーフ天下五剣の一つであるオディシー・プランク。

これはスキッパーフィッシュと共に

「JOBとバリー・マッギーのハワイとウエストコースト、

金剛界(JOB)と胎蔵界(バリー)の両界曼荼羅」

と称される優れた名刀とされている。

「ウナクネ宝に指定されています」

タキビナイトの夜、

タキビシが後ろからそっと教えてくれたことを思いだした。

Tuna Tantei on

Nation The Pink Champagne on Ice 7’0″

.

最初、

このサーフブレイクの持つスケール感におののいていたツナくんだが、

二回目のセッションで慣れたのか、安定しはじめてきた。

ちなみにツナくんは冒頭の画像で餅つきをしていたが、

それはなぜかと言うと、

「ポイくんの臨時弟子」

となったからに他ならず、

彼もここ四国ですばらしい時間を過ごしているひとりであると言えよう。

Eiji Kawai on

Catch Surf ®ODYSEA Skipper Fish x JOB 6’6″

.

河合会長も宇佐の家に戻り、

立ち姿が波切り不動明王のように見えるのは、

きっと彼が住む青龍寺エリアに由来するからでありましょう。

これも渾身の勇気ドロッピング。

Nacky on

Catch Surf ®ODYSEA Skipper Fish x JOB 6’6″

.

プラヤネグラ、

千葉ジェフリーズ、

奄美バックドア、

そして昨年のブルードラゴンで修行を積んだナッキーは、

ウエッジするピークを見つけてはテイクオフしていった。

この波などはまるでオフザウオールである。

レフト側はシギーGが決死のJOBだか、

ジョンジョン・フローレンス式のテイクオフを試みていた。

すばらしい位置だが、

レイルが波に噛んでいないので、

きっとこのまま真っ逆さまになったのだろうか?

これがシギーG。

彼にとって新世界の波だったと思う。

私にとって8か月ぶりのブルードラゴン。

懐かしくあります。

ゲッティングアウトは、

ズルをして、

川から行かずに手前のショアブレイクをダックダイブしたが、

浅くて砂利に乗り上げてしまった図。

クラーク・リトル気分でありました。

そういえば、

このときタローマンの真言が耳にこだましていた。

(巻末にその真言があります)

冒頭の写真と上のゲッティングアウトは2セッション目で、

これがファーストセッション。

タイラーのビッグドリームフィッシュだった。

Tyler Warren Big Dream Fish 6’7″

.

強力な風波ベース。

ウエッジの合わさりなので、

前回の波質とは違ったがかなり楽しめた。

ヤスくんではないが、

「ジョートージョートー」なのでありました。

土地のものをいただきます。

なるべく丸ごとの食品を食べなくては、

そう思いつつも、

こういうペラペラ寿司があると吸い寄せられてしまう。

現在高知のガソリン価格がおよそ152〜155円の四国街道沿いGS。

そこにいたのは狸で、

店主の奥さまが飼育しているそうだが、

かなり凶暴だという。

野生動物をつないでしまうと凶暴になるのか、

または凶暴を飼う要因はどこなのかを聞き忘れたが、

できるのなら、

どこかの山に戻してあげたいという独り言。

野外生活の脅威と言えばムカデだろうか。

この個体は、

学くんのふくらはぎを這い、

振り払ったら、

私が持つ火箸に当たり、

ツナくんの首に取り付いたというウルトラCのオリンピックレベル。

「ムカデに金メダルはあるのだろうか?」

シギーGにそう問うと、

うなずいて「ボボボボ」と言いつつ肯定したので、

彼がまた聞いているふりをしていたのが露呈したムカデでもありました。

土佐と言えばカツオです。

今年は特においしいらしく、

四万十下田のお魚屋さんで美しい鰹の魚体を眺めていたら、

「あれあれ、朝獲れカツオ、おいしそうなのが残っちゃった。

今日はもう閉店だから、これだけでいいわよ」

そう迫られ、求めたのがこれ。

ツナくんのすごいのが探求心旺盛なところ。

「カツオをさばいてみたいです。学さん、教えてくれますかね?」

「学くんは元漁師で伝説の漁師ポイくんの愛弟子だからすごいさばき方を知ってますよ」

ベンチュラセイジがそう句読点なしで言い切ったことを思いだした。

その流れで学くんは、

そのポイくん仕込みのサバキをツナくんに伝えた。

するとマナブくんはこの鰹こそが「アタリ」であると、

断言するのであった。

なんでも包丁に吸い付いてしまうのがおいしい証拠らしく、

なるほど食べてみると、

アタリのカツオは本マグロ越えだとも言えよう。

高知弁で言うと

「言いゆう」だろうか。

ちなみに前夜は、

スマカツオを学くんが瞬時に捌いたものだが、

これこそは後の、

『平成最後の土佐鰹捌伝』

というエピソードになりますよ。

河合会長がそう快活に言った。

ツナくんは、

マナブくんとポイくんに四万十牛のホルモンの焼き方も伝授され、

さらにそのシマントギューのハラミを、

Magic Hyotanのヒトシくんが育てた新タマネギで和えると、

酸味と爽味というキックが入魂され、

すぐに新潟の青鬼という日本酒が一升空いてしまった。

すると、

下戸のタローマンがどこからともなく現れ、

「おん ころころ せんだり まとうぎ そわか」

とだけ言い、

テントの方に一人息子であるユーマくんを探しに行ってしまった。

これこそが前出の種間寺の「真言」でありました。

Happy Surfing!!