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台風8号波_ガシヤンのスキッパーフィッシュ初体験_新鮮なナニ_『RVCA WORLD TOUR TOKYO』のクリスチャン・フレッチャーとバリー・マッギー_(2032文字)

Catch Surf ©ODYSEA Skipper Fish 6’0″

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台風8号。

徐々に波高が上がってきている。

昨日は香南市まで行き、

すばらしい波と仲間を得た。

浅い玉石と砂利の地形。

腰から膝くらいの水深なので、

バレル内でワイプアウトをすると、

この中に叩きつけられる。

よっちゃんのバレル。

昨日の17時頃。

よっちゃんは、ネギ農家だという。

ガシヤンとインドネシア・トリップに行って、

リーフなるものに遭遇したよっちゃんは、

硬さと斬れ味に恐れおののいたという。

「これがもしあのリーフやったら全員死亡してます」

そんなことらしい。

そのガシヤンがキャッチサーフに興味を持ったので、

「どのサイズがいいの?」

そう聞いてみると、

「40リッターくらいですね。過浮力は嫌いやからちょうどその位がええんです」

そんなことを言う。

サングラスのハイカラマコトくんも

「キャッチサーフええよ。過浮力もレベルアップには必要だからさ」

そうやってガシヤンを後押しした。

「じゃあ、6フィートでいいかな?」

そうやってビーチで貸し出すと、

「過浮力嫌いや〜」

とか言いながらもパドルアウトし、幾十もの極上波を得た。

上がってきたガシヤンは、

満面の笑顔で、

「考え方改めます。これからは過浮力時代の到来です」

そんなことになった。

ガシヤンは素直な気持ちと、

大きな心を持ったサーファーなので、

見かけたら声をかけてあげてほしい。

新月に星空を撮ったら、

宇佐大橋と井尻の灯がここまで明るかった。

ちなみに深夜2時の明るさ。

ほぼ街灯だけでここまで明るく、

逆に青龍寺や下中山は深い闇に包まれていた。

美しい波。

浦ノ内で水滴を撮ると、

その景色が逆さまに焼き付いていた。

漁師のおじさんがやってきて、

生ダコとキジハタを置いていってくれた。

ありがとうございました。

新月の干潮。

郵便屋さんが来ました。

下中山のこの道は、

早朝に高知新聞の金山さんが通り、

それから漁師のおじさん一家が犬を散歩させている程度しか通らない。

それから数時間後の、

初めての通行人が郵便配達人という過疎地。

郵便屋さんからは、

こちらがこう見えたことだろう。

桟橋に降りると、

大量の稚魚が育っていた。

これはサバの子だろうか。

青く、そして緑色の美しい魚体。

夕方になったら冨永のおばちゃんがやってきた。

冨永さんは、

ここで生まれ育った生粋の浦ノ内人のひとりである。

釣り情報や、

辺りの獣、マムシ情報にやたらと詳しく、

山菜を取り、

野菜を育てて、釣りをして、

罠をしかけてイノシシを獲り、

ほぼ自給自足の生活をされているという。

大酒豪で、

いろいろのお礼にお酒をプレゼントすると、

大喜びをしていた。

「やっぱり健康はナニよね、ナニ」

「そうですね。ナニですよね」

「そうよ〜、ナニを食べていればいいのよナニを」

このナニとは、「新鮮な食べもの」という意味らしく、

ナニを食べていれば、

酒を飲んでもずっと健康でいられると教えてくれた。

おばちゃんを見習わなくては、と思った上弦の月。

「ナキさん、ドロメ獲れたき、土佐のごちそうを食べていってください」

そうやって玉ちゃんがドロメをごちそうしてくれた。

これも新鮮そのものなので、ナニである。

「どろめは、

氷水でしめて洗って、

生姜をすり下ろして、

シソと、

卵の黄身を落として、

ポン酢でやっちゃってください」

信じられないほどおいしい白魚みたいな味で、

この時期だけの珍味なのだという。

玉ちゃんは、

春野漁港付近にあるこの店をオススメしてくれて、

「他のところは、冷凍したりしゆうき、

あまり信用できんがやから、この店がええです」

そんなことで、

この店にこの赤い「どろめ」ノボリが立っていれば、

水揚げされた証拠で、

なるほど今日も午前中だけは立っていた。

午前限定の珍味でした。

明日からも台風波です。

【おまけ】

RVCA史上最大のアートツアー

『RVCA WORLD TOUR TOKYO』が各地で開催されていて、

ドラグラ清水さんのH&BEAUTY YOUTHさんの回に行ったキンちゃん。

「クリスチャン・フレッチャーがいてね。

ニューヨークから直接東京に来たと言っていたよ。

ナキの友だちだよと言ったら気さくに写真を撮ってくれてさ、

感激しちゃって、台風波で一緒にサーフしようと約束したけど、

サンゾー・タキローとどこかに行くらしくて、

どうやら湘南ではサーフしてくれなさそうだよ」

「そうなんですね。ツナくんは来ましたか?」

「それがさ、ツナくんは会場を間違えたみたいで、

ウチの杉本とマサルとで待っていたんだけど、

電話は出ないし、連絡が付かないから帰っちゃったよ」

「あれあれ、ツナくんは残念でしたね」

「アレン(日本ではアーロンと表記)・ローズと、

クリスチャンに会いそびれたね。まあ仕方ないか」

「バリー・マッギーとブラッドフォードにも会いそびれましたね」

「本当だね」

「ぼくも会いそびれました。またいつかです」

Happy Surfing!!