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naki's blog

波の出るプール47年後_カズさんと公文サーフ塾_カラニ・ロブのウェーブプール体験_(1584文字)

私が小学校1年生のとき、

「波の出るプール」に行った。

マット状の浮き具で、

その波に乗ろうと試みたのが、

あまりにも弱く、

乗れもしなかったのだが、

少し経つと、

波と波が重なるところからなら、

滑ることができると知った。

そこからそっと乗り、

できる限り長く滑っていけるようにと、

空腹になっても、

喉が渇いてもいつまでもやっていた。

終了時刻となって、

波が出なくなって、

がっかりしたことまで覚えている。

あれが私にとって、

波乗りのルーツだろう。

それから47年後、

私は同じように波に乗っている。

NAKI ON CATCH SURF BARRY MCGEE 7′ QUAD 2019 AUG

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青龍寺に奥の院というのがあり、

その東で長い波に乗った。

キャッチサーフで乗っているのは、

いくつもの理由がある。

ただ言えるのは、

子どものときの浮き具が、

この7フィートクアッドだったら、

どんなに楽しかったことだろう。

そう考えてみると、

私は波の出るプールから漕ぎ出て、

こんな特上の波に乗るようになり、

レイルワークのタッチから宇宙感覚まで感じるようになった。

【友人シリーズ】

宇賀くん。

彼もまたキャッチサーフで波に乗る。

ラカ法王の師のひとりであるカズさん。

藤沢で数々の飲食店を成功され、

現在はバリのサヌールに在住。

カズさんは奥さんと夏休みに帰省され、

山本さん(左)と、

山田さん(中央)とで土佐をクルーズ。

すばらしい時間を過ごされていました。

公文潔くんのサーフ塾というのが、

1980年代ごろからあり、

その筆頭塾生であるイズミくん。

この日は、

法王のサバ手でハッピーサーフ祈願をしていた。

潔くんは、

SO-ANのキヨシくんと同一人物であり、

彼もまた世界行脚(あんぎゃ)の間に信徒を増やしていたのだろう。

師に会いたければ、

いのIC付近の、

宗安寺のSO-ANと検索してみるといい。

古民家内の、

潔くんの蔵書を読むのも至福の時間であり、

窓景色も優れ、盤のジャズもすばらしい。

Hullも野菜も。

神々しい景色が撮れた。

青龍寺裏、下中山於。

隣の集落にある漁師のご家族は農場もお持ちらしく、

甘いとうもろこしをいただいた。

タコも茹でて持ってきてくださった。

カタサバ先生のおかげである。

新居の南風という道の駅系のお店で、

一袋100円というトマトが売っていたので、

それと一緒にそれらをサルサソースと黒酢で和えてみた。

【ウェーブプールのおまけ】

テキサスの『WACO』というウェーブプール会社から、

キャッチサーフに2人だけサーフしていいですよと招待状が届いた。

そこでカラニ・ロブとジョニー・レッドモンドが、

フィルマーのビーフこと、

クリス・モンローと行き、前日に到着した。

すると、

うれしくてカラニが眠れず、

結局待ちきれず、

夜明け頃にプールに行くと、

調整中のオペレーターがいて、

なんと、

調整も兼ねて動かしてくれるという。

徐々に波が良くなってくる波質で、

ウォーミングアップをするカラニ。

そしてその波音に驚いてやってきたジョニーやキッズ、

さらには他の招待選手であるシエィ・ロペスが自作ボードでやってきて、

ジェット・シュリングやプロスペクトたち、

さらにはジャクソン・ドリアン(D師範の長男)とのセッション。

前半には、

波が出る前の静止水面があり、

そこでカラニのパドリングを学んだ。

やはりバランスがいい。

腕の角度もいい。

日々修行であります。

私が子どもの頃、

もしこの波に乗れたらうれしくて気絶してしまったことだろう。

さて、

カラニは、

プール会社が7時半スタートと明記しておきながら、

未明からプールを可動させている。

オペレーターの粋な計らいに大感謝し、

いいかげんで有名なアメリカ人の、

規則を守らない反極の美しさがここに表現されている。

カラニと一緒にいるとこういうことはよく起きる。

Happy Surfing!!