私が小学校1年生のとき、
「波の出るプール」に行った。
マット状の浮き具で、
その波に乗ろうと試みたのが、
あまりにも弱く、
乗れもしなかったのだが、
少し経つと、
波と波が重なるところからなら、
滑ることができると知った。
そこからそっと乗り、
できる限り長く滑っていけるようにと、
空腹になっても、
喉が渇いてもいつまでもやっていた。
終了時刻となって、
波が出なくなって、
がっかりしたことまで覚えている。
あれが私にとって、
波乗りのルーツだろう。
それから47年後、
私は同じように波に乗っている。
.
青龍寺に奥の院というのがあり、
その東で長い波に乗った。
キャッチサーフで乗っているのは、
いくつもの理由がある。
ただ言えるのは、
子どものときの浮き具が、
この7フィートクアッドだったら、
どんなに楽しかったことだろう。
そう考えてみると、
私は波の出るプールから漕ぎ出て、
こんな特上の波に乗るようになり、
レイルワークのタッチから宇宙感覚まで感じるようになった。
【友人シリーズ】
宇賀くん。
彼もまたキャッチサーフで波に乗る。
ラカ法王の師のひとりであるカズさん。
藤沢で数々の飲食店を成功され、
現在はバリのサヌールに在住。
カズさんは奥さんと夏休みに帰省され、
山本さん(左)と、
山田さん(中央)とで土佐をクルーズ。
すばらしい時間を過ごされていました。
公文潔くんのサーフ塾というのが、
1980年代ごろからあり、
その筆頭塾生であるイズミくん。
この日は、
法王のサバ手でハッピーサーフ祈願をしていた。
潔くんは、
SO-ANのキヨシくんと同一人物であり、
彼もまた世界行脚(あんぎゃ)の間に信徒を増やしていたのだろう。
師に会いたければ、
いのIC付近の、
宗安寺のSO-ANと検索してみるといい。
古民家内の、
潔くんの蔵書を読むのも至福の時間であり、
窓景色も優れ、盤のジャズもすばらしい。
Hullも野菜も。
神々しい景色が撮れた。
青龍寺裏、下中山於。
隣の集落にある漁師のご家族は農場もお持ちらしく、
甘いとうもろこしをいただいた。
タコも茹でて持ってきてくださった。
カタサバ先生のおかげである。
新居の南風という道の駅系のお店で、
一袋100円というトマトが売っていたので、
それと一緒にそれらをサルサソースと黒酢で和えてみた。
【ウェーブプールのおまけ】
テキサスの『WACO』というウェーブプール会社から、
キャッチサーフに2人だけサーフしていいですよと招待状が届いた。
そこでカラニ・ロブとジョニー・レッドモンドが、
フィルマーのビーフこと、
クリス・モンローと行き、前日に到着した。
すると、
うれしくてカラニが眠れず、
結局待ちきれず、
夜明け頃にプールに行くと、
調整中のオペレーターがいて、
なんと、
調整も兼ねて動かしてくれるという。
徐々に波が良くなってくる波質で、
ウォーミングアップをするカラニ。
そしてその波音に驚いてやってきたジョニーやキッズ、
さらには他の招待選手であるシエィ・ロペスが自作ボードでやってきて、
ジェット・シュリングやプロスペクトたち、
さらにはジャクソン・ドリアン(D師範の長男)とのセッション。
前半には、
波が出る前の静止水面があり、
そこでカラニのパドリングを学んだ。
やはりバランスがいい。
腕の角度もいい。
日々修行であります。
私が子どもの頃、
もしこの波に乗れたらうれしくて気絶してしまったことだろう。
さて、
カラニは、
プール会社が7時半スタートと明記しておきながら、
未明からプールを可動させている。
オペレーターの粋な計らいに大感謝し、
いいかげんで有名なアメリカ人の、
規則を守らない反極の美しさがここに表現されている。
カラニと一緒にいるとこういうことはよく起きる。
Happy Surfing!!
◎