暦とはよくできたもので、
立春となったとたんに水が温(ぬる)んだ。
温まったとは感じないが、
たしかに温んだ。
長時間サーフしていても、
寒いと感じなくなった。
きっと冬の底は過ぎたのだろう。
ちなみに千葉北の水温は、
10度が底だったが、
立春後は13〜14度くらいで推移しているようだ。
水温10度というのは、
ワイプアウトしたくない冷たさだ。
よって、
テイクオフで受け身になる自分を知ったりもする水温だ。
ちょうどいま、
パイプライン・マスターズの開催期間中だ。
うねりがそこまで上がっていない。
ここまで数日間順延していたが、
もうすぐ、
(ハワイ時間の12:30に)
イベントを再開するという。
波が上がってくる予想だ。
けれど、
風も波と一緒に強くなる。
45ノット越えでサーフするのはきつい。
よって、
このマスターズ開催期間内にエクセレントはないとあきらめたか、
または波質調査隊であるサーフラインの辣腕調査員が、
エクセレントは、
本日からだとしての再スタートなのかはわからないが、
どうやら始まるようだ。
John John Florence 2022 Semi
.
パイプラインの波を見て興奮した私は、
過去のマスターズやシュートアウトを研究し、
バレル波を「うーむ」と味わっている。
NASAが、
スマイリー・グリズリーを火星表面で発見したと発表していた。
よくキャプションを読むと、
どこにもスマイリーとは書いておらず、
スマイリー・グリズリー本人と「がぉ〜」と連絡を取ると、
熊ヶ浜には波がないが、
近くに小さいが、
なかなかの波があり、
そこでサーフしているとあった。
シャッチョさんはMLBでサーフして、
マンライ38本でしたと教えてくれた。
DJ VCA氏からは、
「(コパカバーナ・)ウエストで無人波に乗り続けました」
そんなメッセージが届いた。
スカシーの河合さんからは、
生見がすばらしかったと聞いたが、
特筆すべきは、
サーフした全員が「もう春ですね」と口をそろえたことだ。
陸にいるとまだまだ寒いが、
海で遊んでいると、
水温によっていち早く季節を知ることができる。
雪が溶けて 川になって 流れていきます
もうすぐ春ですね
と、
キャンディーズの歌詞を思い出した。
それから脈絡もなく、
ナベゾさんの「金魂巻」のことを考えていた。
ナベゾさんこと、
渡辺和博さんの洞察力というか、
細かな視点に感じ入った。
さすがナベゾさんは、
「*エンスー」という言葉をちょっぴり流行させただけあり、
卓越した審美眼というものを持っていらした。
(*エンスー・enthusiast・エンスージアスト・~に熱中する人)
太平洋はこれから荒れて、
大きなうねりが来るという。
それまでやれることをやっておこう。
□
【巻末リンク:今年のマスターズ開始日】
【巻末リンク*2:キャンディーズの春】
【巻末リンク*3:エンスー濃度が高い号】
Happy Surfing and Happy Lifestyles!!
◎