
さまざまな場所に行ったが、
この浦(湾)のバイブスはすばらしかった。
この景色があり、
まさに誰も来なかった。
正確には、
ノラネコに餌を与えにやってきた人と、
犬の散歩にやってきた老人だけだった。
また南下を始め、
最初に立ち寄ったのはこの道の駅。
ここではなんと、
ハンマーヘッドが380円で売っていて、
どうするのかを聞くと、
刺身やフライにするのだという。
ここは若山牧水(歌人)の出身地だということで、
牧水にまつわるものがたくさんあった。
サシミが安く、
ブリとマグロで白ご飯と思ったが、
ご飯だけという設定がなかったのでお弁当にした。
ブリがとてもおいしく、
マグロは奄美大島で食べた本マグロと同等なほど最高だった。
都農(ツノ)は、
農業の都という意味らしく、
たくさんの生産物が展開されていた。
以下はしばらく画像だけとする。
およそ70kmほど南下し、
いくつかの波を見たが、
エイトくんによると、
テットー8番がいいという。
エイトくんとは、
5月ごろにリョウくんとピロたんがナキサーフに連れてきてくれて、
デューク・カハナモクの思想に賛同する熱い人なので、
前回の宮崎編(9月)のとき再会した。
到着すると、
他はサイドオフの風だったのが、
オフショアであり、
さらにはエックスやジュクオンのように波がクロスし、
ウェッジし、
セクションは長く伸びていくのだった。
エイトくんはたいていここでサーフしていて、
カウンター・カルチャーではないが、
混雑するエリアを外せば、
空いていて最高の波だという。
タマサキやラーメン屋と同じで、
混雑=いい波だと信じられているので、
無人ピークには誰も来ないのだった。

少し遅れてピッペンくんもやってきた。
彼も9月にご一緒した知的なハッピーサーファーだ。
初めてサーフするのを拝見したが、
見事なロギングを見せてくれた。
しかも上品な足さばきだったり、
またはショアブレイクの所作美しく、
全てジョウブツまで展開していた。
ジョウブツ=波の最後まで乗ること。
それにしてもピッペンくんの波選びが見事で、
ピークの裏というか、
後ろ側からうねりをつぶすようにテイクオフし、
ラインを保ったままのノーズライドは、
タイラー・ウォーレンやクリスチャン・ワックたちが好きな雰囲気で、
サンオノフレに行けば大人気のサーファーになる予感がした。
95(287cm)のトリプルストリンガーのマジックボードが美しい。
こちらエイトくん。
なんでもログ(古式ロングボード)をはじめてまだ2年だというが、
波選びも完璧であり、
フェイドもトリムも熟練ロガーに引けを取らないほど卓越していた。

エイトくんは日没後までサーフし、
彼のサーフに向ける情熱が夕焼けに伝わったような空色となった。
96(290cm)ログ。
エイトくんは林業に戻り、
ピッペンくんはフィリピンに向かった。
記憶に残るすばらしいセッションをありがとう。
【お知らせ】
昨日ここでグルービー・フィンのシリーズ7のご紹介をしたが、
その商品ページが完成しました。
https://www.nakisurf.com/product/groovy-fins-series%ef%bc%97%e3%80%8eblue-red-ashubury-vintage-2%e3%80%8f/https://www.nakisurf.com/product/groovy-fins-series%ef%bc%97%e3%80%8eblue-red-ashubury-vintage-2%e3%80%8f/
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【巻末リンク:前回の宮崎編】
【巻末リンク*2:寒波〜】
Happy Surfing and Happy Lifestyles!!
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