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【サーフィン研究所】Many Rivers to Cross 遥かなる河_コスモス・レバレッジ・フィッシュ_(1133文字)

Many rivers to cross

ジミー・クリフの楽曲に感じ入ってしまった。

私たちだったら、

Many waves to cross
はるかなる波を越えて

そんな気持ちになるのだった。

遠くにある長い波も乗ったし、

近所の逸品波にも乗った。

すぐ沖に低気圧があるようで、

そこからはきだされた波群の圧倒は、

私をひたすら謙虚な気持ちにさせるのだ。

冒頭の曲は、

ジミー・クリフのものだったけど、

次にサンシャイン・レゲエがかかった。

普段はこういうリズムを聴かないけど、

暖かくなった気持ちと重なるような心象を残すのだった。

サーフボードには、

後世に残る名作デザインがある。

MNR(ミニ・ノーズ・ライダー)もそのひとつだ。

元々キャンバス社のデザインだが、

クリスチャン・ワックから私が引き継いだ。

継承である。

で、

NAKISURFでMNR7フィートを、

ストック用に再オーダーしようとしていると、

カスタムオーダーが入った。

ラウンド・テイルのノーロゴのカスタムとなった。

もはやこれは、

以心伝心的な驚きがあった。

コスモス・サーフボードの、

2025のニューモデルとして、

ミッド・フィッシュを刷新することになった。

コスモス・サーフボードのフィッシュ・カテゴリーでは、

これまでのドリーム・フィッシュ派と、

サンディエゴ・フィッシュに加えて、

ミッド・レンジ・フィシュだと感得した。

前田博士に相談に行くと、

エンスーラボ内にエボルブ・レーベルでの逸品があり、

「試乗してください」

ということになった。

長さは66(シックス・シックス=198cm)だ。

ご覧のような波サイズだが、

一本目からマンライがあり、

それはセッションを終えるまで同様の感動を受けた。

ターンのために荷重すると、

まるでレバレッジ(leverage=てこ)のようにレイルが入る。

この秀逸なるデザインに際して、

「灯台もと暗しだ」

と静かに感動する。

のみならず、

タイラー・ウォーンや、

エリック・クリステンソンたちの、

メジャーを越える衝撃があった。

それもそのはず、

前田博士には、

TheOneやクラシック、

グライダーで培ったグルーバルなロッカーコンセプトがある。

それに加えて、

これまでのマジックボード曲線を適材適所で配置し、

完全再現しているからだと納得したが、

あまりの良さに即エンスーラボに戻り、

オーダーカードを書き、

さらにはシングルフィン・スロットも入れ、

マルチファンクション仕様と注文した。

【巻末リンク:Many Rivers to Cross 遥かなる河】

【巻末リンク*2:サンシャイン・レゲエ】

Happy Surfing and Happy Lifestyles!!