こんにちは、
昨日の成人式に出席された方に、
「ご成人おめでとうございます。
これからの人生は美しい波、荒い波、楽しい波の連続でしょうが、
それぞれの歩幅で進んでいってくださいね」
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友人の娘さんが成人式に出席されたそうで、
「娘はさ、着物をレンタルしたんだけど、いくらだったと思う?」
と聞かれ、
「うーん、3万円!」
「大外れ?」
「じゃあ、10万円!」
「外れ、レンタル料が60万円もするんだよ?」
「え”?!!」
という会話をしていました。
近頃の成人の日は大変なんですね。
でも、普通の洋服でもいいような気がしますが。。
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さて、こちらノースハワイは大波がやってきていて、
一番ブイは、25.6ft@16sec.と、
ものすごい計測数値を伝えている。
この計測が昨夜の6:50PM、
その1時間前が24.6ft@17sec.、
1時間後の7:50PMに22.6ft@17sec.となって、
その後は20ft@17sec.とモンスター級のうねりが10時間以上続いています。
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昨日はこのブイが朝10:50に「16ft@14sec.」と動いた。
こちらは日曜日だったこともあり、
うねりが入るであろう夕方まで待ってから、
ノアとリリコイリーフに行き、
それはいい波に乗ってきた。
上の写真で、BD5 の横にある球体は、
このブレイク名の由来となったリリコイです。
リリコイは「パッションフルーツ」という意味のハワイ語で、
ここには野生のリリコイがたくさん落ちている。
ほんのり甘く、酸っぱい味で、サーフ後にはぴったり。
それが数百個も落ちているのだから、
不思議な場所です。
初めてここを見つけたのが約2年5ヶ月前で、
これはその日のブログ
「ハリケーンその後_リリコイリーフ発見の巻_アップルストアイベント決定!」
https://www.nakisurf.com/blog/naki/archives/1744
をご覧下さい。
(読み返してみますと、
この当時の俺は赤ワインを飲んでいたのですね)
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サーフ後はご覧のような夕焼け空で、
大好きな焚き火にも力が入った。
連日の大波で、浜には歩けないほどの流木が落ちているので、
焚き火は、かなり大きくなって、
積み上げた流木は最終的には背丈以上となり、
キャンプファイヤーとなった。
おかげでこの付近はすっかりきれいになりました。
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今朝その場所に行ってみると、
満潮線よりも海側での焚き火実行だったので、
炭は全て満潮波に洗い流されていた。
浜もすっきりとしました。
リリコイリーフは、
不思議なブレイクで、
いつも行くたびにその形と味付けを変えているが、
今日の波が今までで「一番エキセントリック』だった。
収まらないような西北西うねりで、
大きく揺れるように動く水平線を見ながら6時間ぶっ通しでサーフした。
このロングランサーフは、
「流れが一切なかった」というフィジカル面に起因し、
さらには連日の「イナリーズ時速2kmの流れ」
には少し食傷気味だった反動なのだろうな、
と分析してみた。
イナリ寿司のお弁当を持っていったのだが、
足りなかったので、
ワイメアのビッグセーブにイナリ寿司を求めに行くと、
横はハマーH1だった。
この車の走破性能はものすごいそうだ。
いつか機会があれば、エルサルバドルの未開地で乗って、
新しいサーフブレイクを探しに行きたくなった。
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さて1月11日は、
『フォーカラット・デザイン公募』の発表の日でした。
応募日ブログはこちらです↓
https://www.nakisurf.com/blog/naki/archives/9007
多くの応募をいただきまして、
本当にありがとうございました。
いただいた応募作品を純城と千葉公平さん、
そして私とで選考を重ねた結果、
今回の応募作品には「入選作」はありませんでした。
ただ、
1.コンセプトはいいのだが、製造などの理由で製品化が見送られた。
2.アイディアが斬新である。
3.実現に近かった。(または実現されていた)
という「佳作」がいくつかありましたので、
ここにそれを紹介して、発表いたします。
こちらに掲載されている佳作受賞者さまには、
副賞としまして、
「フォーカラットボード、1万円割引券(2011年1月11日まで有効)」
と、「NAKISURFステッカーセット」
を郵送いたします。
応募されたときにように
shop@nakisurf.comに
お名前、ご住所、郵便番号を明記の上、
題名に「フォーカラット佳作受賞」として、
メール送信してください。
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【佳作受賞者】
イメージとして思いついたのが、ジンベイザメの餌を飲み込む大きな口でした。
1 ノーズにあるワイドコンケイブが斜面を吸い込むイメージです。
2 テールはストリンガーを舟底のように、BD3よりも高く
3 ムーンテイル
4 センターフィンはレイクを長めに ハイトを低めに (尾びれフィン)
5 踏み込むと加速するボード
(アイスマンさま)
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【佳作受賞者】
特徴は図(C)ダイヤモンドレールです、
50:50で図(B)ボトムがフラットでテイル付近に2本のチャンネル(コンケイブ)が入る。
テイル形状はクレセントテール。
そして、図(D)はテイル側からの図です。
デッキ側のテイルの両サイドは、レイルを入れやすくするようにテイルキックがあり、
テイルの中心は、ボー ドの中心ぐらいまで逆コンケーブが入ります。
これはノーズよりに浮力をもたせる用途と、
パドルの時に体をフィットさせるのです・
図(E)の横から見た図では、そのテイルキックが大げさに膨らんでいますが、
実際はもう少し緩やかです。
ワイデストポイントはボードセンターよりノーズよりになり、
フィンは専用のミニフィンが理想です。
シングルスタビや、フィンレスなどにも対応。
長さは4’11″前後で。
全体的に樽型で浮力たっぷりの厚め幅広です。
ボードロッカーはフラット。
または、
ミニロングボード6’8″前後の長さがあってもおもしろいかもしれません。
(小倉さま)
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【佳作受賞者】
オールラウンドと小波用の二本のセット販売。
(価格を控えめ)
基本は、初、中級者向け。
波と気分によって使い分けるのがいいと思っているのですが、
サーフボードって値段も高いし、家庭を持ってたりすると、
なかなか実際二本持つことはむずかしく、
小波用の板を乗った事がない人も多いはずです。
両方のボードが同時に痛む事は考えづらいので、一回両方持ってしまえば、
次回購入するのは1本でいいし、
ボードに対する視野も広がるはずです。
何よりこの特徴は、
「小波でも笑顔の人が増える」はずです。(グンゼさま)
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【佳作受賞者】
レトロフィッシュブームの後に登場し、
オルタナティブボードフリークの間で、
話題のディスプレイスメントハルボードのボトム理論の一部をノーズ側に採用します。
(アウトラインは変更しません)
つまりアッパーレールにコンベックスロールボトムです。
ただ、あくまでノーズエリアでの採用であり、
パドル時の胸の下辺りからは通常のシングルコンケイブとなり、
ダブル・VEEとつなぎます。
それにともなってレイル・エッジラインも降りてきます。
(いずれもグラスホッパーを基に)
ハルボトムの特徴は浮力増にあるので、
それによりノーズ側のフロテーションを増大させ、
ローロッカーボードのパーリングを防いだり、
ターンの操作性を向上する。
(テイル荷重しやすくなる)
「スピードと浮遊感覚が魅力」
という長所をパフォーマンスボードにも味付けしたいです。
レトロフィッシュはその緩慢な操作性ゆえに、
パフォーマンス思考のサーファーには受け入れられにくかったものの、
その設計概念の一部が、
パフォーマンスボードにも採用されていることを考えると、
ハルボードの理論が有用なものになるでしょう。
(大多和さま)
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【佳作受賞者】
私の案はレールに特徴を持たせてみました。
小波用にボリュームのあるレールを選択すると、
サイズパワーのある硬いフェイスの波では浮力が邪魔し、
レールワークが少し難しくなると思います。
そこで2段レールにし、
デッキ側には浮力を残しつつアンダー部分をほんの少しシャープにする事で、
ターンを楽にする。
そしてもう一つの特徴は、
ベンアイパのスティンガー(The sting)1988年復刻版をミニボードアレンジしてみました。
アイパの復刻版(The sting)を始めて見たのは、
部原の丸井セミファイナルだったと思います。
ジョン・シモオカが不思議な動き方をする板に乗っていて、
そのライディングのカッコよさに一目惚れして、
いろいろ調べた記憶があります
サイズは 5’11″ x? 18-5/8″ x 2-1/4″
Vが強目の板でした。
その記憶がミニボードとの融合を考えるきっかけとなりました。
「ミニボードの様な幅広の板に合うはず」
と妄想は尽きる事はありませんでした。
The sting復刻に近い位置のウイングと、
位置を下げたウイングでデザインしてみました。
絵のボードのサイズは 5’4″x 20″となります。
一番右のボードはスティンガーにせず、
レイルデザインのみ採用したデザインです。
(ガナリさま)
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ガナリさま考案デザインは現在純城が乗って、
大絶賛している「ツインスタビ・アイパデザイン」
と酷似していることもお伝えしておきますね。
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佳作入選作は以上となりましたが、
ご応募を本当にありがとうございました。
選に漏れた方も落胆せずに次回また参加くださいね。
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今日もNAKISURFに来てくださって、ありがとうございます。
大波の日も普通の波の日も、小波の日も普通にサーフできたらいいなあ、
と海の上で思っていました。
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