まずは回想編です。
けれど、
そこまで古い話ではなく、
これは19日(木曜)の千葉北、一宮ジェフリーズ。
Chiba Jeffrey’s
Catch Surf ®ODYSEA Skipper Fish
Tyler Stanaland Pro 6′0″
.
湘南から千葉までやってくると、
見事に北東風が吹き荒れていた。
この日の波情報は、
かなり低い点数を一宮に付けていた。
(いいぞいいぞ)
きっと北の飯岡や銚子の風が合っているからだろう。
そして勝浦も良さそうだった。
NAKISURF界隈は、
この風をかわすところがいくつかある。
正確には、
ジェフリーズ寄りのタキビシ・ピークだ。
いわゆる冬の風の日。
肌寒い平日ということと、
上記した波情報の点からか、
一宮海岸の砂地駐車場の北側には、
たった4台しか車が停まっていなかった。
5人ほどサーファーが入っていたが、
全員がエックスとジェフリーズの間で波待ちをしていたので、
ジェフリーズから北は無人だった。
NAKISURFのスタッフ間では、
フィッシュ・ブームが巻き起こっていて、
それぞれの得物があるのだが、
この日は、
ナカガワがオレンジ色のフィッシュを持ってやってきた。
南東グランド・スウェルと、
北東からの風波の混合という波質は、
「合わさって、角度を変えて離れていく」
というもので、
いつものタキビシ・ピークの特性をまとっていた。
具体例を示すとなると、
カリフォルニアのリンコン岬、
本家南アフリカのジェフリーズ・ベイ、
中土佐のドラゴン・ベイ
(北の大きな港という意味の地名でした)。
この辺りだと、
川の横にあるインポッシブルが似た波質だろうか。
「(波斜面が)斜め横に開いて走っていく」
言葉にするとこうなる。
サーファーは波に入るやいなや、
斜面内にレイルを入れなくてはならない。
そして前足荷重のめくるめく視界となる。
またはオフザボトム、
オフザリップ、
ロールイン、
フローターなどを駆使しながらメイクするというワールド・クラスだけど、
滑走ラインが極めて限定される。
とにかく速い、
早い波質だけど、
自身が斜面にいることができたら抜けられる、
そうでないと、
つまり泡をしょってしまったり、
ブレイク・バウンスの後ろに入ると、
波をメイクすることは途端にむずかしくなる。
そんな波。
□
【第二部】
カリフォルニア編。
到着後、
金曜日のウエスト・ハリウッドの大渋滞を通過すると、
トランプ政権の豊穣と、
疲弊と膨張ということを実感できた。
これはきっと瀧朗もそうだし、
そうなってくると、
村上春樹さんなどもこういう空気というか、
感覚を瞬時に判別するだろう。
「トレーダージョーズに行く」
そこまでは昨日書いたはずで、
店内に入ると、
収穫祭に向けて華やかだった。
それにしても12個程度入ったイチジクが、
400円であることに恐れ入った。
(カリフォルニア州はほとんどの食品は無消費税)
一個40円以下で旬の果実が食べられる。
日本ではあまり流行していないが、
コンブチャ(間違った翻訳による名前だという)が、
新商品を増やしていたり、
野菜ジュースのようなサラダ・ドレッシングが、
健康志向のカリフォルニアンを象徴するように並んでいた。
ひたすら美しい。
購入物一覧。
こちらもコールド・プレスのジュースや、
前述したコンブチャ、
生のピスタチオ、
バナナに大好物のブラータチーズという視界となった。
メキシコのモデロ・ビールは、
ベンチュラ・セイジへのプレゼント。
たいていのゲストは、
こうしてビールやワインなどを、
「自分で飲むであろう本数の2〜6倍を持っていく」
ということをしている。
もしこちらで、
パーティなどに呼ばれたらこれを目安としてもいいかもしれない。
そのベンチュラ郡に到着し、
セイジのワイン農園に行くと、
すっかり夕食の時間で、
さらには鉄板焼き器が導入されていて、
祭の様相でステーキなどが焼かれていった。
楽しい、
いつものタキビナイト。
Thank you so much!!
【お知らせ】
湘南藤沢駅南口の8ホテルに
「近隣の食べものについて」
という連載を持っています。
『フーディガイド』
記念すべき10回目の掲載となりました。
内容は、
8ホテル・フロント脇に置かれている
『フーディ・スタンド』からお取りになるか、
ウエブサイトからもご覧になれます。
バックナンバーもこちらからどうぞ!
https://ameblo.jp/8hotel-foodie/entry-12527939615.html
今回は野菜です。
タランティーノです。
有機ワインです。
うれしい藤沢時間でした。
□
さて、
戻ってカリフォルニア。
これが今朝。
到着してから変わることなく良く晴れているが、
ひたすら寒く、
摂氏14度しかない。
けれど、
日中は35度まで上がるという。
気温差21度というのをほぼ忘れていた。
それではまた明日ここで!
Happy Surfing!!
◎