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【サーフィン研究所・三連休スペシャル】9か月ぶりのエマ・ウッド_インアウト・バーガー_キャッチサーフを車の屋根に積む方法_チュラ式タキビナイト_(2338文字)

秋分の日。

暦の上で秋の始まり。

このあたりの天候は全面的にそれに反抗するように、

今日から「真夏日」です。

予想最高気温が35度ですと、

ジャックFM(93.1)とアローFM(92.7)が言っていた。

Emma Wood, Ventura

.

ひさしぶりの夏だろうか。

エマ・ウッド(ベンチュラ)に行くと、

サイズは膝腰、

たまに胸サイズの波が美しくブレイクしていた。

ここは私にとって、

北のブレイクであり、

そして好き度で言ったらナンバーワンだろう。

アクセスしやすい便利なロケーションでありつつ、

目の前に車が停めることができ、

パブリックな州立公園というのも良いのかもしれない。

次に好きなのは海賊岬、

そしてリンコン岬の順であります。

昨日もすばらしい波質で、

腰波でワールドクラスの気配があった。

さすがデーン・レイノルズのホームブレイクだと、

そして私が好きな波だと、

心の中で称えた。

ボードは、

キャッチサーフの8フィートのシングルフィン、

7.6フィートのバリマギ、

こちらもシングルフィン。

そして6フィートのフィッシュというメニュー。

GoProを持って波に近づいてみると、

カリフォルニアの波は、

ここまでクリーンだったのかと、

しばし驚かされた。

なんというか、

波面ツルピカ、

エマウッドの特徴である左右ウエッジ。

(波と波が合わさること。ちなみに前後はバックウオッシュと言う)

まるで千葉北エックスの天然版のような波質だった。

冷たいと予測していた水温も、

9月に入って温かくなったと聞こえてきた。

水温20度くらいだろうか。

真夏で冷たい日の千葉北の水温くらい。

または6月の湘南くらいかな。

マグやん。

彼は、

いまから4年後くらいに開封される

「ギンサバ鉄道の夜」の主要な登場人物の一人である。

ツルピカ波面に喜ぶナッキー。

完璧なレイル加重。

ジェイミー・オブライエンでもここに足を置くだろう。

ナッキーは、

フィンレス・サーフィンで培った超バランスがあり、

そのことが基礎になっているから、

こんなに正確なスタンスになるのだと考察した。

パドルアウトして景色を見ていると、

らせん(螺旋)の中にいて、

時間が経っているのか、

戻っているのかがわからなくなった。

いわゆるトリップアウトである。

あの出発した日とか、

ここで初めてサーフした日の記憶とか、

カレンダーの表紙写真をここで得た日等々。

(巻末リンクを参照ください)

あれから膝もずいぶんと良くなり、

たくさんのおいしいものを食べて、

湘南や伊豆、

千葉、

土佐高知、

奄美大島、

沖縄の、

日本の銘波に乗り、

サーファーとして成長したと言い張れる自分がいた。

私たちの陣地。

NAKISURFオリジナルタオルを敷き、

バケツの中に飲料水とGoPro、

ツナくんのレンタカーの鍵と、

トランクスを入れておいた。

街中のビーチ、

例えばハンティントン・ビーチとか、

ロス・アンジェルスやサンディエゴのポピュラーなビーチなどは、

荷物を置くときは気をつけなくてはならないので、

この鍵の隠し場所としてはNGだろう。

だが、

このエマウッドは安全だと断言できる。

ライフガード・タワーには、

水温68−69°(摂氏20°)と書いてあった。

海から上がると、

例によって超が付くほど空腹となった。

In-N-Out Burgerに行き、

(インアンドアウト・バーガー)

私流のハンバーガー二つと、

フレンチフライというオーダーをした。

私流とは、

グリルド・オニオン、

エクストラ・トマト、

エクストラ・トースト・オン・バンズ

(パンを余計に焼く)、

フレンチフライには塩を振らないでということで、

注文後12分ほど待つと、

26(トゥエンティ・シックス)と呼び出され、

こんなビューティフルなバーガーズを得た。

マグやんは、

マグ式ではなく、

私流のチーズバーガー版。

シェイクシャック等のバーガーはこってりとしているが、

インアンドアウト・バーガーはあっさりしている。

チュラさんこと、

ベンチュラ・セイジのワイン農園に戻った。

真夏の陽射しなので、

車内品が溶けないように車に日除けをするほどだった。

これは35度だが、

40度を超えることもしばしばあるのだ。

あれだけ凍える朝が、

こうして日中35度になるのがすごい。

砂漠気候というものだ。

ちなみに気温差が21度。

ワインを作る葡萄にはこんな気候が適しているという。

さて、

日本でもこちらでも

キャッチサーフを屋根に載せている人をたくさん見かけた。

けれど、

きちんと積んでいるのは10〜20%程度だろうか。

きちんと積まないと、

キャッチサーフはロープにくい込んでしまう。

私流は、

このようにキャッチサーフを下段に、

そしてPUボードを最上段にしてロープを張る。

こうすれば、

キャッチサーフにロープが触れることはない。

触れなければ傷が付かないし、

さらにはキャッチサーフの柔らかさが車の屋根と密着するので、

(屋根とボードの間にはタオル等)

126フリーウエイの時速75マイル(約120km)ですら、

ボードがずれたり、

動いたり一切せず全く問題なかった。

画像のようにロープをこうしてねじっておくと、

ブーンという音が鳴りません。

キャッチサーフをセダン等の車に積む際は、

この方法をぜひお試しください。

チュラさんたちが戻ってきてタキビナイトとなった。

サンタ・バーバラのファーマーズ・マーケットに出店していたチュラ一家。

そこでイタリア移民のトマトソースとブドウを交換したのがパスタとなった。

さらにはたっぷりの生牡蠣の夜。

尽きないサーフィン話、

そして星空を見上げると、

焚き火からの煙が巻くようにしてそらに吸い込まれていた。

すばらしい夜だった。

ありがとう〜!

【巻末リンク:前回のカリフォルニア】

日本へ!_(1773文字)

Happy Surfing!!