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【サーフィン研究所アート・スタジオ編】今回の伊豆展示の詳細公開_(2105文字)

快晴。

師走の雲だけ見ると、

盛夏と何も変わらなく見える。

地上だけが冬なのか。

バリのヤマザキさんも来展です!

さて、

今回伊豆下田にて、

アンディ・デイビスの特大原画公開式典に参加してきた。

そこで、

「カリフォルニアをテーマとして、
作品を展示してください」

という依頼を鈴木直人さんから受けたのは、

盛夏の頃で、

それもあって、

光彩雲が夏のものに見えたのかもしれない。

聞いてみると、

「アンディ・デイビス作品と私がカリフォルニア側となり、
その対に伊豆を主題にした作品群を3作家さんで展示します」

というアイディアだった。

キュレーションというのか。

伊豆側には、

撮聖である水口さんが、

今村厚さんのバレルショットをメインに据え、

ターさんこと土屋さんは、

アクリルプリントの鮮やかなのを展示された。

マリーさんの柔らかな作品もあり、

名作映画フリーライドが上映されたり、

トークセッションがあり、

そんなサーファーたちの正しい集いだった。

会期がちょうど本日まで。

そんなことにより、

今回の作品の詳細をここにご紹介します。

まずはSan Clemente Pierです。

私にとっては、

生まれて初めてのピアが、

このサンクレメンテ。

コンクリート製が多い昨今において、

100年前(early 1900’s)に建てられたものを2回復元したという。

(ハリケーン被害と補修)

この歴史があり、

私にとって大切なピアと、

夕陽の瞬間を撮り、

それを和紙にプリントして、

サーフボードの樹脂に流し込み、

さらにはティントという顔料を夕陽色に入れて、

ここに封入しました。

なので透けています。

次は”Magnifico San Clemente”

シャドウボックスという深さがある額があり、

そこにひとつの世界を創りました。

まずは額縁の色を塗り替え、

それからイナリーズ(ノースハワイ)と、

カラフィアというサンクレメンテ南端のビーチブレイク作品を合わせ、

中央にはアンディ・ニエブレスのバックサイドをはさみこみました。

十字架のアクセサリーを角に置き、

羽根と、

皮革、

そして花の柄の生地を額内のマットに敷いたりのせたりし、

パワーストーンを貼りつけました。

magnifico=宝箱みたいな世界を表現しました。

こちらも年代もののシャドウボックスに、

水鳥の羽根や、

ネックレス等のアクセサリー、

革に題名を書き、

透けるファブリックを階層とし、

ちょっとした王宮部屋ぽくしました。

“Donavon’s Touch of Heaven”

“Feel The Glide”

ロブ・マチャドが気に入り、

タイトルまで命名してくれた私の初期作品です。

数々の雑誌の見開きを飾り、

大判プリントが世界中に散らばり、

運命を飛翔させ続ける

長命ロングセラーのアルミニウム・プリントです。

“Tyler Warren’s Fishes”

タイラー・ウォーレンのフィッシュを

サン・ファン・キャピストラノの小屋の前に並べ、

それを撮ったものを和紙にプリントし、

こちらもサーフボード樹脂に封入したものです。

パワーストーンをこうして、

編み物と革で巻き付けて、

少し濁らせた樹脂作品です。

こちらも透けるので、

窓側等に飾ると美しいです。

“Tyler at Home”

ビンテージ・フレームに水鳥とファブリック、

そして日没後のタイラー・ウォーレンのノーズライド。

純粋でありたいと感じ、

サインやタイトルを入れなかった作品です。

“ENTROPY”

エントロピーは、

熱力学において定義される示量性の状態とあり、

統計力学において、

微視的な「乱雑さ」を表す物理量だという。

私は人生の数奇さをこのエントロピーとして、

さらにはこの作品でそのことを表現してみた。

上記したサンクレメンテ・ピアを上部に、

そしてドノバンによるボトムターンはエルサルバドルのもので、

このことを簡単に言うと、

私がドノバンと初めて会ったのが、

サンクレメンテ・ピア。

1980年代後半のことで、

それから20年経って、

中米まで一緒にサーフトリップに行った際、

こういうことが『エントロピー』なのではないか、

そんなことを感得し、

不思議さをエクスプレッションしました。

シャドウボックスにビーズ、

革、パワーストーンをあしらった2017年作品です。

公開は二度目です。

“Laguna Beach”

ラグナ・ビーチの美しい夕陽の中、

やってきたハミングバード

その作品を和紙にプリントし、

サーフボード樹脂に黄昏れ色のティントを混ぜて封入したものに、

マクラメを包み込んだ透明作品です。

サーフボード樹脂なので、

こうして気泡が入っているので、

透けたときにここがプリズムの入り口になったりもします。

明日撤収ですが、

こちらの2016〜2017年に創った作品群を販売開始します。

「まとめて全て」

という価格(オススメ)と、

それぞれの価格がございます。

詳細は、

どうぞメールで

shop@nakisurf.com

まで、

「NAKI作品」としてお問い合わせください。

1個のみ特別製作したオリジナルです。

どうぞ玄関、寝室、リビングルーム、

キッチン、オフィス、

ショップ等にお迎えください。

Happy Surfing!!