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naki's blog

【サーフィン研究所】お節の起源を調べてみた_食べものと星空になんだ、元旦でした!_(2169文字)

あけましておめでとうございます。

2020年、

そして令和2年と、

タイプを打つときもこの数字が多くなってきた。

10キーでも十字キーでも。

元日、

私たちが最初にしたのは波のことを知ること。

それほどまでに無風の美しいコンディションだった。

波は乗れるほどないと知ったので、

お餅を焼くこととした。

お節などはないが、

遺伝子レベルで「お餅が良い」と感じた。

お節料理の起源を調べてみた。

私は、

法王のように「OKグーグル」とは聞かず、

文献を探していくという古典的な方法が身についている。

高知県のオーテピアという図書館が秀逸です。

日本のすごいのが、

こんな1000年も前のことが文中に残っていて、

そこから当時の世俗風俗を知ることが興味深い。

「作物への感謝をこめ、神さまにお供えものをする」

という行事が、

1000年前ごろに宮中で始まったとあった。

日本にくらべて、

米国の歴史はせいぜい526年だとか、

トーマス・ジェファーソンの243年前である。

(正確には、インディアンがいたのだが、文献という観点で)

話が逸れたが、

お節の起源は、

「節会(せちえ)」

という宴の料理が「お節料理」の始まりであるようだ。

庶民が「お節」をするようになったのが江戸時代後期。

およそ160年前からの伝統です。

「愛媛の、ぼくの地域では、アベガワです」

そんな文体でタマちゃんが安倍川餅(あべかわもち)を作ってくれ、

ジグザグコーヒーで乾杯した元日の朝。

徳川家康時代に静岡から始まったこの和菓子味は、

いつの世から四国にまでやってきて、

元日の食べ方として愛媛の今治、

しかもタマちゃん地区に定着したというのも興味深い。

しかもタマちゃんのご両親もまた愛媛出身というので、

食べものの文化という本を読み続けたい衝動に駆られた。(笑)

このお餅をいただいてから青龍寺、

奥の院に行ったのですね。

裸足が痛く、

修行初詣を経て空腹となったので、

そのまま土佐物産&食堂の殿堂ハレタに行く。

ここでは、

元日から多くの人たちがイキイキと働いていて、

みっしりと元気をもらえた。

ああ、街に来て良かった。

山では深緑の地から思いと想いをもらい、

こうして食べものから生きるエネルギーをいただく。

大げさだが、

新年というのは、

改めてこういうことを考える機会なのだろう。

生卵かけ定食に

天つゆと醤油を半々にしたものをかけていただくと、

さらにめでたい気分となった。

おいしいもの研究家の有元くるみちゃんが、

「土佐ジロー、おいしいですよ」

そんなことを言っていたのを思いだした。

このジロー・エッグ世界は、

極みまでがあるという。

それは黒潮町の、

レモン樹の下で放飼いした土佐ジローの卵がいちばんおいしいらしく、

たまに平野の物産で売っていますということだった。

今度、

なかむら方面に行ったときに探してみようと思っている。

ハレタの名作のひとつに北野農園の青パパイヤがある。

この農園は、

仁淀ブルーで知られる奇跡の清流「仁淀川」があり、

そこに拡がる春野町という農地が、

「はるの野菜」という高知県の誇るブランド野菜となります。

春野町の中でも、

連なる小山の海側の、

温暖な平地にささやかな農地がある。

堤防がなければ仁淀川農地と言える特等地だ。

そこで育った青パパイヤ(売り切れていたが)と、

キタノ・ノウエン・パパイヤ茶です。

ここの野菜は、

無農薬等は当然で、

何よりも身体に効く。

naki_Taiwan

台湾のサーファーにお会いすると、

うれしそうにこの写真を見せてくれる。

これは、

ライアン・イングルがハンドシェイプした7フィートで、

フォードアーズのフェイド・ターン起のタイミングだ。

このショットをクリスチャン・ワックがとても気に入ってくれて、

その流れで台湾に伝わり、

ライフスタイル雑誌の記事となったらしい。

3年も前のことだが、

私に会ったら見せようと、

そんなフォルダーに入れておいてくれたことがうれしい。

寒いが、

大気が澄んでいるので、

星空撮影には良好な夜が続いている。

昨夜、

つまり元旦の夜にも撮っていた。

「冷やい冷やい」と土佐弁で戻ってきて、

ストーブの前でiPhoneを開くと、

ラカ太郎くんと二郎くんから、

正確には彼らの父親のiPhone6からSMSが届いていた。

「かあちゃんの里から送られてきたラーメンを食べました!
ラーメン太郎と、らーめんじろうです」

太郎くんが右利きで、

二郎くんが左利き。

これを見て大みそかに前出のタマちゃんとナッキーでした対流説、

陰陽説などを即座に思いだしたので、

撮ったばかりの星空を彼らに送った。

ナキさんの元たんのそらは星がたくさんありますね。
きれいです。
遠くまで見えました。
なんだ、がんたん(元旦)だなと思いました!

すばらしい二郎くんでした。

パチパチ〜♪🙌🙌🙌

天才ジローのハッピーサーフ日記、

また送ってきてね。

「いよいよお正月やね〜」

「あ、冨永さん。あけましておめでとうございます」

「明けましておめでとうございます。

今年もどうぞよろしくお願いします」

背筋をピシリ伸ばしてお辞儀してくださった。

すばらしい日本の文化は、

こうして土佐ではしっかりと、

変わることなく続いています。

アロエの花がきれいやで〜。

ナニにも効いて、ええんやで。

ヤケドにも効いて、

消毒にもなって、

保湿もする不思議な植物やき〜。

Happy Surfing!!