Iridescent Clouds、
彩雲(さいうん)を見ていた。
彩雲とは、
雲が緑や赤、紫や黄色、
そして青く彩られる現象である。
彩雲は良く見るのだが、
カメラを向けたのは、
どうもこれは龍の顔のような気がしてならなかったからだ。
良く見ると、
龍は隠し絵のようにあちらこちらにいて、
この色彩もまるで目の錯覚のように思えるのだった。
龍くんは、
やがてこちらを見て笑っているかのようになり、
眼が現れて、
やはり龍くんでした。
そんなことになったのです。
こんな絵本があったらいいなと思い、
こんなファンタジーのような空の現実を子どもの心に植え付けて、
広い視野を持つ人になってくれたらうれしい。
この龍くんを見てから海面を見ていたら、
陽光が海面に反射する紋様が龍に見えた。
早速カメラを向けるが、
龍が速くて、
もしかすると、
残像でそう見えるだけだとも感じたが、
このキヤノン5Dの誇る1/8000秒の超高速シャッターなら、
このすばしっこい龍を写せるはずだとも考えた。
いた、カシャ。
あれ?
龍は写らない代わりに、
紋様がなにかのコードというか、
暗号に思えてきた。
もしかすると、
これを幾十にも重ねると、
何かが現れるのだろうか。
そんなことを思いながら、
海面に向かってシャッターを切っていた。
そういえば、
サーフィンのとき、
海面の紋様を眺めていることが多い。
ただ、
今までは海面に龍や竜を見たことはなかった。
彩雲で見てからというもの、
なにかにつけて龍が現れるのは、
精神装置に龍のスイッチみたいなのがあって、
それがONになったのだろうか。
Happy Surfing!!
◎