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naki's blog

【サーフィン研究所&ドラグラ・プロダクションズ】バレル・ライド研究[ウエッジ編]_ホーオーパンナとラカ法王のマーチ_(2385文字)

Atsushi Imamura

at IZUFORNIA

.

今村厚。

アッチーと呼んでいる。

伊豆が生んだグレイト・サーファーのひとりで、

いつも波が良いところにいる。

生粋のチューブ・ライダーで、

パイプラインにも好んで向かっていた。

しかもすばらしいスタイルもある。

そんな彼の、

龍浪ファースト・セクションのa.というか、

始まりのウエッジ。

ここをこの角度でレイルを立てているのは、

ハイラインにとどまるため、

「能動的に(あえてという意味)失速」させ、

レイルと自身の起伏を重心として、

関与させているのが見える。

このウエッジの次にさらなるウエッジがあり、

そのそれぞれにはきちんと門となるリップがある。

(赤色で示しました)

アッチーは、

まさにこのとき、

その門の中央に誓いと、

全ての縁起を立てている瞬間が写っている。

このウエッジを越えると、

またひとつ見える。

この波はこれがずっと連なって、

それはちょっとした龍の体のようだった。

このバレル内でさらに内側に入り込み、

もっと、

まだ、

そのあたりまで来ると、

「(サーフィンで)宇宙を感じる」

と言った人の感覚が少しは分かるのだろうか。

とにかく、

サーフィンは広い視野で大きく、

そんなだいたいを見つつ、

その次に詳細に迫る。

具体的には、

自らがおかれている波壁の変動や起伏変化と、

遠心力、

重力、

揚力、

はたまた妖力の変化を見据える、

予期する。

そんな極みでもあり、

武道の崇高さもを帯びている。

サーフィンにありがとう。

アッチーにありがとう。

そしてこの波にありがとう。

想像力だけでこんなにサーフィンができる。

【ドラグラ編集部より】

少しずつ始まっていたお便りコーナーです。

鹿児島県の”ドラゴン故郷”さんから、

「ホーオーパンナです」

という題名で、

画像がメール経由で届きました。

傑作だったので、

作者に確認などを取りつつ掲載の運びとなりました。

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前略。
添付させていただきました画像は、
デューク・カハナモクの生まれ変わりとされる神が、
純粋なサーファーをまもるために作ったロールパンの戦士ホーオーパンナです。
額部分の赤い「R」の文字は、
ラカ(RACA)のRです。
次世代もいます。
次期法王となるタローパンナは、
「サーファーが幸せに生きていくには、勇気と同じくらい優しさが必要です」
そんなセリフで、ラカ39世となる運命をまとい、
ホーオーパンナと共に活躍する男の子です。
僕の考えた脚本は、間違いなく映画化されると確信しています。
その内のひとつ、
「タキビ神の国 – ラカの願い」 というのは、
天空に存在する心を作っている国です。

ファーストシーンは、
タキビ姫と、
タキビ・チルドレンたちが住んでいるタキビ神の国があり、
そこにはタキビ姫の統治の元、
タキビ・チルドレンたちがサーフィンをしていた。
「隣の、ローカル国のものは見たり聞いたりしてはいけない」
という掟があるが、
ジローパンダがその掟を破ってしまい、
ローカル国のサーフィン雑誌を読んでしまいました。
それからというもの、
どうしてもローカル国にきたくなったジローパンダは、
わざとタキビ神の国から追放されます。

隣町であるローカル国に到着すると、
ジローパンダは「セカンド民(ビジター)」となりました。
ビジターはここでサーフしてはならないとか、
コンテストの順位で階級が決まったり、
これをしろ、してはいけないと強制され、
波もローカルにゆずらなくてはなりません。
本に書いてはいなかった辛い日々がやってきます。
ここでは、
ジローパンダが今まで見せたことのない涙をこぼしました。

鑑賞者たちが「がんばれ」とやっていると、
その願いがテレパシーとなって届き、
ホーオーパンナとタローパンナが登場し、
タキビ国に戻るためにさまざまなテツヅキをしてくれます。
そこの書類類の提出に最も重要だったのは、
『ラカ法王の印』です。
ラカ法王とは誰なのか?
ジローパンダたちは、
故郷への道中を楽しみながら、
ローカル国の人とも仲良く大団円。
そんなストーリーです。

————————–

本当にすごい!

ドラグラ・プロダクションズのスタッフたちからも拍手喝采でした。

ドラゴン故郷さんには、

ドラグラ・プロダクションズよりキャッチサーフ・グッズをお送りします。

掲載前に広報部の誰かが、

このホーオーパンナ画像をドラグラ・ニュースで流してしまいました。

そして、

仲間たちの間では、

ちょっとしたホーオーパンナ・ブームが来ました。

そんな中、

“ドラグラ(旧名ウナクネ)ケイスケ”さんより、

『ラカ法王のマーチ』が届きました。

ここに歌詞全文を掲載します。

原曲を聴きながら読んでくださると幸いです。

そうだ うれしいんだ
滑るよろこび
たとえ サバの手が 折れちゃっても〜 ララ
なんのために生まれて
なにをして 生きるのか
こたえられないなんて
そんなのは いやだ!
今を生きることで
あついこころ燃える
だから君はいくんだほほえんで
そうだ うれしいんだ 生きる よろこび
たとえ サバの手が折れちゃっても〜
あ あ ラカ法王 やさしい君は
いけ みんなの夢まもるため
なにが 君の しあわせ
言われたことに したがい
ハウトゥーと同じように 滑る
そんなのはいやだ!
忘れないで 夢を
こぼさないで 涙
だから 君は サバ手だ どこまでも
そうだ おそれないで みんなのために
愛と 優しさだけが ともだちさ
ああ ラカ法王 やさしい君は
いけ みんなの夢守るため
時ははやく過ぎる
光る星は消える
だから君はサバ手だほほえんで
そうだ うれしいんだ生きるよろこび
たとえどんな人があいてでも
あ あ ラカ法王やさしい君は
いけ みんなの夢 まもるため

Happy Happy Surfing!!