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【サーフィン研究所】河口の膨大なゴミbyカタサバ先生_(1431文字)

Tyler Warren’s 2+1 “One Off”

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土佐高知でのトレーニングの成果か、

このような波でも普通に乗ることができた。

「このサイズはひさしぶりだから錆び付いている」
「足が思うように出ない」
「体が重い」

波を待つ際に各方面からそう聞こえてきたが、

自分ではそんなことを感じなかったので、

鍛錬の成果は出たのだと思う。

「(この写真は)シークエンス、

(連続写真)で掲載してください」

そんなリクエストがタキビ神からでたが、

じつはシークエンスはひとつ長いのがあるので、

まずはそれからだろうか。

タローくんとジローくんが来た。

太郎くんは、

もう5年生で、

なかなか人生の酸味というか、

そんな観念も出始めた頃だろうか。

二郎くんは

超が付くほど純粋な少年(二年生)なので、

海に入るだけで満面の笑みが咲いていた。

まだ酸味はない年齢だろう。

女の子たちには、

ジローくんは写真より本物が、

ハンサムでかわいいとのことで、

調子に乗ってジロー・ライブを計画したが、

昨今、

この新型ウィルスが収束しないと、

集まることすらむずかしい世の中となっている。

さて、

ゴミ問題。

昨夜は瀧朗の計らいで、

サーフライダー・ファンデーションのトップと、

藤沢駅南口方面で会食の機会を得た。

山下達郎さんも言っていたが、

世の中がおかしいということになった。

何をやっても言っても叩かれる。

護岸はもちろん、

環境のありとあらゆることが人間の欲と汚れで汚されている。

上の画像は、

シラスウナギ漁の海岸風で、

この漁師のゴミを現実に見ると、

なにかの潰瘍みたいなもので、

現代の人がしたとは夢にも思えないほど、

ものすごいものがある。

ベンチュラ・セイジは、

「浜に裸電球がすごく落ちていました。
少し歩くだけで10個はありました」

そうあって、

SYさんは、

「浜はガラスの破片だらけです」といい、

ITさんは「釘に悪意がある」

そう言い切った。

クルミちゃんは、

「石油ストーブも捨ててありました」

むむ。

せっかくビーチクリーンしても、

ワン・ハンドを10,000回しようが、

毎晩数十人の漁師たちのほとんどが、

家からもゴミを大量に持ってきて、

海岸に散らすのだからすでにトホホ事項となっていた。

地元のサーファーに聞いてみても、

「漁師には頭のおかしいのがいます」

「そのようだね」

「なので、関わるとひどい目に遭います」

「そんなことに!」

「そうなんです。悲しいけど、そうなんです」

「ほうほう」

「なので、黙っていた方が得策です」

そう結んだ。

ただ、

私は黙っている性分ではないので、

『この場合、市民の正しい行動とは?」

そんなことを考えてみた。

ハワイから、

土佐浦ノ内に戻られたカタサバ先生に相談すると、

「こういうのは新聞に投稿するのが一番だよ。
高知新聞に『声ひろば』があるので、そこに書いてみよう」

そんなことになった。

すると、

月曜日にこの投稿が掲載された。

カタサバ先生の本名って、

ジローだったのだと、

感銘を受けながらも、

この投稿が、

海岸の美化と、

環境を取り戻す意識へ、

行政も市民もひとつになっていただきたい。

数少ないウナギを獲る人たちにも、

『自然を大切にする感覚』

『恵みを獲っている』

と芽生えて欲しいと感じた本日は、

すっかり暖かなコハルビヨリです。

[2020/03/23の追記]

なんと、

カタサバ先生の投書を受けた

中村水産の大将の呼びかけで、

重機まで入れての大掃除となりました。

ありがとうございました。

【リンク5つのサーフィン研究所】ゴミがきれいに!_ジロー_(1774文字)

Happy Surfing!!