Tyler Warren “ONE OFF – 2+1″ 6’5″
VEKTOR Tabs and the Famous Greenough 7.25”
Photo by @tunatunatantei
.
千葉のリーフブレイクを経て、
藤沢駅南口でサーフライダー・ファンデーションの中川氏と、
瀧朗とで会食をし、
「さて、明日はどうしようか?」
そんなことを考えていると、
きんちゃんが、
「(サーファーズ岬が)オーバーヘッドくらいになりそうだよ」
「本当は、どのくらいだと思いますか?」
「うーん、頭くらいかな」
「本当の本当は、どのくらいになると思いますか?」
「本当は胸くらいだね」
「もしかすると、きっと腰とかになりますか?」
「いやそれはない。ぜったい胸はあるよ」
胸程度というのは、波の高さである。
きんちゃんは、
アジア諸国の物売りのように
数回聞かないと真実を述べないので、
こんな会話になる。
来て欲しいときは、
大きくなる傾向にあるようだ。
または釣った魚と同じで、
乗った波も時間が経つと大きくなる。
胸あればサーフィンには最高だが、
西風予報なら伊豆だと、
明け方ごろ伊豆に到着すると、
やはり良い波が来ていた。
Nacky on
Catch Surf Odysea Plank 8′
.
早朝いろいろな場所に行き、
波を見ていった。
なんと、
タローとジローが父ちゃんを連れて、
違うな。
父ちゃんが、
太郎くんと二郎くんを連れて伊豆にいるという。
それならば、
一番風が合っている白浜でサーフすることになった。
Jiro on
Catch Surf x Barry McGee Quad 7′
Nakisurf Original Twin
.
美しい海。
白浜の両翼にはサーファーは入っていたが、
原田区前は無人だった。
そこに二郎くんと、
太郎くんがいるのはうれしすぎる。
Taro on
Catch Surf Odysea Plank 7′
.
一足早い春休みですね。
大変楽しく、
私も少年時代に戻って、
一緒に遊びました。
二郎くんの得意な『ラッコ泳ぎ』。
「これなら一日泳いでいられるよ〜」
そんな感想であるらしい。
ラッコ好きのタキローに送ろうと思い、
GoProのシャッターを押した。
正確には押しまくっていた。(笑)
ハイファイブは、
日本語だとハイ・タッチになるのだろうか。
私と二郎くんのそれ未満。
距離が大切です。
「夢みたいな良波です」
そう言った父ちゃんは、
パーフェクトな波を何度も乗っていた。
大きな文字を連発するのは、
そのくらい良い波だったと判断していただいていただきたい。
パーフェクトは、
写真の通りずっと続き、
長いのは80mは乗れただろうか。
このサイズでの長距離波。
しかも子どもたちと遊べるサイズは、
いわゆる至福であり、
天国である。
ゆえに父ちゃんは「夢みたい」と称したのだろう。
お腹をぺこぺこにし、
この図の通り、
白浜神社名物の、
アッチー特製のチキンランチをいただき、
また南に下ると、
ターさんオンザビーチというか、
ビッグ・ビーチが、
小粒のグリグリくんになっていた。
具体的には、
直人さんのリアル・サーフさんの裏手の方である。
前出したアッチー氏もすでに来て、
すでにウエットスーツに着替えていた。
追い越されたのは、
下田の裏道効果であろうか。
「地の利」
ひさしぶりのバックサイド。
張り付くのは得意なので、
何本もバレルを得た。
このサイズだとチューブというのか。
タイラーのワン・オフもボンザー1971と同じで、
『波運が良い』と、
いつか書いたが、
これもサーフィンの不思議なことのひとつだ。
研究所でケンキュウしてみたくなり、
所長の中村竜さんに連絡すると、
インドネシアでケンキュウしまくっていると言っていた。
Catch Surf x Barry McGee Quad 7′
Nakisurf Original Twin
.
これは父ちゃんの張り付きで、
息子たちの前でしっかりと波に乗るだけではなく、
レイルを入れて、
本格派のダウン・ザ・ラインをしていたのが印象的だった。
やはりフィンレス一派は、
こういうときにその真価を発揮するのだろう。
□
【巻末リンク:去年の春休み編】
【二郎くんファン必見】
Happy Surfing!!
◎