The Blue Dragon
青龍寺の裏手に浜があり、
そこにやってきた弱いうねり。
ささやかだが、
大海の波動を感じられた。
Catch Surf ®ODYSEA Skipper Fish 6’0″
Nakisurf Original Twin fin / Mega Quad
.
「キャッチサーフで波に乗る楽しさ」
キャッチサーフを上手に乗りこなしている人を見ると、
こころの柔軟性はもちろんのこと、
ボードの挙動の差違を判断し、
加重を自在に転換できるサーファーだと感じる。
先日のことだが、
駐車場で声をかけていただいた。
そしてキャッチサーフのことを質問された。
お名前を失念したが、
40歳台くらいの年代の、
サーフをやりこんでいそうな体系だった。
帽子をかぶっていらしたので、
彼のことを帽氏としてみた。
キャッチサーフのことを創業時から知るので、
わかることは全てお答えしたい。
「どうですか?そのキャッチボードは」(帽氏)
「最高です。強いし、柔らかいし、何よりも楽しいです」(私)
「実は先週それを乗ったんですよ」
「お!いいですね。ボードサイズはいくつでしたか?」
「6やったかな?」
「(乗り味は)どうでしたか?」
「それがあんまりやって、これなら自分のクアッドの方が動くと思いました」
「そうでしたか…、でもキャッチサーフとPUの動きは別ものです」
「別もの、どんなものですか?」
「キャッチサーフはですね」
「はい」
「例えば、(サーフィンで)ターンというのは、
ボードを沈め、その反発を使って速度を得たり、
進行方向を変化させることと仮定します」
「はあ」
「キャッチサーフはこの変化が一拍遅いのです」
「ほう!」
「ですので、この一拍遅いことをターンに反映させるのです」
「はあ」
「遅いからこそ、ボトムターンの入りを早め、
水圧解放の際も、
すぐに切り替わらないことを利用するのです」
「そうか!」
「そうです。今までの自分のタイミングでもリズムでもありません」
「なるほど」
「新しいリズムです」
「それを受け入れられない自分がいました」
「大丈夫です。いま気づいたわけですから」
そんな会話がありました。
キャッチサーフは、
「柔らかい浮力体で、不安定な波に乗るのが楽しい」
そう定義してみた。
でもこのことも定義しないほうがキャッチサーフぽいし、
とにかく、
安全性と愉楽は密接に結びついている。
(逆もまた多々あるが、危険リスクは高くなる)
先日、
黒潮町に行った際にターボーくんと、
「サーファーのナショナリストたち」
という話となった。
ターボーくんは、
名店「まるや」のオーナーシェフであり、
聡明な氏は、
真正お好み焼きを焼きつつ、
右でも左でもなく、
ナチュラリストやニュートラリストが幸せなのではないかと、
話は正しく帰結した。
ちなみにターボー氏の本名は「正」という一文字だ。
正義の「正」であり、
辞書を引くと、
1.正しいこと。⇔誤
2.答えなどがあっていること
3.正解
4.本家
5.事実
6.まさに
そんな意味であり、
言葉の持つまっすぐな直線が伸びていた。
それにしても楽しいセッションだった。
全員がどの波に乗るかをわかっていて、
そんな品のある、
そしてきめの細かい、
最上級の小波日が忘れられない。
【お知らせ】
スカシーこと、
スカイアンドシー・ムロトの中庭に
『スカイアンドシー・カフェ』がオープンします!
@sky_and_sea_muroto
食材は全て、
考えられる最上級で安全なものでご提供します。
@tomoshibi_works
6月20日のオープニングは、
『スカシー名物西山大地のトマトピザ』の用意が無料でございます。
さらにお祝いとして、
それはおいしいグラス・スパークリング・ワイン
(BRUT&なみなみ)を300円というパーティ価格としました。
私も会場におります。
どうぞみなさまお誘い合わせの上お越しください!
高知県室戸市室戸岬町2752-1
0887-98-7017
info@skyandsea.jp
(雨天順延です)
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【巻末リンク:砂浜美術館に来た波】
Happy Surfing and Happy Life!!
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