新品・中古サーフボード販売、カスタムオーダー、ウェットスーツ、サーフィン用品など。NAKISURFは、プロサーファー、フォトグラファー、サーフライターで知られるNAKIのコンセプトサーフショップです。

naki's blog

【サーフィン研究所・所長登場特大号】トム・カレンとタイラー・ウォーレン_映画のいま_仲間と楽しむサーフィン_NALU誌とBLUE誌連載&特集記事について_(2385文字)

こちらはひさしぶりの、

見事な大雨である。

トランプ氏の支持率がサバになったと、

高知新聞の一面にあり、

アメリカ国民はついに動き出した感がある。

雨の日は読書であり、

しかも明るい話がいい。

トム・カレンと後を向いているタイラーの写真がある。

タイラーはトム・カレンの信者であり、

3大弟子のひとりでもある。

世界有数のサーフボード・コレクターがいる。

通称『バグス』はタイラーの仲間で、

メキシコのサリナ・クルスに家がある。

そこはスナッパーかイナリーズか、

はたまた千葉リーズのような激逸波だという。

タイラーは、

そこにトムと一緒に長期間滞在することで、

「サーフィンにまつわる全てのこと」

を吸収する年中行事にしているのだと言う。

トム・カレンはサーフ界の釈尊だろう。

そしてタイラーは舎利弗(シャーリプトラ、सारिपुत्त)である。

トム・カレンとのサーフボード説法相手は、

タイラーを交えて前出のバグスの三者会談だと言う。

カリフォルニアの話となったので、

いくつか写真を引き出してみた。

これはサンタバーバラのピア。

海に突き出た桟橋の上からだと、

波を上から見ることができる。

そんなこともピアが好きな理由のひとつだ。

これもサンタバーバラ。

ファーマーズ・マーケットの日だろう。

正午頃に吹く、

あの乾いた熱風を思いだし、

ベンチュラ・セイジに電話をすると、

アメリカはコロナ騒動の後、

黒人の権利問題で暴動や略奪があり、

ロス・アンジェルスには近づいていないという。

とっくに解決していなければならない問題だが、

奴隷制度からDNAに刻まれたものがあるのだと察する。

次から次へ問題が続出する大国だが、

日本のサーフ界と同じように変われるのだろうか?

(カタサバ先生のコラムを参照ください。巻末に)

社会に長期間洗脳された人種問題である。

洗脳といえば、

秀逸な洗脳映画を観た。

名作映画を大画面の大音量で、

この料金で、

しかも誰もいない。

貸し切りで映画を見られるのはマイケル・ジャクソンでなければめったにないことだ。

先日のブレードランナーも貸し切りだった。

やはり映画業界も瀕死の危機だそうで、

日高村でドライブイン・シアター復活と高知新聞にあり、

感動しつつ記事を読むと、

入場料が1台3500円もするとあった。

うーん。

これでは映画をなかなか見ることはできない。

映画は文化の証であるので、

こういうときに門戸を拡げるべきだと考えてみた。

これは瀧朗の弟子であるリバーのIGポスト。

ベンジとジャンプしてハイタッチしているが、

日本でこのようにやると、

例によって正義警察という幼稚園の先生たちに

「危険だ」

とか、

「リーシュが付いていない」

そう戒められる。

サーフィンはフォークダンスでも、

組体操でもないし、

アーティスティック・スイミング

(旧名:シンクロナイズド・スイミング)

でもないのだから、

「とても楽しむ」

「真剣に楽しむ」

そんな目的のサーフィンになればいいのだが、

たいていはみんなでするお遊戯みたいなことを求められる。

そう考えないように改めていただきたいが、

コロナの際に出現した自粛警察が地方にあれだけいるのだから、

それはまだ当分先のことになるのだろうか。

ここまで書いたところでナルー誌が東京から届いた。

散見すると、

世界の識者たちのほとんどが私と同じ考えであったと、

経典のような記事で知った。

ジェリー・ロペスもそう言っていたし、

サーフィン研究所の所長である中村竜さんも同意見だった。

中村竜さんは、

これまでサーフシーンを正しく伝えてきた。

読んでみると、

やはりさすがである。

竜くんの意見は、

どこかの協会のなんたらとか、

なんとか長と言っていることとは真逆であり、

これこそが真のサーファーだとハンド・クラッピング。

奇才秀才天才とトリオで迫る桝田琢治さん。

サーフメディアの超巨星である彼の文章も必読だ。

「サーフィンはアウトロー行動ではなくなり、

大型スポーツ店舗で扱われて満足している程度だ」

そう斬り捨てる。

タクジこそが河原の石川五右衛門であり、

渚のシンドバッドである。

サーフ界の北方謙三とされる小川徹也さんの連載も痛快だった。

「誰もしていけないとは言われていない」

同感である。

ただ、

現時点ではサーファーの多くは、

同調圧力派の「右向け右」であり、

ならば、

そういう人は、

週刊ヤングマガジンに連載されていた

史村翔原作の『右向け左!』

を読んで改心していただきたい。

さて、

今号の私は、

巻頭にある「サーファーの言葉」より参加しつつ、

こちらの特集記事にも

『タイラー・ウォーレンへインタビューしたもの』

を寄稿させていただいた。

ぜひ本誌の色々を読んでいただきたいので、

ちょっぴり抜粋すると、

「〜へこたれない根性を持つサーファーと、

波情報で波の高さを選び、

人の後に付いてパドリングしているサーファーの違いを分けるものはない。

よって、世間がサーファーというものを見るときは玉石混淆となる」

こんなはじまりで、

読者がこの状況を冷静に俯瞰できるように書いてみた。

連載コラムも巻末頃107ページ目にあり、

こちらは抱腹絶倒、

トリミロン語でしたためた。

さまざまなサーフィンのスタイルがあるということを、

多くの人に知ってもらいたいと感じて書きました。

そして、

BLUE誌も本日発売です。

なんと、

ここにもよく登場するアンディ・デイビスが単体でカバーに登場している。

かっこいいなぁ。

Blue誌の巻頭コラムは、

連載なので、

歴史をまじえて崇高な内容で迫ってみた。

今回はデューク・カハナモクが、

日本の現状を見たらどう思われるのか、

*横山泰介さんのお言葉を添えて渾身執筆した。

(*=ドラゴン・グライド・プロダクション長老)

ぜひお手に取ってみてください!

.

#みんなでサーフィンを変えていく

【巻末リンク:カタサバ論】

【ドラグラプロダクションズ製作、片岡鯖男】3.8フィートの週末5『 サーフィンとコロナ木刀』_(1378文字)

Happy Surfing!!