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naki's blog

春のいろいろとAVISOが新作テスト中_ロングとショートの壁を越えて_1114だぜ!_(2808文字、短編です)

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こんにちは、

昨日のブログ『コードネーム「セブンティーン、セブンティーン」の怪物波を撮ること』

https://www.nakisurf.com/blog/naki/archives/10861

を読みながらご飯を食べていた好青年山田さんときんちゃんが、

お弁当を喉に詰まらせてしまったそうです。

「お昼時にあまり怖いものを書かないでね?」

と両者から同様のメールがあった。

「本日は怖くないですから、

玄米のシャケ入り幕の内弁当をごゆるりと食べてくださいね。

俺はそぼろ弁当でお願いします」

とメール返信しておきました。

今日の波はいきなり落ち着き、世界は平和になった。

「平和が一番」と思っていたら

「サッポロ一番しょうゆ味」を思い浮かべた俺は少し変なのかもしれない。

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弊社メキシコ特派員大ちゃんより電話があり、

「現在進行中のボードケースのロゴプリントをどうしますか?」

という内容だった。

「あのね、すぐにかすれちゃうように、

スクイージは一回だけで、って伝えてくれる?

ウノ、ウノですよ?」

「シ、わかりました。けれど、

かすれちゃって、お客さんは平気なのですか?」

「大丈夫、最近はクラッシュ加工のジーンズも定着してきたから理解してくださるはずだよ」

「じゃあ、クラッシュの穴は開けますか?」

「ボードケースに穴はいらないんじゃないかなあ」

と言いながら、六本木ヒルズの『リプレイ』

(イタリアンカジュアルのお店)に行って、

ジーンズを見ていたときに先輩(D先輩ではない)が、

「あのさー、これ穴が開いているからお店の人に言ってまけてもらおうか?」

「それがいいですよ。これだけ穴だらけなら半額になるかもしれませんよ(笑)」

「おー、そうだよな、高い買い物だからちゃんと言った方がいいよな。

俺、この色と形が気に入ったんだよ」

と言いながらカウンターに歩いていき、

がっかりしながら戻ってきて、

「これ、わざと穴が開いているからダメだってさ」

と落胆していたことをいきなり思いだした。

メキシコ大ちゃんの電話中にキャッチフォンでかかってきたのは、

AVISO主宰のジョンで、

「私たちはですね、すごいマテリアルを発見しましたのデス。

今週少し乱暴なテストを行いまして、

問題なければ製品化シマスよ?!」

「えっ、どんなものか教えてクダサイ」

「アノデスネ、まずは中空ではありません、

その代わりに耐久性に優れていて、

AVISOとポリエスター製の中間程度の価格で提供できるようになるはずです。

利点はここにアリマス全てのマジックボード型を使えることなのデス。

それ以上はまだキギョーヒミツでございますので、

テスト後にごホーコクいたします」

といういつものように丁寧な言葉遣いであった。

まとめると、新素材のサーフボードをAVISOが考案し、

これからテストするらしい。

で、フライングではありますが、

トップページのバナーを作ってみました。

nakisurf ferrari banner

こんなイメージのサーフボードだろうか。

さらなる情報が入りましたら、ここでお伝えしますね。

シェイプもそうだけど、どんどん素材が良くなっていくのだなあ。

日進月歩、ニッシンゲッポと書いていたら

「ニッシン・カップラーメン」が思い浮かび、これも変だ。

春だからなのかなあ。

一昨日『ロングボードと、ショートボードの壁の高さ』

という内容のブログを書いたら、

https://www.nakisurf.com/blog/naki/archives/10825

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日本で一番のロングボード誌の辣腕編集長から電話があった。

「あのですね、こだわっている人、上手な人、

わかっている人はロング禁止のところでもサーフできるようにしてあげたいんですよ」

というのが第一声で、

彼が言うには、クリスちゃんやケビン・コネリーたちはあえてロングボードの限界に挑戦していて、

それまでも「ロング禁止だから」というくくりで片付けてはいけない、

と切実に説いていた。

俺も、ルールだけで判断するのは嫌なので、

それを、その意味をきちんと理解できたが、

要はロングボード側が波のイロハをわかっていて、

さらに自身をコントロール(律)できて、

ショートの人たちと波を分け合ってサーフできるのならいいではないか、

ということなのであります。

なるほどそうだ。

ちなみにこのブログはツイッターでも配信していて、

そのリツイートで知ったのだが、

「この島では、

ロングもショートも仲良く順番に波を回しているので、何も問題はありませんよ」

と南の島に暮らす優良フォロワーからあった。

そしてたった今メールをいただいたカリフォルニアのNさんは、

「私のよく行くブレイクにもタチアガリがいますが、

彼らは我々にセットの存在を教え&譲ってくれます。

自分たち(タチアガリ)の立場を良く理解しているようです」

とあって、やはり道具よりもお互いの敬愛が一番大事なのだな、

とよくわかった。

その一昨日のきんちゃんは、

「波に乗る人に品があれば、こんなこと何も問題はないんだけどね」

ということでした。

道路にも速い車、遅い車が混在していますが、これも同様ですものね。

共存共栄。

それにしてもたまに追突しそうなほど近づいてくる車がありますが、

これをニクイと思っているのは俺だけでしょうか?

英語ではこれを『テール・ゲーティング』と言って、

品のない行為とされていますが、

世界中どこでもこんな目に遭いますね。

「車の運転に人格を知る」

とは、かのWangちゃんのお言葉であります。

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フレちゃん号のテールゲーティングには

BD3が2本と、BD5でした。

海軍基地メジャーリーグベイのシャワーで、

ソレン・シーバーさんとお会いしました。

来週から日本に行くそうで、

誰か彼をお見かけしたら声をかけてあげてください。

超がつくほど親日家で、グレイトサーファーです。

日本語も100%話せるんですよ。

シーバーさんはその昔、

サーフィン世界選手権の通訳をされていたんですよ。

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2ラウンド後のウエットスーツはこうダブルとなります。

長袖スプリング、半袖スプリング。

ノースハワイは今が一番水温が低いんですよ。

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サーフ後の長老は「いいいよ?!」って言っているようでありました。

パシャリ。

1114?!

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帰りにはエレエレにある金物屋兼日曜大工センターに行き、

水中カメラハウジングの改造用の道具を買いそろえた。

これで作品に時折現れるハレーションが出なくなるといいんだけど。

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こんなすばらしいグラフィックの土&肥料のバナー。

「有機」というのがいいなあ。

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今日もNAKISURFにお越しくださってありがとうございます。

関東の沿岸は濃霧だったそうで、

「羽田空港では発着115便に影響」と新聞にあった。

これは南からの暖かく湿った大気が冷たい海上で冷やされて発生した霧なのだそうで、

でも「暖かい」と聞くと、春を連想するのは間違いではないですよね。

もうすぐサクラサクです。

さらに暖かくしてお過ごしください。

春はあの山の向こうまで来ているようです。

Spring has come!