Catch Surf® Skipper Fish 6’0″
Nakisurf Original Twin + Vektor VT
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最近わかってきたのは、
サーフィン初級者の人たちは、
波から落ちるときに我を忘れたかのように、
あきらめて、
全ては運のなすがままにと倒れていく。
しかもこのとき、
あれほどまでに大切だったサーフボードが邪魔なものになり、
「あっちに行け!」とばかりに蹴り出して果てている。
夏となり、
新しいサーファーもたくさん増えていると思うので、
ここでワイプアウトの基本ということを話してみます。
まずは、
波に乗っていて危険な兆候があれば、
波面、または海面に対して、
なるべく平行になるように身体に角度を付けて落ちる。
自身が石投げの石となる要領だ。
むずかしそうだが、そんなことはない。
すぐにできるようになる。
Maguyan on
Catch Surf ®ODYSEA x Barry McGee x Nakisurf
“2+1” 7’6″
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まれに吹き飛ばされることがあるが、
これは波の勝ちであるし、
またサーファーを病院送りにする波も多いので、
賢者はここには近づかないのが習わしで、
もしこのセクションを使うのであれば、
相当の手練れだとわかる。
けれど、
たいていはそんな場所ではなく、
波が崩れてしまうと、
多くの人が我を忘れ、
人生最後とばかりに飛び込んだり、
自ら弾けたりしている。
波のタイミングによっては、
高飛び込みのように角度を付けて、
深く入るように落ちていく人までいる。
これをビーチブレイクのファースト・セクション(沖ということ)
でやるのなら水深があるので安全だ。
すると、
初級者の人たちは、
そんなことを知りながらあんなことをしているのだろうか。
けれど、
ファースト・セクションからさらに乗り続け、
泡やリフォーム(再生)を使って長く乗り継ぎ、
『上陸』まで乗れば、
倍速でサーフィンが上達する。
なぜならこのことによって、
パドリング距離は倍増し、
さらには波周りのことや、
ゲッティング・アウトという基本動作の実践に直結し、
長き時間をかけて戻ったラインナップ(波を待つエリア)は、
他者はそれぞれの波をすでに得ているので平和である。
これがファーストセクションで自決すると、
すぐにラインナップに戻ることができる反面、
他者に割り込むように波待ちをするので、
その結果、
「あいつは順番をわかっていない」とレッテルを貼られ、
あなたは悪いサーファーとして、
しっかりと永年まで顔や名を知られていくのである。
上陸に当たっては、
たいていはその後半にフィンが付くほどの(実際に付く)浅瀬を通過するのだが、
この際は急停止しても良いように体勢低く、
集中して乗りつつ、
前加重にしておくと、
テイルロッカーによりフィンのクリアランスが上がる。
要は膝サイズの泡波の、
歩くような速度でも乗り継ぐ集中力という修練。
昨日の主役、
啓太郎くんに話したのは、
「あきらめない」
サーフィンというのはそんなことだ。
この投稿を読み、
実践されたサーファーこそが、
真のハピネスを得るのだ。
近道などはない。
波に乗れ。
長く乗るのだ。
これこそがサーフィンの心得だ。
Happy Surfing!!
◎