Catch Surf® Skipper Fish Ⅵ 6’0″
Nakisurf Original Twin + Vektor VMK
at Misakimachi, Tosa
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「テイクオフはベロンの後から」
ここでバレルに入りたい人には、
そう教えている。
けれど、
ベロンの後ろからテイクオフすると、
そこが奈落の底の手前のようにも見えてしまうが、
岩盤由来の恐ろしい視界を無視できるようになれば大丈夫。
法王とタキビ神と一緒にサーフした夢を見て起きると、
ここは民宿徳増さんのオーシャンビューの部屋であり、
外れたヘッドフォンから、
*蝶々さんのメロディが小さく聞こえていた。
(細野晴臣さんのイエローマジック・カーニバル版)
スカイアンドシー・ムロトの蔵ラウンジ。
もうすぐ完成であり、
オーク材のテーブルや色々が、
河合館長の趣味を反映してやたらと品がある。
これから室戸市のワーケーション編として、
「サーファーから見た視点」で、
海岸に砂を入れるミティゲーション(mitigation)の講演をする。
主宰はジオパーク室戸。
こんなすばらしい団体が招いてくれたので、
地球視野で持続可能かつ、
重要なる大切な視点としてみた。
ミティゲーションとは聞き慣れない言葉だが、
「環境保全のための行為」という意味だ。
砂の流出を防いだり、
補填したりということ。
オーストラリアのゴールドコーストでは、
1974年からこの海岸保全が始まっていた。
だが、
日本はまだ消波ブロック(テトラポッド)投入一辺倒なので、
これをきっかけに多くの人が、
海岸保持の大切さを知っていただけたらと思う。
真面目な話をしていて、
酒の話は不謹慎だろうが、
話はこちらに振れる。
元傭兵のジョニーは酒を飲まないが、
酒の自動販売機を見ていたく感動していた。
「これなら誰でもアル中になれるね」
そんな皮肉を言うが、
実際は自由に飲めるとなると、
そこまで飲まないものである。
私たちの中では酒豪のマグヤンでさえ、
一番搾りロング缶3本で、
風船がしぼんだようにキューとつぶれる。
室戸から海岸線を走っていくと、
奈半利という町を通る。
そこにあった「どぶろく屋」。
伝統的ですね。
これは室戸から一気に4時間後の視界は、
中土佐の入り口の須崎のしんじょう君となる。
おいしい卵屋さんもここにあった。
信じられないほど真面目な高校生がバイトしていて、
その真摯なる姿勢にこちらの背筋も伸びた。
茶卵でたまごかけご飯なんていいなぁ。
オムレツや目玉焼き、
でも一番好きなのは、
母が作った甘いだし巻き卵で、
銚子の味がなつかしい。
高知の高速には、
「タヌくん注意」の看板が多く出ていて、
これで県民が、
いかにタヌ氏を怖れているのかがわかる。
(タヌくんについては、巻末リンク*2を参照ください)
タヌ氏は、
冒頭に出てきた法王とタキビ神とバイトしているようで、
そんな記憶があったからみんなが出てくる夢を見たようだ。
タヌくんの大好きな
「ソーアン行こうよ」(巻末リンク*3)
そう誘うと、
「今日はさ、定休日なんだよ」
そんなことだった。
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【巻末リンク:渾身のカレンダー5種】
【巻末リンク*2:タヌ氏】
【サーフィン研究所】さよならタコクラゲ_波乗り体験から観念を抽出するタヌ氏_第38回おいしいもの研究@スカシー_(1792文字)
【巻末リンク*3:名店ソーアン】
Happy Surfing and Happy Lifestyle!!
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