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naki's blog

【サーフィン研究所】室戸蔵ラウンジとミティゲーション_酒とタヌくん_(1359文字)

Catch Surf® Skipper Fish Ⅵ 6’0″

Nakisurf Original Twin + Vektor VMK

at Misakimachi, Tosa

.

「テイクオフはベロンの後から」

ここでバレルに入りたい人には、

そう教えている。

けれど、

ベロンの後ろからテイクオフすると、

そこが奈落の底の手前のようにも見えてしまうが、

岩盤由来の恐ろしい視界を無視できるようになれば大丈夫。

法王とタキビ神と一緒にサーフした夢を見て起きると、

ここは民宿徳増さんのオーシャンビューの部屋であり、

外れたヘッドフォンから、

*蝶々さんのメロディが小さく聞こえていた。

(細野晴臣さんのイエローマジック・カーニバル版)

スカイアンドシー・ムロトの蔵ラウンジ。

もうすぐ完成であり、

オーク材のテーブルや色々が、

河合館長の趣味を反映してやたらと品がある。

これから室戸市のワーケーション編として、

「サーファーから見た視点」で、

海岸に砂を入れるミティゲーション(mitigation)の講演をする。

主宰はジオパーク室戸。

こんなすばらしい団体が招いてくれたので、

地球視野で持続可能かつ、

重要なる大切な視点としてみた。

ミティゲーションとは聞き慣れない言葉だが、

「環境保全のための行為」という意味だ。

砂の流出を防いだり、

補填したりということ。

オーストラリアのゴールドコーストでは、

1974年からこの海岸保全が始まっていた。

だが、

日本はまだ消波ブロック(テトラポッド)投入一辺倒なので、

これをきっかけに多くの人が、

海岸保持の大切さを知っていただけたらと思う。

真面目な話をしていて、

酒の話は不謹慎だろうが、

話はこちらに振れる。

元傭兵のジョニーは酒を飲まないが、

酒の自動販売機を見ていたく感動していた。

「これなら誰でもアル中になれるね」

そんな皮肉を言うが、

実際は自由に飲めるとなると、

そこまで飲まないものである。

私たちの中では酒豪のマグヤンでさえ、

一番搾りロング缶3本で、

風船がしぼんだようにキューとつぶれる。

室戸から海岸線を走っていくと、

奈半利という町を通る。

そこにあった「どぶろく屋」。

伝統的ですね。

これは室戸から一気に4時間後の視界は、

中土佐の入り口の須崎のしんじょう君となる。

おいしい卵屋さんもここにあった。

信じられないほど真面目な高校生がバイトしていて、

その真摯なる姿勢にこちらの背筋も伸びた。

茶卵でたまごかけご飯なんていいなぁ。

オムレツや目玉焼き、

でも一番好きなのは、

母が作った甘いだし巻き卵で、

銚子の味がなつかしい。

高知の高速には、

「タヌくん注意」の看板が多く出ていて、

これで県民が、

いかにタヌ氏を怖れているのかがわかる。

(タヌくんについては、巻末リンク*2を参照ください)

タヌ氏は、

冒頭に出てきた法王とタキビ神とバイトしているようで、

そんな記憶があったからみんなが出てくる夢を見たようだ。

タヌくんの大好きな

「ソーアン行こうよ」(巻末リンク*3)

そう誘うと、

「今日はさ、定休日なんだよ」

そんなことだった。

【巻末リンク:渾身のカレンダー5種】

【巻末リンク*2:タヌ氏】

【サーフィン研究所】さよならタコクラゲ_波乗り体験から観念を抽出するタヌ氏_第38回おいしいもの研究@スカシー_(1792文字)

【巻末リンク*3:名店ソーアン】

【サーフィン研究所:重要号】パラダイス&虹龍頭の4444_GoToサーフィン_本物のサーファーとは?_(1755文字)

Happy Surfing and Happy Lifestyle!!