Catch Surf® Skipper Fish V 6’0″
Nakisurf Original Twin + Vektor VMK
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岬町波は、
稲村ヶ崎のファースト・ピークにそっくり。
ずいぶん昔に、
——調べてみると1989年に——
『ナガヌマクラシック(現:稲村・クラッシック)』
というサーフィンの大会があった。
それは、
波サイズが伝説級になるまで何年も待ちつづけ、
もしそうなれば開催するという、
神話のようなコンテストだった。
1980年代。
まだボクだった私は、
サーフィンを始めて数年目であり、
もちろんプロサーファーにもなっていなかった。
そんなボクが、
さまざまなご縁でこの稲村クラシックに招待されることになった。
意気に感じたのだが、
「果たして自分がそんな神話波でサーフできるのだろうか?」
そんな気持ちがあった。
Brewer 6’8″
Shimoju Shaped at Pipeline 1988
Photo by Takahiro Tsuchiya
@ta_tsuchiya_tafilm
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その稲村ヶ崎の神話波に乗るためにバリやノースショアまで行き、
さまざまな波に乗ったが、
『稲村ヶ崎の波』というのは、
自分の中では、
カリン塔の頂上みたいなもので、
常に霞んで見えないものでもありました。
John Peck December 24th, 1963
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そしてついに。
招集がかかり、
コンテストは現実のものになった。(1989年)
そのことを17年後(2006年)に書いたものがあったので、
巻末にリンクしておきますね。
スカシーの河合さんにもDukeTが届きました。
生見海岸のオンショアが、
じつはかなり楽しい波ということがわかり、
スカシーから車で38分だということもわかった。
『おいしいもの研究所』の買いものがあり、
国道と、
無料高速関係を使って高知市内に入り、
蔦屋カルディに到着すると、
隣にサバサバ(3838)号が停まっていた。
長年このサバサバ号を探していたので、
感動しきりだった。
だが、
これを見たときには、
感涙してしまうだろうと予測していたが、
いざとなると、
不思議と落ち着いている自分に驚いた。(笑)
「市内にものすごく良い店があります」
そうタマちゃんから聞いていた。
タマちゃんは偉人なので、
適当なことは言わないし、
いつもの格言に近い発言だと、
真摯に受け止めていた。
で、
その偉人タマちゃんのオススメのお店に行ってみると、
清潔なオープンキッチンがあり、
BIOワインの数々がメニューに踊っていた。
これは期待大だ。
メニューを料理面にひっくり返す。
クラシック&モダン、
アバンギャルドであり、
ファンクな書体文字にうっとり。
『ぶどうとモッツァレラ』
を注文すると、
こんな視界が現れた。
酸味と甘味のマリアージュがあり、
モッツァレッラ・チーズの優しく、
受け止めるような風味に抱かれる。
丁寧に皮をむき、
そして種が取られていた。
この日は、
アジとタイが良いのだそうで、
ならばと注文してみると、
斬れ味鋭いアジがやってきて、
お供に直七(高知の稀少柑橘)が添えてあり、
ワサビと生姜、
そして茗荷のおいしさにムフフとなった。
さらに刺身を持ち上げている底には、
切った柿がたくさんあり、
その柿を先ほどの
「ぶどうとモッツァレッラ」のソースに付けていただくと、
店内を走り回くなる欲求に駆られ続けた。
『栗渋皮揚げ』
フレンチフライを上等にしたかのような食感で、
「滋味深い」という表現が、
この味からわかった。
「ドライいちじくとプルーンのバターはさみ」
このプレートからは、
アボットキニー通りにあるジェリーナが連想され、
(巻末リンク*2を参照ください)
私たちはまるで、
ベニス・ビーチにやってきた気持ちとなるのだった。
このアジフライのおいしいこと。
先ほどのアジさんと同じであるという。
しかも自家製タルタルの風味と、
この細かな食感等、
エトセトラエトセトラ。
最後に「にゅうめん」をいただいたのだが、
ここにも膨大な時間と、
手間をかけた里芋が浮いていて、
最後までうなりっぱなしだった。
日曜日以外は、
この天才シェフ・ド・キュイジーヌのジュンヤ氏が腕をふるっているというので、
お近くの方はもちろん、
私のように遠方からでも感動できるお店だと、
ここにご紹介させていただきます。
Yoiyo(ヨイヨ)
18:00~23:00
(日曜定休)
高知市北本町 1-3-23
088-856-6050
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【巻末リンク:稲村クラシック1989年のこと】
【巻末リンク*2:ベニスビーチ】
Happy Surfing and Happy Lifestyle!!
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