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ベンチュラとジェリーナ_サンタモニカとトニーズピザ_(2213文字)

こんにちは、

いよいよ10月となって、

今年も残り92日となりました。

とすると、

2018年はすでに75%が過ぎ去っている計算です。

山火事で大きな被害を受けたベンチュラの沿岸。

後ろの山が燃えていたのだから、

それは大変なことだったのだろう。

このリスたちも被害を受けたのかもしれない。

Califorinia Street, Ventura

Catch Surf ®ODYSEA Plank 8’0″

.

水温がまだ温かく、

テーピングで膝を締め上げてトランクスでサーフ。

そしてここはサンクレメンテではなくベンチュラ。

10月の始まりにトランクスでサーフするのは、

10年も前ならありえなかった話かもしれない。

けれど温暖化や他の要因で少し前まで水温21度もあり、

そして現在は19度なので、

まだまだ夏のニュアンスは残している。

「シギー(ピンクシャツ)、君がいつのまにかシャギーGとなったのは、

これこそがロストイン・トランスレーションだと思うよ」

(ロストイン・トランスレーション=翻訳の間に失われたもの)

[巻末リンク*1を参照]

「そうなんですね。シギーはアメリカ人は覚えないと記憶しておきます」

「言語とは不思議だよね。順序や発音が整列しないと記憶には残らないのだから」

「そう思います」

「どこか行きたいところはある?」

「はい、ヴェニスビーチにフーディーが集う

ニューアメリカンレストラン『ジェリーナ』に行ってみたいです」

「なんだか誰かの受け売りみたいな言葉だね」

「行けますか?」

「もちろん、アボットキニー通りにあるから、散策を兼ねて行ってみよう」

「やった〜!」

そうやってやってきたジェリーナ。

看板も何もないので、

おそらく日本の高級料亭をイメージしたと思われる。

私自身では6回目となるが、

ようやく行列もなくなって、

普通の時間でも着席できるようになった。

シャギーの親友ツナくんが選んだのは、

日本風に言うのなら

「焼きカンパチにチェリートマトとハーブを添えて」

私は、

「ブラータチーズとルッコラに焼きイエローピーチと生ハム」

そしてシャギーGは、

「チキンソーセージ焼きと、

マッシュルームとほうれん草のディジョンマスタード炒め」

どれも絶品で、

いつか再現することを決意するお味でした。

ジェリーナを出て、

アイスクリームをいただき、

再び車を走らせると、

前に河合会長の宇佐または大田区ボルボが現れた。

ベニスビーチの隣はサンタモニカ。

38年も前の楽曲「サンタモニカの風 」

の歌詞と同時に桜田淳子ちゃんの顔が浮かぶのは、

50歳を越えている証拠であろう。

最近USAの街では、

こうしてシェアバイク(自転車)だったり、

シェアスクーターをよく見かける。

これは新しいムーブメントのようで、

こうなってくると、

シェアサーフボードが登場するのも時間の問題だと思った。

デイブ・ネイラー風の美しい車。

都会でないとなかなか見られない車種のひとつだろう。

こちらはツナくんとシャギーGのレンタカー。

パーキングメーターで、

重たかった硬貨を使ってしまう作戦であります。

上に載っているボードは普段使わない個体の倉庫であります。

ロスアンジェルス沿岸の路上駐車は、

一時間1ドルから2ドル程度。

日本とくらべたら払いやすい価格設定ですね。

(ハガレ&カルディのある桜新町は1時間300円なので同価格程度)

サンタモニカを出て、

ベニスビーチに戻るようにホールフーズマーケットに。

人気急上昇中のフォートポイントビール。

コンブチャ(紅茶キノコ。これもロストイン・トランスレーション)

の新作はキース・ヘリング風のアートが施されていた。

買いものを終えると、

私バンにはステッカーのプレゼントがあった。

ソフト系サーファーだと思われたのは、

ファインディングサバ・ステッカーがあったからだろうか。(笑)

以前インスピレーション展の

リンタロウさんとやってきたステーキハウス『BOA』。

噂通りの味ではなく、肩を落としたことを思い出した。

夕方のマリブビーチ。

黄昏と書いたほうが風情がありますね。

ここから数時間ドライブして、

ベンチュラセイジのエアストリームに泊まった二人。

これは私のラインナップ。

キャッチサーフの8フィート、

7.6、6.6、そしてキャッチサーフの廉価版6.6.

冒頭のトランクスサーフのカリフォルニアストリートでは、

河合会長のボルボが停まっていた。

「なかなか稀少」

そう聞いていたのだが、

気にしてみるとやたら走っています。

それだけ内外にファンが多い証拠ですね。

翌日、今度はツナくんに

「どこか行きたいところはある?」

「あ、トニーズピザです!」

「おお!行こう行こう!!」

私たちはハーフベジタリアンのエクストラ・ラージサイズとし、

さらにエキストラトマトを入れて、

もう半分はパイナップルとベーコンという注文。

4人で25ドルだったから、

ひとり6ドルちょいのリーズナブルなランチ。

こんな大きなピザドウがクルクル大きくなっていく。

やがて完成し、

それをトニー二代目のオーナーが自ら持ってきてくれた逸品。

そのときには、野菜側がこちらに突き出されてきた。

窯から出たばかりなので、

ほぼ全員が口の中をヤケドさせながら、

「ああ、幸せ。おいしい」

そう言わせてしまうのは、

ベンチュラという歴史の深いサーフタウンに

根付いた老舗(創業59年!)の味だからでありましょう。

カリフォルニア編というかサンオノフレ_農園波_(1430文字)

Happy Surfing!!