Catch Surf® Skipper Fish Ⅵ 6’0″
Nakisurf Original Twin + Vektor VMK
at Misakimachi, Tosa
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「土佐は鬼国に候」
これは、
1000年ほど前から続く言い伝えである。
その当時は、
道路などはない時代だ。
もし徳島から南の土佐(高知)へ向かおうとするのなら、
海岸線は断崖絶壁が続くため、
なんびとたりとも行けなかったという。
他のルートは山だろうか。
不思議なことに谷は南北にはひとつも走ってはおらず、
土佐に近づくためには尾根伝いに行かねばならない。
けれど、
山は(今も)密林であり、
陸路で室戸に行くというのは、
獣の襲来、
落石、
斧術、
体術、
耐久力等々、
それら全てを持ち合わせていないと、
考えられないものだっただろう。
人ならば、である。
阿波(徳島)の人は、
土佐を見て、
「きっと鬼が住んでいるのだろう」
畏怖するような気持ちが、
今も言い伝えとして残っているのだろう。
そういえば、
徳島から戻って来る際に、
夫婦岩が何かの結界(違う世界の門)だと感じたが、
道路は続いているので、
そのままその結界を越えて海沿いを走っていくと、
龍に見える雲が海の上に浮いていた。
土佐の鬼は歓迎してくれていたのか、
もしかすると、
自分の守護が龍なのではないかと自惚れた。(笑)
その室戸岬の先端より、
およそ5km北に杉尾神社があり、
その神社横にスカイアンドシー・ムロトがある。
浜までは、
徒歩3分くらいだろうか。
放射冷却で寒い朝は、
浜まで行けば水平線が広々と見渡せ、
たいていはこんなダルマ朝陽が見られる。
やはり大気の透明度がダルマ形成には大切で、
前回も見た(巻末リンク*2を参照ください)ので、
これでダルマの両目に目が入った。
そのスカイアンドシー・ムロトでは、
来たる2021版というか、
明治から現存している蔵を改装して、
蔵ラウンジをオープンします。
元々の仮称は、
蔵シャンパン・バーであり、
短くなって蔵バーとしたが、
このコロナ禍ということもあり、
サービスを省略することで、
最終的には「蔵ラウンジ」という名前となりました。
どうぞよろしくお願いします。
きっとたいていは、
仲間や大好きな人たちと、
酒を片手にぼそぼそやったり、
音楽を聞いたり、
こころを開く場所になるのだろう。
河合館長、
おめでとうございます!
そんな祝いごとがあり、
さきほどの蔵ラウンジ画像を良く見ると、
龍の目が映っていた。
これは冒頭に書いた
「結界を越えて見た龍の雲」
と同じような顔つきに再度驚き、
やはり室戸はとても不思議だと再確認してしまった。
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【巻末リンク:渾身カレンダー5種、発送準備完了】
【巻末リンク*2:ダルマ朝陽とは?】
【巻末リンク*3:世界ジオパーク会場スカシー】
Happy Surfing and Happy Lifestyle!!
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