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naki's blog

【サーフィン研究所】メリークリスマス!_私の師範系譜_(1449文字)

The Midlengthe 2+1

6’8″ x 19-5/8″ x 2-1/2″ / Nakisurf Original Twin

Shape, Design and glass by @hiroyuki_maeda

メリークリスマス!

みなさんは、

どんなクリスマスでしたか?

私は湘南の友人たちと一緒に海の前にいて、

それは楽しい日でした。

今日はとても寒いのだが、

昨日は暖かかった。

そしてこの夕陽とハイラインが見事に調和して、

すばらしいものだと感じた。

おかげさまで、

NAKISURFが17年目に突入しました。

これからもよろしくお願いします。

さてさて、

もはや私はコンテストには全く興味がない身となったが、

バレル・メイクの実際を知りたくて映像で見ていると、

ジョンジョン・フローレンスのパフォーマンスが際立っていた。

あの恐ろしいハレイワの波で、

ターンをねじりこんだり、

ブレまくるバックドアのバレルをメイクするジョンジョンは、

別次元のことのようで、

まるで未来からやってきた人にも映った。

あのターンとは、

カービングターンのことで、

どこかにも書いたが私のサーフマインドの聖火はトム・カレンである。

初めて見て以来、

こんなに美しく的確に波を滑ってみたいと感じ、

現在は上記したジョンジョンやケリーがトムカレンを進化させたが、

私はいまだにクラッシックが好きなようだ。

ターンだけを取り出すと、

私のアイドルはリチャード・クラムというオーストラリアのサーファーだった。

とにかく全てカービング・ターンだったのだ。

そのリチャード・クラムを進化させたのがジョエル・パーキンソンだろうか。

で、

リチャード・クラムが映ったクイックシルバーのVHSを教本とし、

その部分だけ繰り返し見ていたらテープがそこだけ伸びてしまった。

そんな時代は、

千葉部原でサーフィン世界大会が毎年開催されていた。

今で言うWSLのWCTとトライアル混同みたいなイベントだった。

少々英語ができた私は、

外資ウェットスーツのスポンサーを受けていたので、

そのお礼として選手の世話をする係をかってでた。

いわゆるノースブバラカのナナメ前にスポンサーが借り上げた民宿のようなものがあり、

そこで滞在しつつ、

世界大会に参戦する選手たちに奉公しつつ、

波乗りをしていたのだが、

コンテスト会場のメインではなく、

ノース側のショアブレイクでリチャード・クラムのような重いターンを、

しかも速く鋭くしているサーファーがいた。

名前を聞くとガーだという。

ブラッドリー・ガーラックの出会いだった。

トム・カレンもトム・キャロルと、

オッキーやポッツも見て数日研究した結果、

このガーに師範を変更したのはこのときだった。

それから私のしばらくのサーフ人生はガーラック先生だったが、

1980年代の終わりくらいからカリフォルニアに行くようになり、

サンクレメンテ・ピアの上からドノバン師範を見た途端、

その流派に内弟子入りし、

いまはデューク・カハナモクというのが、

私にとってのサーフ流派の系譜である。

サーフィンというのは、

凝視すればたいていはわかる。

だが、

その「こうやってやるのか」を身体と連動させるのがむずかしい。

英語でコーディネイトというのだが、

「むずかしいが、おもしろい」

そんな毎日がいまも続いている。

どうぞすばらしい年末をお過ごしください。

Happy Surfing and Happy Lifestyles!!

【サーフィン研究所:お待たせしました!】美しい記憶という刻印_NAKISURFカレンダー2022SPLの概要_(2286文字)