新品・中古サーフボード販売、カスタムオーダー、ウェットスーツ、サーフィン用品など。NAKISURFは、プロサーファー、フォトグラファー、サーフライターで知られるNAKIのコンセプトサーフショップです。

naki's blog

【クリスマス・スペシャル】NAKISURF16年目のありがとう!_(2187文字)

江ノ電の車内から鎌倉七里浜が見えた。

どうやらほとんどフラットで、

湘南には波というクリスマスプレゼントはなさそうだった。

これも江ノ電内より。

長谷駅付近からアーバン浜を見た画だ。

タイ料理の殿堂『アイスキッチン』がチラリと見えた。

アイスキッチンの向こうには、

アーバン・アイランド・ソサエティがある。

明日は南西うねりが1mほど入ってくるという予想なので、

アスタ・マニャーナ(スペイン語。また明日=明日は良い日だ)となるのだろうか。

昨夜はクリスマス・イブ。

ラカ法王のもとに、

ドラグラ摂政瀧朗家族がドラグラ会館の片瀬山本店に集まった。

おいしい食事と楽しい時間。

それにしても法王の芸達者なこと。

ホームアローン。

山下達郎さんの秘蔵ライブ音源等々。

全員が楽しい時間を過ごすことができた。

ありがとう〜!

これはパーティ前のヒトコマ。

仕事帰りの法王が、

自転車に乗って境川沿いを走っている画だ。

私たちは食材を求めてヤオコーに行ったのだ。

去年はタキビ神とのクリスマス・イブ。

今年はラカ法王とのイブ。

これからも良いことがたくさんありそうだ。

瀧朗が、

「あの波はどこなんですか?」

「どんな波だった?」

「サイズがあって、タキビ神とやっていたところですよ」

「ブバラカかな?」

「たぶん違うと思います」

「トレスかなぁ」

Catch Surf® X Nakisurf Special Skipper Fish 6’0”

Nakisurf Original Twin + Vektor VMK (rear) + VT

.

「どんな波質ですか?」

「波はいいよ〜。けれど、

景色が荒涼としていて怖い感じはあるよ」

「あの辺りはみんなそんな雰囲気ですよね」

NAKISURFのある一宮町は、

〈上総国〉という房総三国の真ん中付近の海沿いにある東向きの地。

千葉はいわゆる『日出ずる国』なので、

朝陽や月は水平線に上がる。

NAKISURF_merry2

メリークリスマス!

「クリスマスというのは、イエス・キリストの誕生を祝うお祭」

そんなことが書いてあった。

クリスマスはNAKISURFの誕生日でもあります。

NAKISURFは本日16歳となりました。

これもひとえに

「NAKISURFを支えてくださっているみなさま」

ここに厚く御礼をさせていただきます。

ありがとうございます。

16年前、

誰にも知られずにNAKISURFはスタートしました。

私がサンクレメンテからノースハワイ島に越し、

サーフボードをインターネットで販売するストアを構築した。

いざプロジェクトが始まってみるとこれが大変だった。

サーフボードの構造等をモデル別に書いていく。

また、

当時知っているサーフボード工場は5つくらいあっただろうか。

それらの写真を撮り、

各シェイパーや職人、

乗り手のプロサーファーたちに話を聞き、

それをこうして誌面というか画面にしていく作業。

あまり寝ずにやって、

一ヶ月経っても全く終わることはなかった。

オーストラリアにいるウエブマスターのアキちゃんへ、

絞り出すように書いた原稿を送り、

仕上がってきたページ・デザインの感動を燃料にして、

また書き続けるという膨大のなかの、

どこかの壁だか扉を見つけ、

16年前の本日、

NAKISURFは開店しました。

NAKISURFを支えてくださっている方たち、

“Happy Surfing”を理想とする全ての人にありがとう!

これからも美しい波に乗ることのすばらしさを、

さらには健食&ウエルネス、

ハッピー・ライフをNAKISURFは提案し、

それらをみなさまにお伝えいたします。

研究所渾身の

マンダラ・コーヒーも販売開始されましたね。

NAKISURF創業当時からドノバンがいます。

ミュージシャンであり、

スタイルのあるドラグラ・サーファーのひとりだ。

ある日広告代理店から

「こんな画が欲しい。もちろんCGではなく現実で」

そんな提案があった。

ドノバンに相談すると

「かんたんだぜベイビー」

そんなことになって、

こんなサーフィン世界も撮れた。

「演奏しながらスゴイ波に乗る」

というのを最初にやったのはドノバンで、

あれはエルサルバドルだった。

ドノバンはウクレレで〈ラバンバ〉を弾きつつ、

「ヘイ、海の上は音がいいんだな」

そんな感想を聞いて、

私たちは海の上で大笑いしたことを思い出した。

カレンダーにもシェアしましたが、

「デューク・カハナモクの教え」

を多くのサーファーに伝えたいと感じている。

ゆったりと泰然に、

波をシェアし、

多くの人の幸せを祈るというのは、

我が国の宮沢賢治とも似ていて、

究極に国境がないことがここでも証明できた。

波に乗ることでその土地の神さま、

そして海に敬意を持つのは大切なこと。

探求と実践。

風が創った「波」。

波というのは水面の起伏であるが、

大波日には「達観」を教えてくれ、

美しい波は、

どんな美術品ですら具現化できないほどの完成度を現す。

雨上がりの夜明けに祈る。

「波乗道」は正しく生きる道。

そんなことを確信したよき日。

今日もNAKISURFにお越しくださって、

誠にありがとうございます。

これからもNAKISURFをご愛顧たまわりますよう、

どうぞよろしくお願いします。

2021年12月25日

NAKISURF主宰 NAKI/船木三秀

【サーフィン研究所:お待たせしました!】美しい記憶という刻印_NAKISURFカレンダー2022SPLの概要_(2286文字)

Happy Surfing!!