少し前まではハンドシェイプ愛好崇拝家みたいな人が多くて、かくいう俺もその一人だった。
しかしアメリカではマシン納入後年数が経つにつれその人数は減ってきた。
理由はシェイプの安定。
マジックボードが出現すると、シェイパーはそれをスキャン(コピー)し、自身のアーカイブに加えていく。
その数値を変え、様々なサーファーに合わせて正確なサーフボードをシェイプマシンが削り出す。
ブランクスのロッカーが悪かろうと、機械なので関係なし。
マジックボードの複製が現れる。
そのマジック襲名の中のマジックのまた複製。
マジック2となるのか。
マシンがシェイプ後はシェイパーがコンケイブの位置やレイルを調整していく。
これが現代シェイパーの仕事。
2006年、俺は「言いづらいけどハンドよりマシンで削って」ってお願いするようになった。
そのくらい精密で文句も言わず、感情の起伏もなく(あるらしいが…)、働きもののシェイプマシン。
1メーカーに1台の時代になった。
マジックボードがいとも簡単にコピーできてしまうなんてCP様々ですね。
マシンシェイプって単なる工業製品のような気がして感情的には少し複雑な感じもしますが
そのマスターを削りだすのはシェイパーなわけでシェイパーの重要度は何一つ変わってはいないのかもしれませんが。
そのうちマスターモデルもシェイパーが削るんじゃなくCADでデザインする時代になっちゃうのかも…..
自分の技量は置いといて、ハンドって魅力的だったけど時代の波なのでしょうかね~。
確かに僕達は乗ってもハンドかマシンかなんて解らないですけどね。
しかしオーダーにて失敗は無いでしょうね。
すごい時代ですね~。
板の性能向上にはこういったシェイパーの努力とシェイピング能力の向上があるのですね。
サーフ業界の先端裏話は面白いです。楽しみにしています。
それにしても2000万円、すごい?。