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【サーフィン研究所】光る波VS速球_担々麺の諸行無常_(1639文字)

「光る波には乗れましたか?」

タキビ神がそんなことを聞くので、

「はい、乗れました!」

そう即答した。

Catch Surf® Skipper Fish

J.O.B. Pro Edition 6’6″

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Photo by Harry Shacho

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土佐のハリー・シャッチョさんより、

スマイリー・グリズリーの近影が送られてきた。

南国土佐はまだ暖かいようで、

COME WITH ME Tシャツがまぶしい。

土佐のみんなと早く一緒にサーフしたい。

ガォ〜!

マグヤンと茂原のバッティングセンターに行き、

140kmを試してみた。

まずはマグヤンが右打席に立った。

すると、

マシンから放たれたボールは、

レーザービームのような閃光がピカリと走り、

ネットに瞬時に吸い込まれ、

ジュドードカン!

と轟音を出した。

当のマグやんは打席で何も動かず、

ただひたすらボールの出るあたりを見据えているだけだ。

2球目もそうなので、

「(ボールは)見えている?」

と聞くと、

「速すぎて何も見えません!」

と言っていた。

私はそのレーザービームを見つつ、

「幽霊とかUFOも速すぎて見えないのかもしれない」

そんな仮説を立ててみた。

UFOビーム祭りの後、

空腹となり、

私はしきりに吉野家に行こうとするのだが、

ラーメン・マニアのマグヤンは、

バッティング・センターの近所にある

「食べログで評価が高い店」

にどうしても行きたいようだった。

こも茂原トップレベルを一口食べたところで、

中野ブロードウェイ入口から数軒先にあった担々麺の記憶がまざまざと蘇った。

「TVで見たのでそこに行きたい」

あの日もマグヤンは、

ラーメン屋への訪問を上京時の最重要事項としていた。

食事をするのに並ぶことは、

社会主義国のようであまり好きではないが、

仕方なくマグヤンの後ろ、

行列の最後部についた。

列はやがて店の前までやってくると、

窓やドアや壁には、

グルメ雑誌掲載号のスクラップがところせましと飾られていて、

それらの熱い記事を読みつつさらに自分たちの順番を待った。

いくつかの記事を読んで、

「そんなにここはおいしいのか!」

自身でも盛り上がり、

やがて着席できるようになったが、

店主の強制的かつ圧倒的な威厳を持って、

任意着席させられ、

その絶品担々麺をいただくことになった。

ありがたい….

なんと!

かんじんな味は、

一切並ぶことはないいわゆる普通の味だった。

マグやんは、

「あれ、バーミヤンのほうがおいしいです」

店主が聞いたら激怒しそうなことをわりと大きな声で発言した。

ちなみにこの店主は統制がお好きなようで、

テーブルや壁に

「これ禁止」

「あれもダメ」

「私語、マンガ雑誌、携帯禁止」

といった三角卓上禁止事項POPがやたらと置かれていた。

まるでどこかのNSA支部のお達しのようだ。

これはきっとあの親父(店主)が、

TVや雑誌効果によるポピュリズム(大衆主義)によって、

「(自身の担々麺を)民が信仰している

と感得しているようで、

その統治マインド、

官制心を店内にくまなく見せていた。

けれど、

その主題である担々麺のうすら鈍い味に

「TVの威力」

と感じたことを思い出していた。

後日譚だが、

数ヶ月後、

中野に行った際にその担々麺屋の前を通ってみると、

あれだけあった行列がなくなっていた。

店内をのぞくと、

お昼時だというのに20%くらいの入りだっただろうか。

「これぞ諸行無常だ」

と深く感じ入りつつ、

ブロードウェイに入館して、

3F直行エスカレーターに乗らず、

階段で2Fへ向かった。

すると、

踊り場には近隣の老人たちによって、

「栄枯盛衰」、

「万物流転」、

「盛者必衰」などと、

習字半紙が貼られていて、

その偶然に驚かされたことまで思い出した。

【巻末リンク:光る波の歌詞】

【サーフィン研究所】HowToサーフとカメラ雑誌の関係_ミサキマチ・バージョンのフダラック歌詞_(1341文字)

【巻末リンク*2:スマイリー・グリズリーとシャッチョさん】

【サーフィン研究所】スマイリー・グリズリーとシャッチョさんとVCA氏でタヌ・ビーチ_ムーニーマンのマンダラ・コーヒー_(1594文字)

【巻末リンク*3:UFOを目撃!?】

【サーフィン研究所渾身号】波に乗るむずかしさ_高知でUFOを_(1684文字)

Happy Surfing and Happy Lifestyles!!