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【サーフィン研究所】シン・エンゲッツ_坂本龍一さんの意思を継ぐ_(1314文字)

岬の東側に、

烏帽子岩とご神木があり、

後方は天然石囲いになっている。

これは、

「東向き祭壇の設(しつら)え」

だと聞いた。

うねりは2m以上は軽くあった。

祭神は二神が祭られていて、

それぞれ大海命(おおあまのみこと)と、

如龍王神(にょ・りゅうおうしん)だという。

大海命は豊漁であり、

如龍王神は弘法大師(空海)が、

インド北の無熱池(むねっち)から呼び寄せたと、

436年前の『天正地検帳(1587)』に記述があった。

Shacho san on 5’8″ Fish

シン・エンゲッツ

.

これを見たとき、

シン・エンゲッツだと断定したが、

さきほどご本人より、

「見えないのでゴースト・エンゲッツです〜」

そんな連絡があった。

高知県室戸市。

室津の古戸商店街で、

河合さんは何者かに追われていた。

絶体絶命の瞬間、

シャッチョさんが登場し、

円月殺法で瞬く間に何者かを倒し、

河合さんを救出して、

二人は岬にある洞窟に身を隠した。

そんな中、

ふたりの前にジオパークの男が現れ、

警護と情報提供の協力をしてほしいと持ちかけられた。

これによって、

ジオパークとスカイアンドシー・ムロトは、

SDGs同盟を結んだ。

河合さんは、

あれはホタローが送り込んだ刺客だと推測していた。

ホタローは、

市庁舎建て替え反対派の長を装い、

じつのところ土木工事と密接に結びついた護岸工事推進派だ。

これは、

海岸を護岸と偽り、

やがて滅亡へと導く団体の頭領であるのだ。

その洞窟の前に、

東南東うねりが入って、

シャッチョさんがサーフしているあいだ、

さらなる敵が河合さんを強襲した。

すかさず上がってきたシャッチョさんが、

エンゲッツから羽化し、

シン・エンゲッツとなって窮地を救った。

後日、

「環境のために戦い続けてほしい」

ジオパークの男が河合さんに伝えた。

河合さんは、

自身のなかに芽生えたエンゲッツの魂と対話しながら、

次々へとやってくる土木工事推進派との闘いに向かうのだった。

(終わり)

Cosmos Surfboards TheOne 6’4″

Nakisurf Original Twin-Fins

.

シャッチョさんが、

シン・エンゲッツならば、

私はゴースト・エンゲッツとして、

テイクオフしていった。

波も海岸も、

人工的に手を加えず、

いつまでも大自然そのままであってほしい。

【訃報】

坂本龍一さんが、

ユキヒロさんの後を追いかけていってしまった。

坂本さんは、

私作品を「more trees」のポスターとして、

使ってくださったというご縁がある。

「more trees」は、

彼が代表&発起人として運営する環境保護団体で、

この発足パーティのときに渋谷でお会いしたのだ。

坂本さんたちは先にいってしまった。

だが、

私たちが彼らの意思を次いで、

護岸=滅岸とさせない意識をいつまでも持ち続けたい。

坂本龍一さんへ、

たくさんのすばらしい音をありがとうございました。

どうぞ安らかにお休みください。

【巻末リンク:14年前の坂本さん】

太東岬テッドさんから千葉一宮そしてキュードラ_なんと!坂本龍一さん

【巻末リンク*2:ソリッドステート・サバリバー】

【巻末リンク*3:追悼・坂本龍一さん】

Happy Surfing and  Happy Lifestyles!!