岬の東側に、
烏帽子岩とご神木があり、
後方は天然石囲いになっている。
これは、
「東向き祭壇の設(しつら)え」
だと聞いた。
うねりは2m以上は軽くあった。
祭神は二神が祭られていて、
それぞれ大海命(おおあまのみこと)と、
如龍王神(にょ・りゅうおうしん)だという。
大海命は豊漁であり、
如龍王神は弘法大師(空海)が、
インド北の無熱池(むねっち)から呼び寄せたと、
436年前の『天正地検帳(1587)』に記述があった。
Shacho san on 5’8″ Fish
シン・エンゲッツ
.
これを見たとき、
シン・エンゲッツだと断定したが、
さきほどご本人より、
「見えないのでゴースト・エンゲッツです〜」
そんな連絡があった。
高知県室戸市。
室津の古戸商店街で、
河合さんは何者かに追われていた。
絶体絶命の瞬間、
シャッチョさんが登場し、
円月殺法で瞬く間に何者かを倒し、
河合さんを救出して、
二人は岬にある洞窟に身を隠した。
そんな中、
ふたりの前にジオパークの男が現れ、
警護と情報提供の協力をしてほしいと持ちかけられた。
これによって、
ジオパークとスカイアンドシー・ムロトは、
SDGs同盟を結んだ。
河合さんは、
あれはホタローが送り込んだ刺客だと推測していた。
ホタローは、
市庁舎建て替え反対派の長を装い、
じつのところ土木工事と密接に結びついた護岸工事推進派だ。
これは、
海岸を護岸と偽り、
やがて滅亡へと導く団体の頭領であるのだ。
その洞窟の前に、
東南東うねりが入って、
シャッチョさんがサーフしているあいだ、
さらなる敵が河合さんを強襲した。
すかさず上がってきたシャッチョさんが、
エンゲッツから羽化し、
シン・エンゲッツとなって窮地を救った。
後日、
「環境のために戦い続けてほしい」
ジオパークの男が河合さんに伝えた。
河合さんは、
自身のなかに芽生えたエンゲッツの魂と対話しながら、
次々へとやってくる土木工事推進派との闘いに向かうのだった。
(終わり)
Cosmos Surfboards TheOne 6’4″
Nakisurf Original Twin-Fins
.
シャッチョさんが、
シン・エンゲッツならば、
私はゴースト・エンゲッツとして、
テイクオフしていった。
波も海岸も、
人工的に手を加えず、
いつまでも大自然そのままであってほしい。
【訃報】
坂本龍一さんが、
ユキヒロさんの後を追いかけていってしまった。
坂本さんは、
私作品を「more trees」のポスターとして、
使ってくださったというご縁がある。
「more trees」は、
彼が代表&発起人として運営する環境保護団体で、
この発足パーティのときに渋谷でお会いしたのだ。
坂本さんたちは先にいってしまった。
だが、
私たちが彼らの意思を次いで、
護岸=滅岸とさせない意識をいつまでも持ち続けたい。
坂本龍一さんへ、
たくさんのすばらしい音をありがとうございました。
どうぞ安らかにお休みください。
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【巻末リンク:14年前の坂本さん】
【巻末リンク*2:ソリッドステート・サバリバー】
【巻末リンク*3:追悼・坂本龍一さん】
Happy Surfing and Happy Lifestyles!!
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