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naki's blog

海の日にノースハワイにまでうねりが入ってきましたよ?_冷水渦について_渋滞の回避の仕方_(2557文字、短編です)

こんにちは、

海の日をいかがお過ごしですか?

2010_Whitehouse_T0593

こちらは南南西うねりが上がりはじめました。

遠く、

ニュージーランド東沖で発達した嵐からやってきたうねり。

こちら(北半球)は

「夏だ?!」と浮かれているが、

あちらは「冬、ブルル?」

というほど寒いのでしょう。

地球って不思議ですね。

今日は雨も風も強く、コンディション的には

「so so(まあまあ)」という評価。

フェイスの高さで頭から頭半くらいの波で、

うねりの向きはホワイトハウスが良いのだが、

風が強いので面は荒れている。

みなさんの想像するハワイって、

いつも波が良さそうに感じるけど、

なかなかパーフェクトの日というのはないんだよな。

上の写真は夜明け頃に撮ったもので、

この時間はオフショアだった。

陽が昇ると同時に風はサイドにシフトし、

東寄りの貿易風となってしまった。

2010_Whitehouse_T0645

クイックセッションして上がってくると、

潮が動くのを待ってフレちゃんがやってきた。

2010_Whitehouse_T0639

ノアを連れてビーチハウスで、

いつもの「三世代セッション」を敢行してきた。

2010_NH_Surfing_T0493

年季の入ったフレちゃんは、

しぶとく波を待って、

いつも「その日の一番良い波」に乗っていく。

英語でWave of the day.と言うんですよ。

ノアのシャツが濡れているのは、

写真を撮るカイラのためで、

彼女が座るベンチが雨で濡れていたので、

それを拭いたからなんです。

やさしい心は老若、そして世界共通ですね。

2010_NH_Surfing_T9622

ノアのターンがクリティカルになって、

「トップでここまでボードを傾けられるのは上達した証拠ですよ」

と誉めたら、うれしいのか照れたのか、

「ガスパッチョー!」

と意味不明の言葉で喜んでいた。

まだまだ子どもです。

2010_NH_Surfing_T9629

もっと写真があるのだが、

それはまた後日に掲載しますね。

2010_NH_Surfing_T0528

ビーチハウスの途中のセクションは、

こうして波が平らになるゾーンがあり、

そんなパンピングしてインサイドにつないでいくのだが、

そんなスタイルももさまになってきた。

「ルースキャノンはね、速くて、ギュイーンと曲がるの」

という彼流の擬音インプレッション。

少し前の話になるが、

彼はコールおじさんにありがとうメールを書いていた。

その内容は、

「Uncle Cole,

Thanks for the loose cannon!

Its my favorite board!

The board is perfect for every wave:)

Sincerely, Noah.」

(コールおじさん、

ルースキャノンをありがとう!

ぼくの一番好きなボードになりました。

どの波にもパーフェクトなんですよ:)

心をこめて、ノア)

こうして彼は、

生まれてはじめて自分のために削ってもらったボードで、

毎日を楽しく、海色に彩っているのですね。

俺が彼の歳の頃は何をしていたのだろうか?

なんともうらやましい。

2010_NH_Surfing_SQ_T9815

俺はこんなカットバックから、

泡波にバウンスさせるコンビネーションで遊んでみた。

この後もまだまだあったのだが、

カメラのバッファ切れでして、

連続写真はいつかこうしてシャッターが切れなくなってしまうんです。

こういう時にEOSマーク4が欲しくなる。

ボードはひさしぶりのBWT(Bush wacking Thang)。

シングルフィンボンザー特有の粘って速いターン。

https://www.nakisurf.com/impression/doc/doc-bwt.html

今日はご覧の通りのこんなサイドショアのデコボコ波、

その弱い斜面にも

BWTの効果があることがわかったセッションだった。

閑話休題。(話は変わって)

こちら千葉県は、

イセエビの水揚げ量日本一を誇る町でサーフィンしてきたガータン。

Gartan_10

もうスタイルもプロ並になってきていて、

今度お会いした時には横に滑っているかもしれないぞ。

「があたん、楽しい夏になったね」

そうだ、もうすぐ夏休みだ。

「海に行こうね!」

彼は今頃波乗りの夢を見ているのだろうか?

(夏の太平洋側の冷水渦について)

摂氏18度という冷水渦が千葉外房にやってきているようで、

それはカリフォルニア並に冷たい水温だ。

この冷水渦というのは左回りの渦で、

通常、

半径約数十から数百kmの環状の流れとなっている。

外房は強い南風が継続的に長く吹くと、

黒潮本流が移動してしまい、この冷水渦がやってくる。

夏は南風が主なので、外房はこうして冷たいのですね。

とすると、今は茨城も冷たいのだろうか。

外房でサーフしてきたきんちゃんは、

やはりフルスーツでサーフしていた。

donavon_kinchan

これはその冷水渦など、入り込んでくることは少ない、

という相模湾の鵠沼海岸できんちゃんがお見かけした深町さん。

CIMG9541

ご覧のようにCOLE信者で、

その笑顔と人となりで、

「本当にいい人だよ?!やっぱりサーフィンは人を育むよね」

とサーフィン歴大ベテランのきんちゃんは、

電話の向こうで大満足していた。

2010_NH_T9562

もうすぐ日本に行くから、

その準備やら何やらで忙しくなってきた。

この写真をバックアップして、

これは展示用にして、

紙焼きもピックアップしに行かなくては。

そんな多忙時間があっという間に過ぎていっています。

外を見ると、

また大雨が落ちて来そうだが、

今日は夕陽が出るといいなあ。

日本ではこれから行楽帰りの大渋滞となりそうですが、

俺流の回避の仕方は、

1)どこかで昼寝をしておく

2)夕陽まで動かず海で粘る

3)夕食をゆっくりと食べる

4)本屋で時間をつぶす

5)それでも混んでいるようだったらファーストフード店内で読書をする

こんなことをしていると、23時頃になるので、

その頃には渋滞もなくなり、すいすいーっと帰って来られます。

または混んでしまったら

「高速道SAで仮眠を取る」

ということもよくやっていました。

逆パターンもあります。

「混む前、つまり正午以前に引き上げてきてしまう」

という大技もお勧めですよ。

これは日帰りであれば、

早めーー夜明け頃には海に到着して。

それまでたっぷりとサーフして帰路につく、

というものですね。

お出かけのみなさん、

どうぞお気を付けてお帰りくださいね。

今日もNAKISURFにお越しくださってありがとうございます。

波乗りの時に好きな曲のメロディが浮かぶことがありますよね。

俺は昔ロックでしたが、みなさんは何だったのでしょうか?

すばらしい日にしてくださいね。

グラシアス!(ありがとう)