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naki's blog

奄美3日目_誰も知らなかったCOLE Pro Con / Prototypeモデル詳細_(2211文字、短編です)

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おはようございます。

今日も奄美は夜明けからすばらしい天候に恵まれています。

波は太平洋側で腰程度、

そして東シナ海側で頭サイズという状況です。

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俺の大好きな謝罪岬は、

コールの育ったセントラルコーストの波質そっくりだという。

海岸線をドライブしていると、

それは多くのブレイクを目にすることとなり、

後出する緑くんによると、

「ほとんどが、誰も(サーフィンして)いないブレイクなんですよね」

と、

「サーファーの人数よりもブレイク数が多い」

という環境ならではの発言をしていた。

すごい島です。

この波を見た瞬間、

コールが歓喜感激して入ることになったゴートアイランド。

崖を下って、

小さな浜からのエントリーというリーフブレイク。

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初めてのブレイクに対して、

彼の選択は、『巨体用MPツイン』でした。

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2?3ラウンドサーフした俺たち。

長時間連続で流れのあるブレイクというのは実にきつい。

新しく完成したZ1サーフスーツの長袖タッパ。

水温30度、気温22度、

風速7?8mというコンディションでは最適なんです。

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昨日「インプレッションを書きます」

と公言した”Pro Con / Prototype”に乗り込んできました。

COLE PRO-CON STUDIO SHOT 700 8

このボードの概要、

コンセプト、

シェイプ理念をコールに聞いているところを先ほど動画に収めました。

潤ちゃんがここにいるので、

編集してYou tubeにアップできるかどうかを聞いてみますね。

さて、”Pro Con / Prototype”だが、

大きな特徴はコンケイブデッキにあると思う。

ボード全面(デッキ)がスプーンみたいに真ん中がへこんでいるデザインの利点は、

1.足が波に近くなるのでより安定する。

2.簡単に傾くのでターンがしやすくなる。

3.凹みに体がはまるので、パドリング姿勢が安定する。

欠点は、

a.水が逃げるので速度が出づらい。

b.センターの厚みがないので、浮力が少なくなる。

c.レイルが厚くなるので、ターンがしづらくなる。

という相反する事項がある。

名シェイパーとされる人たちはそれらの利点を活かし、

欠点を解消して、

新しいモデルを作っていくのです。

コールはそこで、

水が横に逃げるのを解消すべく、

水流には定評のあるボンザーボトムを採用し、

“a”を解消し、

(ボンザーボトムはBDシリーズに標準装備)

COLE PRO-CON STUDIO SHOT 700 5

厚くなるレイルを避けるためにステップレイルという、

デッキの厚みを受け継がない独自のレイルシステムとし、

“c”を消した。

COLE PRO-CON STUDIO SHOT 700 6

“b”はコールお得意の調整をすることで問題なしとすれば、

マジックボード・デザインの完成なのであります。

このボード誕生した内訳は、

コンケイブデッキを愛する勇人さんが、

コールマジックを期待して、

“Hayato Model”

として提案したのが始まりなんです。

COLE PRO-CON STUDIO SHOT 700 for Hayato 12

シェイプモデルのベースはMPツイン。

しかし、今回のプロトタイプは、

幅広ボード中毒の俺にとってはノーズが細すぎ、

乗っている感がクイックすぎて、

なんだかWQS選手みたいなのでありました。

そのことをコールに伝えると、

「(ツインスタビライザーのフィンセッティングを)

トライにすれば解消するよ」

ということだった。

現在横で動画の取り込みをしていて、

自分の乗っている映像を見たが、

小波なのにずいぶんと走っていて全員で驚いた。

「速いですね、ほんと」

と勇人さんが言うので、

「もう一回言ってくれ!」

とD先輩ばりに謙遜しておいた。(笑)

次のプロトタイプ2には、

俺の好きな幅広ノーズ、

通称フィッシュノーズを即オーダーする。

注文してもボードを作る本人がここにいるので、

すぐにはシェイプできないだろうが、

このデザインをノースハワイは、

ビーチハウスで試すのが楽しみであります。

COLE PRO-CON STUDIO SHOT 700 1

これがスタジオで撮った画像でして、

細い方を

『ASP風パフォーマンスモデル』

とするのなら、

オーダーした幅広デザインを

『コスミック・フラワーチルドレンモデル』

となるのでしょうか。

お好きなサーフスタイルでお選びください。

さて、

「さらにサーフしよう」

ということになり、

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東シナ海にあるサニーサイドアップに行くが、

大潮周りの潮は思っていたよりも早く干いてしまい、

テイクオフできる棚は膝くらいの深さのガリガボ状態となっていた。

勇人さんと話をしていると、

隠しカメラで全てを撮られていた。

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左横にいる潤ちゃんに

「タイド(潮)が悪いね」

と言うと、

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「どう?」

と彼は言うが、

こちらとしては「?」となる。

「わからないの?

これはタイド(態度)が悪い」

としていたそうで、

ああそうか!と一同爆笑。

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日本の波に乗り、

日本の酒を飲むコール。

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彼の名字はシムラーであるので、

「志村さん」という呼び方が定着してきた初日本4日目、

奄美滞在3日目なのです。

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ありがっさまりょうた?。

と、奄美にありがとう。

奄美王子の緑くんにたっぷりとお世話になっております。

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「奄美は最高よ?」

と王子が言い放ち、

陽はまだ高く、

セミがジー、ジーーと大きく鳴いています。

こちらは夏真っ盛りなのであります。

COLE秘蔵っ子ライアン・カールソンが奄美空港に到着したというので、

これから迎えに行ってきます!

今日もNAKISURFにお越しくださって、

ありがとうございます。

すばらしい水曜日にしてくださいね!

じゃ、またんきゃ?♪

(じゃ、またね?)