東うねりは台風19号から。
南うねりは18号からと、
W(ダブル)台風は各地に逸波を届けている。
W台風のたいていは、
うねり同士が打ち消したり、
風が合わなかったりと、
あまりいいことはないが、
今回はWがありがたい。
あまり狙われなかったけど、
風が弱い時間は、
タマサキやジロドラが良く、
無人波を駆け抜ける興奮に包まれた。

サーフィンという現象に入りこむと、
自身は海の一部であって、
それは最も重要なことの母体だと気がついた。
その母体からあふれたパーフェクトな波には、
本来の教えが満たされているようだった。
波に乗るたびに真言の響きが輪郭を帯びた。
その余韻のままに真言の調べをおびつつ、
手作り餃子をいただくとこれが絶品で、
ニラもキャベツもなかったからと、
玉ねぎと長生村ニンニク、
そしてひき肉だけの具で、
16枚入の大きな皮で鋭意制作されたものだ。
で、
おいしさがたまらなくなったところで、
それを沖縄みやげのゆずこしょうが引き締めて投打一体型の餃子となって、
突然王座に君臨した気持ちになった。
提供:すみっコ涼くん(総料理長=アラン・デュカス一族の手下のひとり)

話は変わって、
先日のことだ。
サーフ・コンテストに人生を注入していたが、
ある敗退をきっかけにサーフィンをあきらめてしまった人にお会いした。
彼はそれから数十年後、
また1からサーフィンをやり直そうとして戻ってきた。
目指す水平はハッピーサーフだと聞き、
こころが洗われるような気持ちとなった。
最近わかったのは、
ミニマルラインの滑りだと思う。
ただひたすら一直線に、
しかも最高速で滑るミニマルライン。
加圧と減圧、
つまり減速と加速だけで波のパワーゾーンを走り続けないとならず、
これもまた宇宙的であるのだ。

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【巻末リンク:ランダムピックしてみた】
【サーフィン研究所】台風からのバックスウェルが上がってきた_キール・ツインザーのSheer Surfing Pleasure_ギンサバミチの夜考察その2_(1458文字)
【巻末リンク*2:近代サーフィングの原点】
【Blue.巻頭コラム2024年9月号】_デューク・カハナモクのスワスティカ(卍) / Waikiki model_(1526文字)
Happy Surfing and Happy Lifestyles!!
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