
あっという間に12月である。

昨日の午後1時過ぎくらいに波が小さくなったと思ったら、
また周期が上がってきた。
しかも12秒前後だ。

「波の周期とは何ですか?」
そうよく質問される。
下に見える画像で7秒の波(水色)と、
14秒の水色の面積を見ていただきたい。

波の速度は変わらないので、
同じ高さでも幅が違うと、
体積は倍増どころか4倍ほどに増している。

「波の周期」
概要はこんな感じです。

昨日は正午から花井大将が来られていて、
江戸老舗の大将から正月の縁起物の買い方の教示を受けた。

「めでたいもの」
そんな一年の始まりを想像していた。

その縁起モノは、
新宿の花園神社で買うと聞き、
私は、
瞬間的に「紅テント」と浮かんだ。

紅テントは、
花園神社であり、
それは唐十郎(から じゅうろう)さんが率いていた
「状況劇場」による野外演劇のことだ。

なぜ私がそんな昔の、
1967年のことをわかるのかというと、
🙏🙏🙏嵐山光三郎(祐乗坊英昭)さん🙏🙏🙏の著書のいくつかに、

この紅テントの描写があり、
VIP人間椅子席や、
大問題作『腰巻お仙』などのエピソードに
当時のアングラ(アンダーグラウンド)を知り、
いまも自身に重ねて感じ入って指針としている。

「さらば花園!」
唐さんの状況劇場が新宿を去り、
令和の花園神社を花井大将が闊歩されているところが浮かんだ。
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柳さんのTheOneが完成した。
柳さんは、
オルタナティブ・サーフワックス伝説を未来につなぐお方だ。

その柳さんのTheOneだが、
なんとこれがボックスから、

ストリンガー、
ロービングとフィンまでオールブラックというカスタムオーダーだ。

この黒さとステルスさは、
潜水艦セヴァストポリを連想するので、
ミッション・インポッシブルと名付けた。

これまでTheoneのことをたくさん書いてきたが、
傑作中の傑作である故に、
さまざまなキャラクターを名乗れるモデルとなったのだ。

これはターくんのTheOne66で、
モデル名をメキシカン・スカルという。
「斬」
そんなキーワードでモノを探すターくんのお目にかなってうれしい。


NAKISURFで扱うDGPアパレルが数日届かず、
ナッキーあたりもお問い合わせ番号を暗記するほど探索していたが、
出発地の発送センターを最後にステータスが変わらなかった。

ようやく昨日の朝となって、
DGPアパレルボックスが茂原センターに届いたことがわかり、
こちらにやってくるのが午前便となり、
待ち構えていると11時40分に届いた。

で、
このエリア担当の配送員さんだったので、
混乱状況を聞いてみると、

「今年はブラックフライデーあたりでトビました。
荷物は受け取れますが、
いつ到着するとは言えない状況です」
苦しそうに教えてくれた。

チュラさんこと、
ベンチュラ・セイジから美しい画が送られてきた。
昭和5年、
川瀬巴水の木版画だという。

満月が西にあるので、
これは夜明け前の浴衣姿なので、
この時代のおおらかさがわかった。
そういえば、
ちょうど昨夜もこんな月だった。

100年近く前の、
七里ヶ浜の風景と合わせて感慨深いと、
腰越のシゲルくんにも画像を共有した。

湘南最終編は、
カリフォルニア・ジェネラルストアであり、
ここは心の師である石田道明さんの令和バージョンの名店訪問のことを。

アムステルダム・ウェットスーツのHQとなっていて、
石田さんが、
「キミたちこれが世界一のウェットスーツだよ」
そうジョエル・チューダーと、
トーマス・キャンベルに自慢されたことを思い出した。

思い出しつつ、
石田さん自慢のコレクションの素粒子みたいなものが散らばっていた。

石田さんのお顔を浮かべて手を合わせると、
拝むべきサーフボードを秋山くんが手にとって見せてくれた。

これがビングのドナルドであり、
往年のライディングを、
ビングからデビッド・ヌイーヴァを思い出したのだ。

ありがたい。
半世紀の時が飴色となって、
ボランクロスの素性を浮き立たせ、
さらに石田さんの高弟である秋山くんを見え隠れさせるのだった。

美しすぎると、
腕組みをしていると、
今度は秋山くんのルーツである1980年代のサーフボードを見せてくれた。

短いシングルボックスでトライのリムーバブルとし、
コンケイブにはエアブラシが施され、
しかも国産のデュアル・ストリンガーは、
鵠沼の太陽をたっぷりと浴びてコパトーン色に輝いているのだった。

さらにウェットスーツの間では、
石田さんが乗るはずだったスキップの12フィートがあり、
膨張の中心と限りない空白がわかった。

大野薫さんの追悼書
「BADFISH」があり、
ページ内にはタイちゃんこと、
ヤング横山泰介さんのお姿が見受けられるのだった。

「これすなわち即身」
空海の書にもあったようなことが多く書かれていて感じ入った。
私から薫さんへの追悼文もこの本に寄せていて、
それはやはり横山泰介さんと一緒にいたときのものだった。

さまざまな想いがあったからこそ、
湘南最終編は石田さんや泰介さん、

そしてナルちゃんのサーファーズは、
オレたち時代の終わりを告げていた。

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【巻末リンク:サーファーズ・ラストデイ】
【サーフィン研究所早刷号】ニール・ヤングのサーファーズ_ラストデイLazy Sunday公開生放送中_ギンサバミチの夜考察その10-焼肉山田屋於_(1729文字)
【巻末リンク*2:石田さん時代】
【特大号:NALU誌特集記事】エントロピー:ーENTROPYーアムステルダム・コミュニティというメッセージ_(9172文字)
Happy Surfing and Happy Lifestyles!!
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