こんにちは、
木曜日をいかがお過ごしですか?
こちらはブイ1が
“229cm/14秒”
Buoy-1 is reading 7.5 feet @ 14 seconds.
という大きなうねりを計測し続けているので、
ソフトサンドリーフに行ってきた。
満潮の影響か、
うねりはまだ届いていないのか、
まだ大きくはなっておらず、
おさえられているようだった。
待っているのも辛いので、
BWGでサーフし、
例によって写真を撮っていただくと、
上のフィン、
つまり左側が抜けてしまっているのだが、
抜けるからこその回転性、
ターン半径もあるのだとわかった。
それにしてもこうしてボトムターンのとき、
フィンにかかっている圧力というのは、
いったいどのくらいになるのだろうか?
硬いフィンが調子がいいと言われるのはこんな時なんですね。
これがグニャリフィンだとどうなるのだろうか?
ここノースハワイは、
アメリカはハワイ州なので明日は感謝祭となる。
そしてこの日を境に米国民はホリデーモードに突入します。
事実この季節のことを
『ホリデーシーズン』
と言い、
レンタカーや航空券、
ホテルなどが軒並みホリデー価格、
つまり割高になるんです。
これがクリスマス日まで続き、
明けて12月26日となると、
日常に戻るのです。
その間はお休みというわけではなく、
みんなは普通に仕事しているのだけど、
どうやら日本で言うところの
“お正月三が日気分”
であるらしいのだ。
このシーズンのハワイは波が良いことで知られているのです。
さて、
潮が動いたのか、
突如としてセットが入り始めてきた。
まるでどこかで整列して待っていたかのようであった。
ドガドガズガーン。
ドッフーン!
とブレイクを開始した。
持って来たカロリーメイトと、
豆乳ジンジャーシロップティーを飲んでいると、
ひとりの熟練サーファーがゲッティングアウトを始めた。
彼はロングボードだ。
つまりダックダイブができないので、
喰らうときは波の下に飛び込む。
そのまま見えなくなり、
やがてかなり手前に浮かび上がってきた。
彼はそのまま波を次々と喰らい続け、
見えなくなるまで流されてもその沖への突撃を止めないでいた。
まるで林沖(北方水滸©北方謙三さん)である。
猛進猛進。
根性が半端ではない。
彼は海が怖くないのだろうか?
それほどまでに波を受け続けていて、
俺とフレちゃんは心配になってしまった。
お歳も若くなさそうだし、
「大丈夫ですかね?」
と米粒になってしまった彼の姿を望遠レンズで確認しながら口を開いた。
やがて彼はセットの間隙を突いて沖に出ることに成功した。
ヤッタ!
と自分のことのように喜び、
フレちゃんとハイタッチし、
それから彼は、
流された距離をニーパドルで縮めていった。
このとき思い出したのが19日前の自分のこと。
あのときもこうして果てしなく流された。
https://www.nakisurf.com/blog/naki/archives/17061
あの日との違いは明るさで、
暗いと怖いということを知った日でもあった。
さて、
その彼がテイクオフポジションに入ってきたので、
カメラを持って注目していると、
完璧な位置から美しいフォームでテイクオフした。
それにしてもすばらしいグライドで、
そのフォームを見ているだけでうっとりとしてしまった。
何歳くらいだろうか?
66歳のフレちゃんよりもお歳そうだし、
とすると70歳?
ノースハワイのサーファーはレベルが高く、
そして奥深く、
根性があって、
そしてすてきです。
俺も70歳になったときに、
同じ波に乗ることを目標にしたいと思った。
そんなことを夢想しながらまた沖に出て、
それはすばらしい波に乗ってきた。
ラッキーなことにセットも喰らわず、
ワイプアウトもせずに、
運がいいセカンドセッションだった。

(後記)
後日、
この根性大先輩と話す機会があって、
するとジョン・ペック大先生でした。
それから幾度も一緒のピークでハッピーグライドを満喫したのでありました。
□
良い波に乗りすぎて、
カロリーメイトもそらに昇華し、
ものすごく空腹となったので、
帰りにイシハラマーケットに。
いつものフィッシュサンドイッチをオーダーすると、
マヒマヒが品切れで、
アヒ(マグロ)となるんだそう。
二つ返事で作っていただいた。
受け取って店の外にあるベンチで食べると、
それはまた至福のときでありました。
今日のタマネギの味がさらに強く辛く、
波のことをまた思い出していたんですよ。
フレちゃんにお別れし、
それからシェーン家族と合流し、
闘牛岬で長い波に乗って、本日の波乗りは終了。
「それにしてもこのTシャツ、どこで手に入れているの?」
「ファンに、イタダキました」
「俺はI am studying EnglishというTシャツが欲しい」
と言うと、
「この島に家を購入したいデス」
と話は突然変わり、
不動産の質問ばかりとなった。
ドノヴァンに続いて、
シェーンも越してきたら島でバンドが組めそうです。
すてきなだなぁ。
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今日もNAKISURFにお越しくださってありがとうございます。
今日もすばらしい日に!
ALOHA ALOHA ALOHA!
MAHALO NUI LOA!
Happy Surfing!!
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