松風王国から南へ峠道を下り、熱海、伊東、伊豆高原、白浜、下田と通過し、吉佐美に到着すると、今どき珍しい「竹槍出っ歯軍団」が国道を走っていた。
特筆すべきはこの運転手たちの愛想が良く、街道から好奇の目で見る俺たちに会釈をして返すというマナーであった。
きっとこれはサーファーたちが一般人に対して悪い意識を持たないようにと、品を持って接するのと同様なのでは?
と仮定する。
で、俺は「竹槍出っ歯に悪人なし」と定義したのです。
音もうるさくなかったし、人間性が恐くないのであれば、すばらしいデコレーション改造であるなあ、と彼らを讃えた。
で、まっすぐ鈴木直人プロのREAL SURFさんに向かい、直人さん、
スタッフの松山さん、そして大きくなった杏那(あんな)ちゃんにも会いました。
もう生後10ヶ月になるのかな?
写真を撮ればよかった。
ドノバンライブのフライヤーも発見!
直人さんがウッドボードの巨匠トム・ウェグナーのボードに乗っているのは雑誌で見たが、本物が現実に出てくると、その威光に感動した。
サインと#25の数字が重厚だ。
これを貸してくれるという。
ヨロコビ、それをリアルビーチというブレイクに持って行き記念撮影。
その昔、大倭(やまと)の時代に板子という波乗り遊具があったとされるのなら、きっとこんな形だったのだろうと、しばしのタイムスリップ感を味わう。
『桐板と年輪』
というキャッチコピーを思いついた。
この板を持って砂浜を優雅に歩き、海に出る。
さっきの「竹槍出っ歯軍団」のように品がないといけないな、と歩幅を狭めながら歩く自分に酔いしれる。(笑)
1本目は横滑りに沈したが、2本目にグッドライドができた。
原始のこころ
波に乗る滑走感
そして、太古の海遊び
という感覚を味わい、にっこにことなる。
このすばらしいグルーヴ感覚にきんちゃん、カビカのあっちゃんにもお薦めしました。
この顛末記をどこかの雑誌に書くぞ!
と、この太古復活型のサーフボードを持ってうっとりとする。
「敬虔な時をありがとう」と水洗いし、もう一度アウトラインをパシャリ。
今度はあっちゃんの持ってきたAVISO SUP(タチアガリ)によるタンデムに挑戦しました。
まずは俺とリリーさんで軽く乗り、「これなら当て込めるかも」とその浮力と性能に満足する。
すると、あっちゃんが「ワタシもいいですか?」とにこにこ顔でやってきた。
もちろんですよ、とパドルアウト。
通常なら体重の重い人が後ろになるのだが、タンデムにはINTで一日の長がある俺が後ろ側、つまり舵取りとする。
こんな感じで、ヤッホー!と言いながら乗る新感覚。
前出のトム・ウェグナーと同系の「直滑感覚」がこんなに楽しいとは!
と誰もいないダンパー地区で楽しくサーフ。
さらには「きんちゃんにも」ということになり、彼とも乗りました。
俺ときんちゃんは長年の友人であるので、息が合うはずだけど、乗ってみると彼は右ターン、俺は逆ターンをしてしまうことに気づいた。
体重のかけ方が違うのですね。
とこんなアクロバットライドをして、俺たちの「くもりひとつない完璧な楽しい日。けれど雨が降ってきた」休日はこうして終了したのです。
よーし、温泉に行くぞ!
とワイパーを動かしながら河津に向かったのです。
(続く)
吉佐美といえば『YOROZUYA』です。名前の通り、色々な物が売ってて、すごくオススメです!因みに自分が作ったTeeも置かせていただいてます…
「竹槍出っ歯軍団」は私の前を通過しましたが、音はうるさいけどニコニコで会釈してましたよ。
私は隣の多々戸浜にてサーフしていました。
う~んお会いしていろいろお話をお聞きしたかったのですが残念です。
暴走族ではなく、いま流行っているという旧車族では??
30歳超えたオッサンばっかじゃないですか?
直人さんナイスガイですね、近いうちにお会いできそうですね、楽しみにしております
アライアって板ですよね?
雑誌でしか見たことないですが、かなり薄く身近な物で例えるならベニヤ板のようなものに見えました。テイクオフ以前に浮くのかが気になるところです。
タンデムサーフィン、楽しそうですねっ!できれば女の子と、、、。
イカンイカン!笑
ヨロズヤ了解です。
次回サーチしてきますね。
彼らは多々戸浜でもにっこにこでしたか!
いい人たちですね。(笑)
今度一度運転してみたいです。
次回お会いしたいです。
旧車族というのですね。
すごい車群でした。
「昭和」ですね。
次回ぜひ!です。
水曜日ですね。
あまり浮かないのですが、パドリングをすると揚力で浮き上がります。
女の子とのタンデムいいなあ。
写真はないけどリリーさんとしたんですよ。
軽くて楽でした。