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冬うねりの緊張_「いかにしてプロフェッショナル・フォトグラファーになるか」

8-12 ft.
3 ft.overhead to double overhead+
fair-good conditions.

という北北西うねりが届き始めた。
今年2回目の冬うねりであるという。

遠くから、きっと日本の北からはるばる届いたうねりなので、過分な重量と速度を持った強いうねりだ。

リーシュを確かめ、フィンプラグの増し締めをしてブレイクに向かう。

真から敬虔な気持ちになる「サーフィング」という教え、そんな緊張感あふれる朝だった。

ソフトサンドはクローズアウトと推測して、メジャーリーグベイに行く。

すると砂がリーフから取れていないようで、こんなショアブレイクだった。

乗って乗れないこともないだろうが、

ショアブレイク系なので浅いリーフに激突するか、下手をすると首の骨を折る系なので、あきらめてイナリーズ手前を見ると、ここも同様に「どん深」の地形で、波は一気に砂浜に炸裂していた。

仕方がないので、最少的な選択で闘牛岬で膝波サーフした。

波は明日が一番大きいというので、これからの24時間でメジャーリーグベイの砂が動いてくれることを願いながら帰宅。

大きすぎるとソフトサンドがだめで、他ブレイクは地形が悪い。
ノースショアに行く時間もないしなあ。

ハナペペの街を越えたところでこんなきれいな虹が出ていた。

明日はいい波になりますように!

(おまけというか、追記)
カリフォルニアの大学生なんだけど、友人の彼女が写真を専攻していて、その課題は「いかにしてプロフェッショナル・フォトグラファーになるか」という現実的なものだった。

で、俺に質問メールが廻ってきた。

答えたのがこれです。

質問
1 プロフェッショナルフォトグラファーになった経歴をおしえてください。(きっかけなど)

A.元々はプロフェッショナルサーファーだったのですが、なんとかこの業界に残れないか?と思案していたら「ああ、俺は写真が撮れたな」と思いつき、そこから機材を揃えてチャレンジしました。

2 プロフェッショナルフォトグラファーの任務、責任は船木さんにとって何ですか?

A.自分の伝えたい感性の作品を世間に残すことだと思います。

3 普段の仕事パターンをおしえてください。

A.最近は未明から海岸に行き、夜明けの無人波の作品を撮っています。
夕陽がきれいな場合は夕陽波も撮ります。

4 プロフェッショナルフォトグラファーとしての充実感はどんな時に感じますか?

A.自分で感動できるすばらしい作品が残せたときです。

5 プロフェッショナルフォトグラファーとしてのチャレンジングな事は特別にありますか?

A.新しい表現を試すことです。そしてそれを自分のスタイルとし確立することです。

6 仕事の好きな所、嫌いな所はどんなところですか?

A.好きなところは好きなとき、好きな場所(海の上)で働けること、夢を見られること、作品を後世に残せること。

嫌いなことはあまりないのですが、強いて言えば他の写真家と較べられること、でしょうか?

7 今、不況の影響などで船木さんが働いている業界(サーフィン、またはフォトグラファー)で何か変化はありますか?

A.マガジンプリントで言えば、現在はデジタルフォト全盛で、カメラを持ったら全員プロ、みたいな過当競争が起きていますが、不況による影響はありません。それは私の作品は紙媒体に重点を置かず、展示を主としているからです。

8 どんな性格や要素がプロフェッショナルフォトグラファーとして求められると思いますか?

A.探求心、そしてひらめくようなインスピレーション。写真の面積の中に表現できるコンポジション。これらに尽きると思います。
努力、と言うと簡単ですが、24時間写真術(作品)のことを考え、熟成させ、それを表現していく耐久力も求められると思います。

9 私にアドバイスがあればおしえてください。

A.あきらめないこと。もし今気に入らない作品があっても、それはNGではなく、いつかすごいものになっているかもしれない、という希望を持ってください。
そして「これを撮りたい!撮るんだ!!」という気持ちになるまでカメラを持たないこと。

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こんな返信をしました。


12 thoughts on “冬うねりの緊張_「いかにしてプロフェッショナル・フォトグラファーになるか」

  1. TAKASHI

    よく解かりませんが芸術というのはすぐにいい評価をされるのはまれのようですね、だいたい後々に凄い作品だとか言われるような気がします
    生意気言ってすいません

  2. 5582ゆかり

    今の自分に置き換えて自問自答しました。

    WEBサイトのデザイン、書について。
    芸術を世に作り出すという点で、写真と似ているのかなぁと。

    船木さんの答えを読んで、はっとしました。
    プロとはなんぞや?って考えさせられました。

    私は24時間、WEBのことや書のことを考え続けたことがない。
    探究心が始めたころより薄れてしまっている・・・

    >「これを撮りたい!撮るんだ!!」という気持ちになるまでカメラを持たないこと。
    書もまさにそうだと思います。
    やる気ないときにやってもいい字は書けない。
    書きたいことを書くときって自由な表現で気持ちで
    インスピレーションを働かせて楽しいです。

    いい刺激になりました!!
    ありがとうございます♪

    今日はいい波になりますように?☆

  3. Fg

    良いものもらいました。

    今宵は良い夢見れそうです。(笑)
    ありがとうございます。

  4. M

    私も海・波・夕日を撮るのが好きで、たまに撮るんですが、イメージって何なんでしょう。
    ただ見た景色に感動し、シャッターを切る。私のレベルでは自己満足でしかないです。

    他人の評価はどうあれ、自分が納得する1枚って意外と難しいなーと思ってます。

  5. ふなき

    評価は気にしないことですね。(笑)
    この最高峰の機械で写真を撮れることがうれしいです。

  6. ふなき

    いい夢は見られましたか?
    私はAVISOジョンがせむし男になってしまった夢を見ました。

  7. ふなき

    そうなのです。
    自己満足をどこまで高めるかが、勝負なのでは?
    と感じています。

  8. エリツン

    ハワイ住んでたとき、毎年みんなでそちら方面へトリップしてましてー、メジャーリーグベイでは結構なんどもGOOD WAVE乗りましたの思い出しました~☆ いい波いっぱいですね!

  9. ふなき

    おー!
    メジャーリーグベイ経験していたのですね。
    いい波ですよね。
    今年はまだ砂だらけだけど、もうすぐでしょう!
    ビキニの調子はいかがですか?