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naki's blog

ハッピーホリデーズ@ノースハワイ_ジロバンニの誕生_千葉北ドライスーツ_昭和47年ワンタンメン@名糖食堂_(2395文字)

ノースハワイのクリスマス。

島最大のショッピングモール

『ククイ・グローブ』では、

クリスマス合唱団が歌を歌いました。

ハワイはこれにフラが加わります。

これはアニー。

カイラとノアでビーチハウスに行った。

みんな楽しそうにサーフ。

ずっとずっとハッピーサーフィンができたらいいなぁ。

こちらは余談だが、

ラカ法王の後継者である宮沢太郎くんに弟が生まれた。

今日は生後30日目となった。

二郎くんというのだが、

ミヤサバ先生がはるか昔に書かれた

『銀鯖道の夜』というのがあり、

その主人公のジロバンニからとった名前だという。

私は空海二世だと思うのだけどなぁ。

さて千葉北タマサキ。

ご覧のように霜が降りた。

「こんな日にも海に入りますか?」

そんなことを聞かれたが、

最近はウエットスーツの性能がいいので、

さらにはインナースーツ

ブーツ&グローブまであるので、

そこまで寒くない。

さらに極寒用の、

サンプルがNAKISURFに届いた。

それは『ドライスーツ』。

友人が、

「一度着るともう止められません」

と言っていたこのドライスーツ。

今日はそれを試してみることに。

見た目はウエットスーツだが、

ブーツ、

グローブが一体となっており、

首のサイズさえだいたい合えば、

大きめで大丈夫とのこと。

洋服の上から着られるということで、

ベルトを外し、

靴下の下にジーンズをしまいこんだ。

思い出すのが、

釣りをしていたときに使っていた

「チェストハイウエーダー」

という胸まである長靴。

あれを着ていると、

冬でも暖かく、胸まで水の中に立てたので、

それは重宝したのです。

ジャケットを脱ぎ、

そのまま上半身を着ていく。

洋服の上から着られるのは、

当たり前だが、

脱がなくていいのでそれは暖かい。

首も入れると、

背中のドライジッパーのみが残るので、

これをジーっと密封すれば完成。

手も温か。

この光進丸(CJ10’0″)にワックスを塗って、

いざいざと、

ほぼ無人のブレイクに向かいます。

ドライスーツで大切なのが、

「空気抜き」といわれる動作。

これは、

入水しながら沖に向かって歩いていき、

ドライスーツ内にたまった空気を首から抜く。

これでダックダイブもワイプアウトも大丈夫。

これをやらないと浮き袋になってしまうので、

必ず空気は抜いてくださいとのことだった。

でも大波のときには浮かんだ方がいいので、

あまり関係ないような気もするが、

石井博士はサーフィンしないのでわからないのかもしれない。

タマサキのエックス。

ここはテトラが陸と平行に50mほど入っている関係で、

正面からのうねりはほとんど吸収し、

南横にイリエ堤防、

北400m先横にはインポッシブルの堤防がある。

よって、

うねりが2〜5方向から入り組む遠浅浜。

横波ウエッジ、

サイドウエイブが集まってピークするオモシロブレイク。

波が合わさるときに「X」という文字を描くので、

私は『エックス』と呼んでいる。

波が薄いというか、

パワーが全くないので、

大きなボードがあると楽しい。

光進丸をゆったりと、

無人のブレイクで滑らせ、

世間から離れられました。

陸から離れ、

携帯電話もなく、

大海原に浮いて沖を見ているのは世捨て人みたいで、

サーファーの持つひとつのヨロコビを感じていた。

ここはいつも全く誰もいないので、

全力パドルし、

波に乗りまくった。

ダッシュの連続のようだ。

予定数終了して岸に上がり、

ドライスーツを脱ぐと、

体は汗でびっしょり。

波乗りって、

こんなに発汗しているのかと驚いた。

というか、

この寒さの中で瞬時に汗をかけるスポーツってあまりないだろう。

やはり「ドライ」をうたうだけあって、

内側が濡れておらず、

ドライスーツは一瞬でプルプルンと脱げてしまった。

最後は靴を用意し、靴下のまま靴に着地し、

着替え完了!

そして体はぽっかぽか。

寒くてサーフしたくない、

冷やしたくない、

冬場のトレーニング&ダイエットにいかがでしょうか?

「ドライスーツ、百聞は一見にしかず」

というボディコピーでしめさせていただきます。

【第二部:ハッピーサーフ警備隊 西へ】

脚本:金城哲夫風

スタッフたち、

そしてお客さまの間でカルト的人気が高まる

『名糖食堂』。

4代目のご主人より、

「ここは一ノ宮で一番古いのです。明治時代に創業しました」

と伺いました。

先代からのお味は、

昭和47年に極まり、

そのままのレシピを現在まで完全保存してある希有な食堂だ。

NAKISURFスタッフたちの人気メニューをまとめますと、

1位がダントツで『焼肉定食』。

これは私を除く全員が注文するという超人気メニュー。

次点が『カキフライ定食』

そして『中華丼』

後は順不同で、

『ワンタン麺』

『カレー南蛮そば』

『鍋焼きうどん』

『魚天ぷら定食』

『玉子とじそば』

となりました。

昨今のグルメ路線とは一線を画する名糖食堂。

ここで食べた全員が口を揃えて言うのは、

満腹感、

タイムスリップ感、

そして多幸感などをもたらしつつ、

強力な依存性があるようだ。

その依存性の強さから、

食堂の建物やメニューは古ぼけて作ってあり、

これはご主人が、

エンスー・マルビ風(©ナベゾさん)とすることで

多くの人を寄せ付けないように無意識のうちに配慮した結果なのであろうか。

「食」も生きるために重要なことであり、

時にわれわれは食に熱中する。

昭和47年ごろ、

「あぢ苑」から出前で取ったワンタンメンが突然出現した。

およそ38年前の記憶である。

私はコタツに座っていて、

向かいにブラウン管のTVがある。

冬だったのだろう。

TVには、

シークレットハイウェイ9号線を走るポインター。

スーパーロボットが出現した神戸港が映っている。

ペダン星人が化けたドロシー・アンダーソンの、

かわいい顔までも立ち上ってきた。

食べものの記憶はすごい。

ありがとう名糖食堂。

あなたは時代をさかのぼる料理人で、

とすると、

ホーチョーニンアジヘーの現在の姿かもです。

(©牛次郎&ビッグ錠)


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